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猫鳴館の自室の窓を気合と共に開け放つ。
奈良橋 博美
は青いパジャマ姿で窓から上体を乗り出した。正面の鬱蒼とした木々が目に涼しい。実際は無風に近く、博美は丸首の辺りを摘まんで前後に動かした。
微かに起こる風では満足できない様子で窓枠に片足を掛けた。強い視線を屋根に向けたまま、斜め上に跳んだ。
ろっこんの発動条件を満たして、瞬く間に博美を夜空に押し上げた。中空で向きを変えると、滑空するトンビのように屋根の中央に舞い降りた。
加工した竹で葺いた屋根は白い丸みが穏やかな波頭を思わせる。博美は仰向けになって波に身体を任せた。
「みんなで作ったんだよな」
博美は瞼を閉じて言った。頭の上の方から、ホーホー、と何かに感心したような梟の声が聞こえてくる。耳が微かな虫の鳴き声を拾った。
博美のショートの髪が右に流される。風がくる左に身体を向けると、すぐに無風となった。
「サービス悪いぞ」
少しの悪態で俯せの姿勢を取った。顔は真横に向けている。しばらくして少し身体を横にずらした。瞼を閉じた表情に苦痛の色が見え隠れする。
博美は仰向けに戻った。小さな胸の辺りを手で摩って、痛いぜ、と呟いた。
落ち着いた頃、博美は瞼を開けた。木々の先端に縁取られた空が見える。星の数は多くないが少なくもない。
すっと上がった人差し指が夜空を示す。ゆっくりと動いて星と星を繋げていく。半ばまで星座を描いて力尽きた。
「……星は眺めて楽しむもんだぜ」
大の字の姿になって、黒い円らな瞳で星を眺めた。虫の声が聞こえる。梟は狩場に出掛けたのだろうか。代わりに甲高い鳴き声を耳にした。
「鳥かな」
耳を澄ますと、色々な音が重なって聞こえてくる。枯草を踏み締めるのは野生動物なのか。獲物を求めるかのように音が移動した。単発でけたたましい鳴き声がして、別方向では何かを引きずるような異音が混じる。
それら全部が山の息吹となって博美を包み込んだ。そこに束の間、微かな寝息が加わった。
「……俺は、負けないぜ……」
右の拳を握って空に突き上げた。瞬間、全身が震えて瞼を開けた。空に瞬く星を目にして、なんだ夢かよ、と不貞腐れて言った。
立ち上がった博美は左右の腕を交互に回した。仕上げに背中を限界まで反らし、瞬時に姿勢を正した。
もう一度、空を見上げた。
「修復もいいが、長く星を眺めるには改造も必要だな」
空と屋根の一部を見比べたあと、博美は少年のような笑顔を見せた。
「また、くるぜ」
親しみを込めた言葉を最後に博美は燦然と輝く星空に向かって跳躍した。
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担当ゲームマスター
黒羽カラス
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月13日
参加申し込みの期限
2014年06月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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