this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
『somnium』に灯すエッグキャンドル。
1
2
3
4
5
つぎへ >>
(ここって……人の夏休みの宿題を手伝うお店なの?)
不意の誘いに、思わず
桃川 圭花
はぱちくりと目を瞬かせて老婦人をじっと見た。そんな圭花の眼差しに、伊都子さんが気づく様子はなかったけれども。
そのまま様子を観察しながら、柔らかな口当たりのミルクティーをこくり、飲む。苦いものは苦手だからと頼んだけれども、なかなか良い感じだ。
良い感じといえばこの店も、圭花は嫌いじゃない。あまりの暑さに耐えかねて、歩いてる最中に見つけたお店にふらりと入ってみたのだけれども、内装はとっても良い感じだし、雰囲気も悪くないし。
だからこそ、普通にはなかなかない展開を興味深く見つめながら、お茶を飲む。そんな圭花の隣の席で、
紅林 柳霞
は思いがけない素敵なサプライズだと顔を輝かせて、正面の
荒井 景貴
を見上げた。
以前『somnium』を訪れた時、お菓子をテイクアウトした柳霞は、それをお土産に景貴を訪ねたのだ。そうして自分も行ってみたいと言う彼と、今度は一緒に行こうと交わした約束を、今日は果たしに来たのである。
そんな『特別な日』の、素敵な偶然。これを逃す手はもちろん、ないから。
「エッグキャンドル作りをするって……素敵だね、景貴さん、参加してみようよ♪」
「そうですね。何だか楽しそうですし、僕達も一緒に参加してみましょうか」
楽しげな笑顔で誘った柳霞に、誘われた景貴もまた微笑んで頷いた。やっと訪れる事のできた、景貴と同じく洋菓子を作って出すお店での『エッグキャンドル作成教室』――先ほど聞こえてきた少女の叫び声からすれば、いつもやっているというものでもなさそうだし。
これも何かの縁に違いないと、早速伊都子さんに参加したい旨を2人揃って告げに行く。そんな2人と同じように、こちらは『somnium』の常連である親友同士も、突然の誘いに興味を示していた。
一緒にいかがと誘ってくれた、伊都子さんの方へ
黒依 アリーセ
はひょい、と目を向ける。フルーツゼリーを食べる手は、この俄かなサプライズですっかり止まってしまっていて。
アリーセちゃん、とそんな親友に
雨寺 凛
が声をかけた。
「せっかくだし一緒に作ってみようよ! 楽しそう!」
「ええ、面白そうね」
楽しげに響く凜の言葉に、アリーセが眼差しを戻して真っ直ぐ凛を見つめ、微笑んで頷く。それににっこり笑って凛は、早速伊都子さんに手を振って、自分達も参加したいと意思表示をした――『somnium』のスイーツはとにかく美味しくて、ついついアリーセと一緒に足繁く通ってしまうものだから、常連としてしっかり木原夫妻にも認識されていたりする。
そんな風に、ちらほら集まり始める人々の中で、
八神 修
は早くも作るキャンドルのイメージを固めつつあった。そのために必要な材料も確かめて、うん、と1つ頷いて。
すみません、と伊都子さんに声をかけて尋ねたのは、装飾用のリボンやジェルキャンドル用ワックス、カモミールのアロマオイル、硝子粒、中くらいのビーズにオハジキ、親指頭大のヒヨコの硝子細工といった品々の有無。
「ホームセンターにも行こうと思うんですが、ソムニウムで売っているものがあれば、と思って――あと、六個入りの紙製の卵パックの容器もあれば」
「そうねぇ。リボンとおはじきと、ビーズなら雑貨を作る時のがあるのよ」
そんな修に伊都子さんが、要りような分だけ差し上げるわ、と微笑んだ。売り物ではないのだから、お代は結構よ、ということらしい。
残念ながら卵のパックは、スイーツには卵を使うものも多いから、お店では業務用の大きな単位のものを買っているのでないと言う。申し訳なさそうな伊都子さんに、そうですかと気にした様子もなく頷き修は店を出た。
他の材料を買いにホームセンターに行くついでに、スーパーにでも寄れば卵の紙パックも見つかるだろう。中身の卵は自宅に持って帰るか、お店で使ってもらえば良い。
