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手作り品マーケット、本日開催
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【それぞれのお店事情】
「許可できません。撤去してください」
きっぱりと、巡回の係員にダメ出しをくらった。
「猥褻じゃない! 至高の存在への情熱があふれ出ただけなんだ!」
冴木 竜司
は熱弁をふるったが、女性係員の視線は冷ややかになる一方だった。
「だめです。ここはそういった場ではございませんので、ご理解ください」
「どいひー! 係員さん、手厳しい!」
『龍神屋』という名で出店していたこの店で扱っていたのは、たぎる情熱を目一杯ぶちこんだ、愛と夢のつまった商品たちだ。
至高のおっぱいマウスパッドは妥協をゆるさず、なめらかな盛り上がりのラインと肌触りにこだわって作成してある。
「……手首をサポートしてくれるだけじゃないんだ。むにむにすれば手の平だって幸せになれるし、頬ずりすれば良い夢だってみられるんだ……ぜ……」
もちろん生乳ではいけなかろうと、服を着せたオリジナル美少女版にしてある。
竜司のこだわりと夢と情熱は、マウスパッドだけではなく、女性用下着にも及んでおり、ブラは夢を底上げできるように胸パッドがついているし、なんとパンツは七色に光るのだ。
「俺は、夢を売っているんだ……!」
「早く撤去してくださいね」
がっくりとうなだれる竜司に、係員の催促がとぶ。
「ううっ……、仕方ない……」
紳士たるもの、女性の要望には真っ先に応えるべきだ。
蔑むような眼差しを向けられて、内心どきどきぞくぞくしながら、荒くなりがちな鼻息をこらえて、竜司は店をたたんでいった。
「あーあ、買い物でもするかなー」
出店を取り消されて、時間が余った竜司は、ふらふらとあたりを見て回ることにした。
「あーっ! 竜司ちゃんセンパーイ!」
「むむっ!? その声は……!」
聞き覚えのある声に目を向けると、部活の後輩、
後木 真央
が手を振っている。
「後木も出店してたのか。……すごい褌だな」
竜司が越中褌を見て思わずつぶやくと、真央は目を輝かせて、竜司に学年色別の水褌を押しつけた。
「これ、無料配布のサービス品なのだっ。持っていくのだ~!」
「いいのか?」
「褌普及キャンペーンなのだっ! 褌は何枚あっても困らないのだ~!」
「おう、そっか。ありがとな」
学年カラーの褌を手に入れて、竜司は真央と手を振り別れた。
「ありがとうございました」
手作りのバッグが売れて、
市橋 奏楽
は頭を下げた。
この日、奏楽が出店しようと考えたのには、わけがある。
一度は離れようと考えた音楽の道だったが、ピアノと再び向き合いたいと語った奏楽の気持ちを、養父母は温かく受け入れてくれたのだ。
せめて楽譜代だけでも稼ごうと、奏楽は着なくなったデニムのシャツやジーンズをリメイクして、バッグを作ってきたのだった。
「……暑いな」
しかし、フリーマーケットの会場は、思った以上に人が多い。
帽子をかぶってきたのは正しかった。
もっとも、帽子だけではなく、サングラスまで着用しているのは、知り合いに会ったら気恥ずかしいような気がしたから、というのもある。
「いらっしゃいませ」
また一人、若者がやって来る。
奏楽は背筋を伸ばして、出迎えた。
フリーマーケットの会場には、かわいい手作り品があふれている。
身元をごまかすために着用してきた帽子とサングラスだが、やはりあってよかったと、
市橋 誉
は考えていた。
もしもキュートな小物に夢中になっている姿を知り合いに見られてしまったら、自分のクールなイメージが台無しになってしまうところだ。
「さっきのタオル地の枕カバー、かわいかったな。……ん?」
少し行った先に、カジュアルなデニムの鞄が売られている。
興味をひかれた誉は近づいていき、一目惚れしたデザインのものをひとつ、手に取った。
「ジーンズをリメイクして作ったんですよ。……あれ?」
「え? ……って、奏楽!? 何でいるんだよ!」
「おや、誉。驚いたな……。しかもその格好、どうしたんだ?」
奏楽の視線があやしげなサングラスと帽子に向いていることに気づいて、誉は慌てて言いつくろった。
「お、俺のこれは、そう! 暑さ対策だ! もちろんそうだ!」
「ああ、なるほど。暑さ対策か、大事だよな。俺もなんだ。気が合うな」
「だっ、だろ? ほら、今日、暑いからな!」
誉の背中を、汗が伝っていく。
動揺をごまかすように、並べられたバッグを指さし、言葉を継いだ。
「で……、もしかして、これって全部、奏楽の手作りなのか?」
「そうだよ、見よう見真似で作ってみたんだけど、どうかな。ジーンズだって、ただ捨てるのはもったいないだろ?」
「……奏楽、昔から器用だもんな」
幼い頃から、誉の服のボタンを幾度もつけてくれたのだ。
懐かしい思い出に目元をゆるめた誉だったが、店の陳列を見て、呆れた顔になってしまう。
「商品はいいのに、相変わらず字が下手だな。手書きの値札のせいで、残念なことになってるぞ」
「……そうか?」
率直な意見に、奏楽は苦笑を漏らした。
字が下手な自覚はあるのだ。
「ちょっと俺に任せろ」
見かねた誉が、値札を書き直して、商品の陳列もやり直した。
「大きさ別に並べたほうが見やすいだろ。少しの工夫で見栄えだって良くなるんだぞ」
ほらと、胸を張る誉に、奏楽は感心した様子でうなずいた。
「こういうのは、誉のほうが上手いよな。うん、確かによくなった」
「だろ?」
トートバッグにショルダーバッグ、ポーチと、種類別、大きさ別に分けられて、売り場もずいぶんとすっきりした。
「あ、ほら、奏楽、お客さんだ」
「いらっしゃいませ」
販売の邪魔にならないように、少し避けようと思った誉に、客が尋ねた。
「この紐の長さは調節できるんですか?」
「ええと、そうですね。ここの金具で……」
すぐに、誉も出品している側の人間と間違われたことを察し、販売を手伝おうと気持ちを切り替えた。
「いらっしゃいませ……」
すぐに次の客がやって来る。
訪れたのは、水褌を片手に、ふらふらしていた竜司だ。
「おっ、個性的でかっこいーじゃんかー!」
奏楽の手作り品を褒められて、誉も悪い気はしない。
うんうんとうなずいて、おすすめですよと、声をかけた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月10日
参加申し込みの期限
2014年06月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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