this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
故郷での夏休み
<< もどる
1
…
25
26
27
28
29
…
60
つぎへ >>
●ルーツと約束
両親は東京にいるのだが、
御剣 刀
は、主に祖父母のところに住んでいた。
今でも両親との関係は微妙なので、里帰りというなら、祖母のところにでもと思いついた。
(京都か……いつも通り過ぎるだけで、観光はしたことが無いんだよな)
興味があるので、京都に寄って
橘 千歳
に案内を頼めないか聞いてみることに。
駄目ならひとりで観光すればいい。これは、いい切っ掛けになる。
思い切って訊ねると、この日に京都に帰るから、待ち合わせ場所とかは後で連絡するという答えが。
「いいのか?」
「私で良ければ案内するわ」
双子の姉と一緒に京都に実家に戻ってきたのはいいが、正直、お屋敷な家にいるのは落ち着かない。
家にいても落ち着かないのは、何をするにもメイドが付いてくる。
ドレス姿が似合っていないという理由があるからだ。
(姉さんと違って、私は生粋の令嬢というわけじゃないし)
家の習慣で7歳まで神社で育てられた、完璧すぎる、過保護な姉と比較される幼少期を過ごした。
自分にはお嬢様っぽいものは似合わないという固定観念を持っている。
堅苦しい雰囲気に絶えている時、刀が京都を案内してくれないかと聞いてきたのを思い出した。
祖母がいる瀬戸内海にある島に帰る前に、京都に寄ると言っていた。
このまま実家にいても息が詰まりそうなので、京都案内を理由に家を抜け出すことにした。
「学校の友達が京都に来ているので、市内を案内してきます」
似合わないドレスから、いつも通りのカジュアル系の洋服に着替え、刀と京都駅で待ち合わせを。
連絡先を前もって聞いていたので、公衆電話で京都駅で待ち合わせをしようと伝えた。
京都駅に着くと、制服姿の刀が待っていた。
「待たせたかしら?」
「いや、さっき着いたばかりだ」
刀に会うと、寝子島に戻ったみたいでほっとする。
「どうして制服を着ているの?」
「制服はいろいろ便利なんだよな。深い理由はないよ。千歳、どこを案内してくれるんだ?」
「そうね……」
平安神宮とか清水寺、あと思いつくところは……。
「そうだ、刀君、新撰組とか興味ある?」
「…新撰組? 興味あるけど」
「興味があるなら、近くに新撰組の屯所があった八木邸や、ゆかりのある壬生寺があるけど。行ってみる?」
「へえ、そんなところがあるんだ。是非とも行ってみたいな」
刀が新撰組に興味があって良かったと安心した千歳は、さっそく八木邸に刀を連れて行った。
「刀君は、新撰組隊士だと誰が好き? 私は副長の土方歳三が好きかな」
名前に同じ『歳』の字があって、ちょっと嬉しかったり。それが好きな理由だ。
「なるほど、千歳は土方さんが好きなんだな……」
どことなく嬉しそうな千歳を見ていたら、刀はイラッときた。
(何でこんなことで? 歴史上の人物に焼きもち妬いてもしかたないだろう)
そんなことを考えていたので、せっかく千歳が案内してくれても「おー、すごいなこれ」「ここもすごい」としか言わず。
他にも見て回ったのだが、同じことしか言わない刀が退屈しているのかと不安になる千歳だった。
「さっきから、すげーとかへーとかしか行っていないけど……退屈だったりとか……?」
せっかく案内してもらったのに、つまらないことを考えていて上の空だった、とはさすがに言えない。
「いや、そうじゃなくて。京都に漂う空気というか、雰囲気がいいよな、と感じててさ。それで、すごいとしか言えないんだが」
「そう……だったんだ。最後に、もう一箇所だけいいかな。それほど有名でもない神社なのだけど……」
「神社? いいよ。どこの神社?」
新撰組のことで気まずい思いをさせてしまったので、千歳に付き合うことにした刀だった。
どこと聞いても何も言わないので、刀は黙ってついていった。
「ここよ」
着いたのは参拝者もまばらで、観光客の姿もない閑散とした神社だった。
「この神社で、私は7歳まで育ったの……」
「千歳が過ごした神社? ここで7歳まで過ごしたのか」
刀には、実家のお屋敷より、自分のルーツみたいなものであるこの神社を見てほしかった。
「あ、ごめんね。最後に地味なところに連れてきちゃって。退屈だったでしょ?」
「いや、案内してくれてありがとう。いいところだな。空気が澄んでるし、居心地がいいよ」
ここに案内してくれたということは、千歳は、自分に幼い頃のことを知ってほしかったからだろう。
そこまで気を許してもらえていると思うと、少し照れ臭い。
「次は、俺が幼い頃に過ごした道場を案内するよ。祖父が死んだから今は祖母がいるだけなんだ。喜ぶよ」
「約束よ、刀君」
いつか必ず連れて行く。神社の前で、約束を忘れないよう指切りげんまんするふたりだった。
<< もどる
1
…
25
26
27
28
29
…
60
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
故郷での夏休み
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
カターレ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
67人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月24日
参加申し込みの期限
2014年07月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!