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手作り品マーケット、本日開催
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【楽しい時間は過ぎていき、思い出が残る】
そろそろ店じまいかという刻限。
会場を訪れる人の姿もまばらになり、品物が売り切れたという店も目立ってきた。
恵御納 夏朝
と
遠野 まほろ
も、ぼちぼち片づけを始めながら、おしゃべりをしている。
「おにぎり、おいしかったね……」
「うん。こういう場所で食べると、少しいつもと違って、楽しかった」
「今日はとっても楽しかったよ……、夏朝ちゃん、ありがとう……」
「僕も楽しかったよ、遠野さん」
一方、
冴木 竜司
は、結局販売できなかったマウスパッドや下着類を抱え上げた。
「夢とロマンの詰まった宝箱を、持って帰らねば……」
許可されなかったのは悲しいが、立ち去る竜司の足取りは軽い。
しまってあるプレゼントが、心をほんわかと温めていた。
桐生 計都
も、すっかり寂しくなった陳列棚を眺めて、満ち足りた気持ちを味わっていた。
宇佐見 満月
や、
紅林 柳霞
と
紅林 千尋
も、少しずつ荷物をまとめはじめている。
その近くを歩いて行く、
奈良橋 博美
の姿もあった。
どこか満足げな空気の流れる中、
旅鴉 月詠
だけは、最後の一人が立ち去るまで絵画を鑑賞できるようにと、店には手をつけずにスケッチを続けている。
片づけの目途もついたころ、
遠矢 護
が、
立井 駒鳥
と
後木 真央
に声をかけた。
「そろそろフリーマーケットもおしまいですね。向こうにかき氷の屋台があるんですけど、食べに行きませんか?」
「あー……、そうじゃなぁ……」
駒鳥は思わず言葉をにごしたが、真央はぴしっと手を挙げて賛成した。
「とってもいいアイディアなのだーっ! 修ちゃんにも連絡して、みんなで行こうなのだ」
買い物に出かけているのであろう
八神 修
に連絡をとると、彼は電話越しにこう言った。
「ちょうど椿と別れたところなんだ。屋台の前で会おう」
話がまとまったところで、護と駒鳥と真央は、手早くあたりを片づけて、屋台へ向かった。
「修ちゃん、パトラも、やっほーなのだー!」
「買ったら、僕のシートが空いていますから、そこでゆっくり食べましょう」
護の声に、皆がうなずく。
「それじゃあ、僕は、レモンで」
注文をする護の後ろで、修がパトラに尋ねている。
「さあ、パトラ姫はどれをご所望かな? イチゴ? 抹茶? 練乳付きのやつは甘いんだぞ」
「真央ちゃんはどれにしようかなーっ、どれもこれもおいしそうなのだ~」
「うーん……、そうじゃのう、俺も……、のう……」
そわそわと迷う真央の横では、駒鳥も困り顔で悩んでいる。
「立井さん、どうかしましたか……?」
自分の分を買い終えた護が尋ねると、駒鳥は言いにくそうにこう告げた。
「実を言うと、俺は冷たいものはあまり得意じゃないんじゃよ」
「かき氷、苦手でしたか! わあ、それはごめんなさい! ……えと、そうだ、自動販売機のおしるこなんてどうでしょう……」
慌てる護に、駒鳥は目を細めて首を振る。
「いや、ありがとな。そうじゃな、温かい飲み物と……、それにかき氷にも挑戦してみるかの! せっかくじゃから」
かき氷と、駒鳥はそれに加えてドリンクを持ち、護のスペースへと戻った。
「うむ。今日は色々なことがあったのう」
皆がかき氷の冷たさを楽しむ姿を眺めながら、駒鳥も少しずつ氷をすくって口に運んだ。
「活気がありましたよね……、新鮮な体験でした」
しみじみと、護がつぶやく。
「皆、いろんな物を作ってるんで、驚いたよ。椿もはりきって、たくさん写真を撮っていたな」
護や駒鳥、真央のように、趣味で作っている物のない修は、三人の顔を感心した様子で見回した。
そんな修は、今のところ、勉強と部活に全力投球といった生活を送っている。
「真央ちゃん、持って来た水褌、全部配ったのだ」
「……普及が進むな」
修がつぶやくと、同意するかのように、パトラも鳴いた。
「終わったな。おつかれさま」
市橋 奏楽
の店でも、全ての商品が売り切れた。
「おつかれさん、奏楽」
「誉が手伝ってくれたおかげだな」
そういえばと、
市橋 誉
は売り場に目を向けて、わずかばかりの淋しさを覚えた。
来店したときに気に入ったあのバッグも、知らないうちに売れてしまったのだろう。
残念だな、などと考えていたところ、奏楽が思考を読んだかのようなタイミングで、件のバッグを取り出した。
「……え? これって」
目を丸くする誉に、奏楽は微笑みながらバッグを手渡した。
「今日のお礼だよ。誉に渡そうと思って、とっておいたんだ」
驚きとともに、喜びがじわじわと胸に染みわたる。
「お礼とか、そんなのいいのに。……でも、サンキュな」
「使ってくれたら、嬉しいかな」
「もちろん使うに決まってるだろ! でも、俺がこれを気に入ってたって、よくわかったな」
「それこそ当然だろう? じっと見つめていたじゃないか」
「……そうだったか?」
「サングラスをかけていても、そのくらいわかるさ。さあ、片づけてしまおうか」
「そうだな。よし、ささっと済ませよう」
プレゼントされた手作りのバッグをしっかりと握りしめて、誉は奏楽とともに、荷物をまとめた。
フリーマーケットは、そろそろおしまい。
暑い夏の一日。それぞれの手元に残ったものは、何だろう……?
END
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あとがき
担当マスター:
瀬野 とうこ
ファンレターはマスターページから!
夏休み期間中の、とある休日。
フリーマーケットでの一日をお届けいたしました。
魅力的な手作り品ばかりで、素敵でしたね!
販売をする方も、お買い物をされる方も、とても輝いていて、
私もフリーマーケットに行きたくなりました。
寝子島も夏は暑くて大変ですが、
暑さを忘れるような充実した一日を過ごしていただけたなら、嬉しいです。
ご参加ありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月10日
参加申し込みの期限
2014年06月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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