this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ねこ……。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
つぎへ >>
桜庭 円
は以前
泥棒カラスから助けた猫達
を訪ねていた。
目指すは、シーサイドタウンの猫の集会場。
愛猫の『にゃーくん』を肩に乗せた円は、本日はいつものゴスロリでなく、純白のワンピースを身に纏っている。
一足歩くごとに、ワンピースの裾はふわりふわりと跳ね上がって、モンシロチョウを思わせた。
「お友達に会うの、久しぶりだから楽しみだねー、にゃーくん」
円が言えば、にゃーくんは伸びやかに返事をする。その甘えた調子の心地よさときたら!
衝動を抑えきれず、抜け毛がびっしり顔につくのも構わずに、円は夢中で にゃー君の縞々模様に頬ずりした。
どんなに気温が高くても、猫の持つ魅力は変わらない。
勢いに押され、にゃーくんはバランスを保つのに苦心している。
「さあ、お友達だよ、にゃーくん! 皆、遊びに来たよー!!」
猫の溜り場となっている公園で、円は にゃー君を肩から下ろす。
すぐに打ち解けて遊び始めた猫達を、恍惚とした表情で見ていた円の背中を嬉々とした少女の声が追いかける。
「可愛い猫発見です! しかもこんなに、たくさん」
遠くの猫も逃さない、猫ハンター。煮干と猫じゃらし、そして猫メモを手にした
綾辻 綾花
だ。
「おっと、ライバル出現!? 負けるなー、にゃーくん」
円が囃し立てる。
猫達に挨拶をすると、綾花も猫じゃらしを使って、猫達の気を引き始める。
猫じゃらしの先に合わせて、動く猫の首に綾花は心底、幸せそうだ。
「いいなー……、よーしボクも負けないぞー! じゃじゃーん、これを見よ!!」
そう言って、円が取り出したのは、かなりの数の猫缶。
お土産なしじゃ失礼だから、持って来たのだとか。
金属質の音に猫達は敏感に反応する。一斉に群がる猫達に、円はにんまりしながら、次々と缶の中身を皿に出してやった。
一方。
毒島 虹子
は、
弘明寺 能美子
を連れた
夢月 姫
と出会っていた。
猫を探している様子の彼女等に、虹子は
「あちらに猫が向かいましてよ」
と、わざとコケや埃で汚れた、通り道を指差す。
(やだ、あの道を通るの? 服が汚れてしまうわ……)
能美子は身なりを気にしたが、純真な姫は相手の善意を疑わない。
「ありがとうございます! 行こう能美子ちゃん」
能美子も迷いない小さな掌に引っ張られては、ついてゆくしかないかと腹を括った。
細い道は、人が一人通るのがやっと。猫への期待と、小さな子供を連れている責任、汚れとの板ばさみで柳眉をしかめる能美子の葛藤に、内心ほくそ笑んでいた虹子だが。
「わあ、ねこ、ねこ、ねこ、ねこ……。ねこがたっくさんいます!」
元気な姫の声に、ぱっと目を見開く。
「ほんと。こんなにたくさん、私、初めて!」
能美子も歓喜する。
虹子が内心穏やかじゃないのは、言わずもがな。
「決して、私自身が、無様な、猫追い人になんて……っ!」
さくらんぼの唇を悔しそうに噛み締めた彼女だったが、やがてスカートをたくし上げて、狭い道へ向かった。
能美子は自撮りで鍛えた、写真撮影テクニックを駆使し、『自分と猫』というタイトルで撮影しまくる。
「いいなぁ、能美子ちゃん上手ですね」
見上げる幼い瞳に、能美子は「姫ちゃんも入る?」と、誘う。姫が頷き、能美子は膝を屈めて写真を撮った。
二人とも、ばっちりキメ顔。
「姫ちゃんは、猫のあしらいが上手ね。家で飼っているのかしら?」
「はい! 真っ黒の子と真っ白の子、2匹います。すっごく可愛いの!」
言いながら姫は、両腕に余る程大きな猫を抱っこして、もふっと頬を埋めた。
その幸せそうな表情に、追いついてきた虹子は歩み寄ると、ワンピースの埃を払うことも忘れて、もじもじし始めた。
「わ、私も……猫を、抱っこしてみたいですわぁ……」
「うん、いいよ! はい、どうぞ」
願いは容易く叶えられ、姫はそっと猫を虹子に手渡す。虹子は驚きと共に、真剣な面持ちで猫を受け取った。
柔らかで、暖かな感触が皮膚を通して伝わってくる。
意外にずっしりとした、命の重みに虹子の睫は震えた。
――猫、最高!
「お尻を腕で支えてあげるんです」
「わかりましたわ」
姫のレクチャーで、しっかり猫を抱え直す虹子を、能美子も笑顔で見守っていた。
……のだが。
「あぁ、いいなぁ。みんなで毛づくろい! ボクも仲間に入りたいなぁ……そうだ!!」
聞きなれた少女の声と、その行動に能美子は戦慄した。
友人である
桜庭 円
が、猫缶を開けたお皿を傾けると、躊躇する事無く、頭から被ったのである!
「まっ、円ちゃんっ――!!?」
悲鳴を上げて、能美子は固まった。
まだちょっと恥ずかしくて、「桜庭さん」って言い直してた遠慮、ぶっ飛んだ。
円の純白のワンピースに、盛りを過ぎ枯れゆく百合の花のように、茶色のシミが広がった。
無残だ。
けれども彼女は、屈託なく笑う。
更には地べたに、大の字になって寝転んで叫んだ。
「さぁ! みんな! 餌だよ! たーんとおたべ! ボクを舐めるんだ! さぁ! 遠慮なく!!」
皆、完全に飲まれていた。目を丸くして、腕を振り回してアピールする彼女を見ていた。
円はガリバーさんの如く、猫に群がられて全身を嘗め尽くされている。
「ぷっ、くふふ……くすぐった……あはは……っ!!」
手足をじたばた。
ぱんつ、ぱんつ見えてるから。
「あぁぁぁぁざらざらの舌が! ざらざらの舌が癖になるぅぅぅ!」
「「……!!」」
皆も転がりまわって身悶えする円を見るうちに、何かが吹っ切れたようで。
いや洗脳されたのか?
「さあ、お水もどうぞ?」
綾花は水のみ場から水を掬って来ると、猫達に与える。
「あはは、本当にくすぐったいですね」
猫缶臭くなった掌ですら、ご褒美に思える。
「みゃー?」
姫は猫達と、お話してる気分で楽しんでいる。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ねこ……。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月01日
参加申し込みの期限
2014年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!