とまれまずはホームセンターだと向かう、修を見送って
綾辻 綾花
も、何か買ってきておいたほうがいいものはないか、伊都子さんに尋ねた。いつもはお客さんとして来ている綾花だけれども、滅多にない機会だし、せっかくだからエッグキャンドル作りだけではなく、何かお手伝いが出来れば、と思ったのだ。
そんな綾花の言葉に、顔見知りでもある気安さからか、伊都子さんはそうねぇ、と微笑む。
「せっかくだから蝋を追加しようと思ってるの。甘えて、お使いを頼んでも良い?」
「もちろんです……ッ」
その言葉に綾花がこくこく頷くと、助かるわ、と微笑んだ伊都子さんが、早速馴染みの店に電話をし始めた。その電話が終わるのを、ちょこんと傍らに立って待っている彩花から少し離れたところでは、
後木 真央
が卵の殻を用意しようとしている高明さんに、バケツプリンのロマン(?)について熱く語っている。
店にいた人の分だけとはいえ、10人以上の卵の殻を用意するのなら、すでに割ってあるものの中から使えそうなものを探すだけではなく、新たに中身を抜いて用意することもあるだろう。となればせっかくの機会だし、バケツプリン・ウィズ・エッグキャンドルもやってみたい、むしろやらねば、と思ったのだ。
「冷凍2時間冷蔵2時間だけど、キャンドルも4時間冷やすのだ、だからこの際バケツプリンうぃずエッグキャンドルが良いと思うのだ♪」
「なるほど、面白そうだね」
そんな真央の、即座に調べたレシピも見せながらの情熱的な言葉に、高明さんは言葉通り面白そうに微笑んで、快く真央に厨房の一角を使っても良いよと頷いた。材料もある程度は揃っているから、好きにしても良いという。
ありがとうなのだ♪ と真央は満面の笑みで高明さんに礼を言い、早速、足取りも軽く厨房へと向かった。もちろんエッグキャンドルも作るけれども、何よりまずはバケツプリンだ。
そんな真央の楽しげな背中に、知らず
御巫 時子
はほっこりと微笑んだ。こんな楽しいお客様も含めて、賑やかで、けれどもいつでもどこか心が暖かくなる『somnium』は、時子にとって居心地の良い場所だ。
だから今日もそんな空気を求めて――そうして高明さんと伊都子さんの元気な様子を見に行こうと思って、鳥さんを誘ってやって来て。不意に始まったキャンドル作りは勿論のこと、時子もまた綾花のように、何かお手伝いがしたいと思っているけれども。
実は時子の興味を引くものが、今日はもう1つある。エッグキャンドル作りのきっかけとなった女の子――木原夫妻に孫がいるのは聞いていたけれども、実際に会ったことはない。
あの女の子がそのお孫さんなんでしょうか、と心の中で考える時子の気持ちを代弁するように、いつものようににゃーくんと一緒にやって来ていた
桜庭 円
が「伊都子さん」と声を上げた。おじいちゃん、と言っていたからにはきっと、そうに違いないけれども。
「お孫さんですか?」
「ええ、理子っていうのよ。ごめんなさいね、騒々しくて」
「理子ちゃんっていうのかー、可愛いいなぁ」
伊都子さんの言葉に、けれども円は全く気にした様子もなく、寧ろ興味津々で理子をじっと見つめる。そんな円と一緒に、目をぱちぱちさせて理子を見ている子猫のにゃーくんは、この知らないおねーさんだれだろー? とでも言いたげだ。
理子はそんな注目に、少し恥ずかしそうな、戸惑った表情になって、ぺこん! と大きく頭を下げた。そうしてキッチンへとぱたぱた駆けていく。
そんな理子に、時子と円は顔を見合わせて小さく笑って。
「ボクも殻洗い手伝おうかな!」
「はい。頑張りましょう」
小さく拳を握り締めた円に、時子は小鳥のように頷いた。
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
『somnium』に灯すエッグキャンドル。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月25日
参加申し込みの期限
2014年07月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!