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手作り品マーケット、本日開催
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【出店しよう】
この日、寝子ヶ浜海浜公園は、朝からフリーマーケットの出店のために訪れた人々でにぎわっていた。
空はよく晴れ渡り、日中の気温の上昇が予想される。
会場周辺は緑が豊かで、木陰も多い。
それでも、暑さや紫外線対策のために、帽子をかぶっている人の姿が目立った。
白いテントの張られた本部で、
恵御納 夏朝
と
遠野 まほろ
は、出店の手続きをしていた。
「出店料は300円になります」
「はーい」
夏朝とまほろが150円ずつ支払うと、本部のスタッフは2人に割り当てられた場所を教えてくれた。
「わかりました。あっ、そうだ……」
2人は、受付のスタッフに気になっていたことを尋ねてみた。
「あのぅ、2人で順番に自由時間を設けても大丈夫ですか……?」
どちらもフリーマーケットに出店するのは初めてだ。
勝手が良くわからないと告げると、スタッフは穏やかな笑顔を浮かべて教えてくれた。
「もちろん構いませんよ。ただ、貴重品だけは持ち歩くようにしてくださいね」
「よかったぁ」
ほっとして2人は顔を見合わせた。
「何かありましたら、腕章をつけたスタッフが見回ってますので声をかけてくださいね」
「ありがとうございます」
指定のスペースに向かった夏朝とまほろは、さっそく売り場作りに励んだ。
公園には、同じ大きさのブルーのシートが並び、それぞれに白いパラソルが設置されている。
「夏朝ちゃん、私、家からかわいいシートを持ってきたんだ。これ敷こう……?」
「うん、素敵だね、シートの上に品物を並べていこう」
まほろが持参したシートを敷くと、自分たちのスペースなのだという実感が増した。
手荷物や背負い鞄を次々にシートの上に下ろしていく夏朝に、まほろは尋ねた。
「夏朝ちゃん……、大荷物だよね。何を持って来たの?」
「ええっと、僕はね~」
荷物を開けながら、夏朝は説明していった。
「今日は暑いから、ペットボトルが4本と、塩飴でしょ。タオルと、これは折りたたみの猫さん日傘。筆記用具と、ノートと、おにぎりもあるよ。ツナマヨとおかかを2つずつ」
「うわぁ……、準備万端だね……!」
まほろも熱中症対策にと思って、スポーツタオルと帽子を用意していたのだが、夏朝の用意の良さにはかなわなかった。
もちろん夏朝も、帽子はばっちりかぶっている。
2人のお店の名前は、『ぐるみねこ』。
まほろが用意したものは、動物たちのかわいいぬいぐるみだ。
「わあ、遠野さんのぬいぐるみさんたち、とってもかわいい……!」
目を輝かせる夏朝に、まほろははにかみながらも微笑んだ。
「ありがとう……。夏朝ちゃんの猫さんグッズもかわいいね」
夏朝が並べているのは、猫さんのぬいぐるみキーホルダーと、猫さんしおりだ。
しおりは、ラミネート加工した紙に、きれいな色のリボンがついている。
「キーホルダーはね、最近ちょっと、作るのにはまっちゃって……」
とある仮想空間でキーホルダーを作る際に苦労したので、現実でも実際に作って確かめていたら、だんだん楽しくなってきたのだ。
かわいらしいぬいぐるみと猫さんグッズが並び、シートの上はすっかりお店らしくなってきていた。
「わあぁい、わぁーい! たっつんと護ちゃんがすぐ近くなのだ、嬉しいのだ~♪」
鼻歌まじりに出店の準備を進める
後木 真央
の、通路を挟んだ向かい側に、
立井 駒鳥
と
遠矢 護
が並んでスペースを確保していた。
「なんだか心強いですね……」
「そうじゃのう。今日はよろしく頼むな」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
「真央ちゃんもよろしくなのだ~」
ぱぱぱっと商品を並べた真央が、さっそく駒鳥と護の店を覗きに来た。
「護ちゃん、ミニテディすっごくかわいいのだ~っ」
「ありがとうございます」
護の店のメイン商品は、10センチほどの背丈のテディベアだ。
きれいな色のくまさんが並び、こちらを見ている。
