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手作り品マーケット、本日開催
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【行く人、来る人】
荒井 景貴
とおそろいのテディベアを手に入れた
紅林 柳霞
は、店に戻る前に、
紅林 千尋
への差し入れを用意したいと、景貴に話した。
「店番をお願いしてしまいましたからね」
「そうなのよ。向こうで、かき氷と飲み物を買ってから戻ることにするね」
「そうですね」
「えっと、だから、じゃあ……、行こう?」
きゅっと景貴の手を握って、柳霞はかき氷の屋台へ向かう。
どっきんどっきんと鼓動が鳴って、やけに顔が熱かった。
つないだ手の平伝わる熱に、目眩がしそうだ。
こんなに暑い日には、やっぱりかき氷だと、柳霞は思った。
「ただいまー」
「おかえり……」
いかにもほっとした顔で出迎えた千尋に、柳霞と景貴は、イチゴのかき氷を差し入れした。
「えっ、俺に……!?」
「どうして驚くのよ。イチゴ味でいいのよね?」
「うん。……ありがとう」
千尋がかき氷と飲み物を受け取ると、景貴がいとまを告げた。
「すみません、もう少しゆっくりしたいのですが、そろそろお店のほうへ戻ります」
「そうよね……。今日は来てくれてありがとう。とっても嬉しかった……」
「僕もですよ。……千尋さんも、今度『Raton』へ遊びに来てくださいね」
「はっ、はい!!」
飛び上がった千尋は、ざざっと土下座をして、平伏したまま返事をした。
両手を上にかかげ、かき氷だけは死守している。
「ええと……、顔を上げてくださいね……?」
まばたきをして、景貴は柳霞に会釈をした。
「それでは、また」
名残惜しさを感じていた柳霞も、ぐっとこらえて景貴を見送った。
「景貴さん、また今度。気をつけて帰ってね」
微笑む景貴に、柳霞も笑顔を返し、手を振った。
「真央、おまたせ。行ってきていいよ」
駒鳥と護が戻って来ると、今度は真央が、店を修に任せて出かけていった。
「ありがとなのだ~! 真央ちゃんも、見に行きたいお店があったのだ!」
元気よく駆けていく後ろ姿を見送って、修の腕の中で、パトラがにゃおんと一声鳴いた。
「夏朝ちゃん、来たよ~、なのだ~っ」
「後木さん、いらっしゃい」
真央を出迎えたのは、
恵御納 夏朝
と
遠野 まほろ
だ。
「やっぱり夏朝ちゃんのところには、おネコさまグッズがあったのだ~♪」
売り場を見て、真央が喜びの声をあげる。
「キーホルダーとしおりと、それからおネコさまのぬいぐるみをくださいなのだ」
「ありがとう。はい、どうぞ」
「わああい!」
購入したものを抱きしめて、次に真央は、
旅鴉 月詠
のところへやって来た。
「たのもーう!」
無人の売り場に、元気の良い声が響く。
「いらっしゃい。……ベルを鳴らしたまえよ」
「月詠ちゃん! おネコさまの絵、すばらしいのだっ!」
うっとりとして絵画を眺めていた真央の目が、ぱっとカウンターのほうを向く。
「不覚だったのだ……! あんなところに、たくさんのおネコさまが……っ」
「ああ、木彫りの猫ダルマだよ。小さくてかわいいだろう」
「かっわいいいいーーー! のだ!」
さっそく真央は飛びついて、猫ダルマをサイズ違いでいくつか買った。
「気に入ってもらえたようだね」
「月詠ちゃん、やっぱり器用ですごいのだ~! ありがとなのだっ」
にこにこと笑顔を浮かべて、真央は猫ダルマたちを抱きかかえた。
「まもちゃん、こんにちはー。くまちゃんかわいいですねぇ!」
護の店に顔を出した
椿 美咲紀
が、にこっと笑顔で挨拶をした。
「椿さん、こんにちは。お買い物ですか?」
「取材も兼ねてですよー。立井さんも、お隣なんですね」
「俺もいるんだが」
「あれれ? 八神ぶちょー?」
通路の反対側から声がかけられて、振り向くと、神々しい褌を前にした修が軽く手を振っている。
聞くと、真央の店の留守を預かっているというので、椿はふむふむとうなずいて、三人に差し入れのマグボトルを手渡した。
「冷たいミントティーを持って来たんです。飲んでくださいね」
「よく冷えておるのう!」
「さっぱりしますね……、椿さん、ありがとうございます」
「はい、八神ぶちょーも……って、あれ? そのテディベア、まもちゃんの作ったやつですか?」
「ああ。さっきな」
「へえぇぇ~」
美咲紀が生暖かい眼差しを向けると、駒鳥も星の柄のテディベアを取り出した。
「俺もあるんじゃ。柄違いじゃな」
「むーっ。実は私も、さっきから気になる子がいるんですよね……」
美咲紀は、護の店に戻ると、若草色のチェックの柄をしたテディベアを手に取った。
「ほら、この子。私のことをじっと、連れて帰ってっていう目で見てくるんですよ~。これってご縁があったってことですよね! なので、くださいな~」
