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こびとになっちゃった! ~隠れ里に遺された落神伝説~
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●春の丘4
巨大な花の間を跳ね回る蝶のような
高梨 彩葉
の背中を、
荒海 藤吾
は少し複雑な思いで追いかける。
ふたりは、幼馴染だった。
「彩葉、あんまりうろちょろするなよ」
「わかってるよー。なるべく藤吾のそばは離れないから!」
そうは言うが彩葉のことだからな、と藤吾は<先読み>で危険がないか確かめる。
今のところ問題なさそうだ。……自分のもやもやした気持ち以外は。
「なぁ、彼氏と上手くいってんのか?」
「うへへ。うまくいってるよー」
藤吾は訊いたことを後悔した。
デートしたとか、観覧車でジェラートを食べたとか。
惚気る彩葉は明らかに藤吾に対して気を許し過ぎている。
何故だろう。ため息が出てしまうのは。彼女はただの幼馴染で、今は他のヤツの彼女だっていうのに。
「藤吾は?」と彩葉の瞳が問いかけていた。
答えずに頭を軽く小突く。
「ほら、惚気は中断。まじめにタンポポを取るぞ」
「むー、小突くことないじゃん。藤吾のおにー」
頬をふくらませたそのとき、彩葉は遠くに恋人を見つけた。
彩葉は嬉しそうに駆けてゆく。藤吾の微妙な想いに、気づくことなく。
「Enchanté!」
ジャンヌ・クローデル
は、同級生の
納 十一
の姿を見つけ握手をし……それから、遙か頭上を見上げる。
頭上に咲くタンポポが、明らかに大きくなっているのだ。
「……なんか十一さんの周りの植物凄く育ってない?」
ジャンヌは、元気いっぱいでテンションの高い十一を見つめる。
(もしかして十一さんのろっこんなのかな?)
その通り。十一の<植物活性化>の力である。この状況に興奮しっぱなしの十一は、無意識にろっこんをガンガン発動させていた。茎は伸びに伸び、葉も盛大に広がって、あたりは樹海じみてくる。
「にょえーっ! 虫さんでっかーい! こんにちわー! 猫さんもでっかーい! こんにちわー!」
桃の花みたいにピンク色した髪をぴょんぴょん揺らしながら、
宇佐井 かよ
は飛び跳ねた。
「うっきゃー、ここのタンポポ、ほかのところよりもっとでっかーい! チョウチョさんも楽しそうー!
かよもチョウチョさんみたいにぱたぱたーって飛んでみたいんだよっ!」
蝶の真似をして腕をバタバタさせ、ずべしっと顔から転ぶ。が、かよはそんなことでは挫けない。
仰向けに寝転がったまま、ぐんぐん伸びるタンポポを見上げてまた歓声をあげる。
「すごーーーいっ!! あんなおっきなたんぽぽの綿毛ふーって飛ばしてみたーい!
でも綿毛もおっきくなってるから、かよ頭から綿毛にダイブしちゃうかもーっ!
そしたらかよの頭にタンポポが咲いちゃうー!?」
「うわー、あの子ちょっとウザっ」
十一が自分のテンションの高さを棚に上げ、そんなふうに思ったときだ。
十一のまわりで植物が成長するスピードが、いままで以上に加速した!
ウザいと思った相手のろっこんを強化する――かよの<憎愛エネルギー>の力で、十一の<植物活性化>がますます強化されたのである!
「わっ!?」
突如、地面の下から盛り上がってきたものが、十一の身体をぐい、と高みへ押し上げた。
十一のポケットに入っていたアネモネの種が零れ落ち、みるみる芽を出して真っ赤な花をつけたのだ。
「わぁ……」
ジャンヌは感激した。
「綺麗だな……僕の髪飾りと一緒……」
「ジャンヌー! この花も手折ってよー!」
アネモネの花の上から十一が手を振っている。ジャンヌは頷くと<Chevalier>で霊のラグエルを呼んだ。
「ラグエル助けて。あれを運びやすくしてもらえる……?」
召喚で呼び出されたラグエルは元の人間サイズ。
ラグエルは容易い仕事、と頷くとジャンヌが指差した先――十一の脳天を思い切り殴りつけた!
「何者かにバックアタックされ……た? 目の前が……暗く……」
「ラ、ラグエル!?」
違う違うと首を振るジャンヌだったがラグエルの表情はこれでいいのだといわんばかりで、昏倒した十一を地面に降ろすと命令通りアネモネやタンポポを摘み始めた。
そのころには、世平と風が花飾りを作っているという噂が広まり、みんなが摘んだタンポポは自然と彼らの元に集められはじめる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
174人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月16日
参加申し込みの期限
2014年06月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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