無地のものだけでなく、水玉模様や、チェック柄、それに和柄といった風変わりなものもあり、表情や小道具も様々でそれぞれに個性があった。
お値段はひとつ300円というお手頃価格で、ストラップ加工も可能となっている。
少し大きめのテディベアは、ボアやフェイクファーの生地で出来ており、肌触りも満点だ。
シートに置かれた椅子に布をかけて、護は大きいくまさんを置き、その横にコルクボードをたてて、ストラップに加工した小さいくまさんを吊した。
これまで、レンタルボックスを利用したことはあっても、こうして自分の手で直接販売するのは初めてだった。
若干緊張ぎみの横顔に、真央が元気よく、一体のテディベアを指さした。
「真央ちゃん、この子が欲しいのだ! きゅ~んっときたのだ~っ」
「えっ、あ、ありがとうございます。後木さん、どうぞ」
つぶらな瞳のくまさんを入手した真央と、支度を終えた護は、隣の駒鳥の様子をうかがった。
ファンシーな雰囲気のただよう護の店とは異なり、駒鳥の店は職人気質だ。
シートの上にはゴザと風呂敷が広げられ、日よけに和傘がいくつも立てられている。
「これは立派なものですね……!」
竹や藤といった素材を用いた細工物が並ぶのを見て、護は目を丸くした。
「たっつん、やっぱり手先がすっごく器用なのだ~」
「ああ。祖父の職人友達さんたちが俺の師匠でのう。今日も運搬のために車を出してもらったのじゃ。ありがたいありがたい」
陳列は3つに分けられていて、前面に小さな籠やコースター、それに弁当箱が置かれ、500円と値段がついている。
竹編みの煙草入れと、シンプルで丈夫な籠バッグは5000円。
藤や山葡萄を編んだ手提げの籠バッグは8000円だが、内側に巾着が縫い込んであり、きれいな布と紐で作った花や猫の飾りがついているという手の込みようだ。
これは値段の張る商品なので、寝子島高校の生徒には、3000円で提供してもいいかと駒鳥は考えていた。
そのすぐ後ろには、ザルやバスケット、藤製のパン篭に、角篭や平篭などがそれぞれ2000円で売られている。
一番後方に並べられているのは、藤製の猫ちぐらと、小さな藁ちぐらだ。
大きな猫ちぐらは5000円。小さな藁ちぐらは3000円。
きれいな丸いフォルムが見事な品だった。
「たっつん~、真央ちゃんね、このかわいい籐籠欲しいのだ~」
「素敵ですよね。僕もいただきたいです」
最前列に並ぶ籠を眺める真央と護に、準備を終えた駒鳥は、小さな籠を2人に渡した。
「これは俺からのプレゼントじゃ」
「いいんですか……? ありがとうございます」
「ありがとなのだ-! あっ、そうだ真央ちゃんもあげるのだ!」
いそいそと自分の店に戻った真央は、ふんどしを2つ持って来て、駒鳥と護に渡した。
「これは何かのぅ?」
「学年ごとの色になってる、水褌なのだ~! しめかたが書いてあるペーパーも、はい!」
「解説、手書きなんですね。……ええとその、いただきます」
真央の店には、猫を題材にした手芸グッズが並んでいる。
猫柄のワンポイント刺繍が入った、大きさの様々な袋もあれば、猫柄アップリケのついたフェルト素材のティッシュケースもある。
そんな中、異色の存在感を放っているのが、一本のみの限定販売となる、越中褌だ。
褌をしめた二足歩行する猫のイラストつきである。
「真央ちゃんね、おネコさまラブラブと、フンドシ普及が一緒にできたらハッピーだなって思ったのだ」
「……だから褌も置いてあるんですね」
「愛が詰まってるのだ~っ!」
誇らしげに越中褌を掲げる、真央の表情に迷いはない。
褌普及のためならばと、学年カラーの水褌と手書きのペーパーは無料配布となっている。
3人は、顔を見合わせて、うなずきあった。
「ともあれ、今日はお互い頑張るとしようかのぅ!」
「おー!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月10日
参加申し込みの期限
2014年06月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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