「気に入ってくださって、ありがとうございます」
「ふふ~、かわいいですよね~!」
テディベアを受け取った美咲紀は、隣の駒鳥の店に目を移した。
「それにしても、立井さんにこういう趣味があったとは……。器用なんですねぇ」
美咲紀はしみじみとつぶやいた。
「この小さい丸っこいものは……、ちぐらですか?」
「大きい猫ちぐらは完売してしまってのう。こっちの小さいサイズしかないんじゃよ」
「これ、ハムスターも入るかなぁ? かじっちゃいそうですよね……」
「そうじゃなあ。藁じゃからのう。相性は悪くないと思うんじゃが」
「ううぅーん……、ちょっと我慢しましょうか。……こっちの藤の籠、見せてくださーい」
深さのあまりない籠を手にとって、美咲紀はうんうんと考えた。
「若草色のくまちゃんのベッドに良さそうですよねぇ!」
「籠が素朴な色じゃからのう、ぬいぐるみにもぴったりじゃよ」
「かわいいミニクッションを中に入れたら、素敵なベッドになりそうじゃないですか?」
「それはいい案じゃのう」
考えるうちにわくわくしてきて、美咲紀はその籠を購入した。
「たっだいまーなのだ-!」
そうこうするうちに真央が戻ってきて、手の空いた修が、取材を続けるという美咲紀と一緒に行動することとなった。
修と一緒に歩く美咲紀が、足を止めて前方を指さす。
「八神ぶちょー、とっても上手な風景画がありますよー」
美咲紀が指さしたのは、月詠が描いた寝子島の風景だ。
「これはエノコロ岬だな。こっちは、九夜山か」
「ここはどこでしょうねぇ?」
見慣れた景色に混じった一枚の風景に、美咲紀が首をかしげていると、背後から月詠の声がした。
「それは鈴島だ」
「わ。びっくりしましたよ~!」
「なるほど、ここは旅鴉の店だったのか」
「画廊みたいですねぇ~」
「展示に重きを置いているからね。今回のテーマは、『寝子島が生んだ自然』というんだ」
月詠が、キャンバスの並ぶほうへと手をかざす。
この一画だけは、フリーマーケットというよりも、まるで個展のようだった。
切り取られた地元の風景を、ゆっくりと眺めていく人も多い。
月詠も、販売を主としてはいないため、人々が熱心に絵を鑑賞していくだけで満足している。
所持金が心許ないという人には、手元にある金額だけで構わないと言葉を添えるくらいだった。
「アートですねぇ」
しみじみとつぶやく美咲紀に、月詠は隣を見るよう、うながした。
「うむ。ついでに、こっちの衣装の販売も行っている」
「わあ、この服も手作りなんですねぇ、すごいですね~!」
カジュアルな季節ものの服や、メイド服、コスプレ用の衣装を示して、月詠は語った。
「これはうちのメイドの、姉のほうが作った服なんだ。私がデザインしたものもあるね。それで、こっちは妹のほうのメイドのお古だ」
さっとメモを取り出して、美咲紀は取材の許可をとった。
「なるほど~。商品にもいろいろあるんですねぇ」
「着られなくなった服もあるし、それでなくてもいろいろ作るからね、クローゼットのこやしになるより、こうした機会に出したほうがいいだろう」
「それにしても、絵画と衣装の組み合わせって、不思議ですねぇ」
「絵はね、見て楽しんでもらえれば、それでいいからね」
そういった考えのもと、月詠は訪れた人の鑑賞の邪魔にならないように、席を外しているのだった。
「お店にもいろいろあって、面白いですねぇ」
感心したようにうなずいて、美咲紀はしっかりとメモをとった。
「椿、そこの店も見てみよう」
修が足を運んだのは、
市橋 奏楽
のリメイクバッグ売り場だった。
「いらっしゃいま……せ」
顔をあげた
市橋 誉
が、修と美咲紀の姿に気づいて、くるりと背中を向け、他人のふりをする。
「売れ行き、順調なようですね~。取材させてもらってもいいですか?」
美咲紀の問いかけに、奏楽はあいまいにうなずいた。
「あまり役に立ちそうなことは言えないけど、それでよければどうぞ」
「ありがとうございます~!」
美咲紀と修が、デニムのリメイクに関して質問をしている間、誉はじっと存在感を消していた。
かわいいものを購入している現場を見られたわけではないのだが、妙にばつが悪かった。
「ありがとうございました~」
取材を終えた二人が立ち去るなり、ほっと息をついた誉の背中を、物言いたげな顔をした奏楽がぽんと叩く。
「……なんだよ」
「いやー、別に?」
笑っている口元を見て、誉はむっと口を尖らせた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月10日
参加申し込みの期限
2014年06月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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