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ねこ……。
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弘明寺 能美子
は目覚めると窓辺へ立ち、体を伸ばした。
薄いカーテンから光が差し込み、見栄えのする輪郭を淡く彩った。
南仏をイメージした町並みも、彼女の目には田舎っぽく映ったものだが、今なら少しは好きになれそうな気がする。
能美子は目を細めると、艶やかな黒髪を洗う風に向かって呟いた。
「いいお天気ね、にゃーくんもふりたいわ」
ちなみに『にゃーくん』とは、彼女の友人・
桜庭 円
の茶トラの愛猫である。
「!?」
能美子は我に返って、動揺した。
「な、なに言い出してるのよ、私」
おかしい。
確かに、にゃー君はかわいいと思っている。というか猫全般が可愛い。
本当は撫でたり、頬ずりしたり、抱きしめたり、あまつさえちゅっちゅしたりしたい。
けれど拗れたツンデレがツンドラと化し、永久凍土に閉ざされた彼女の心は、ありのままを見られることを極端に恐れた。
素直になる方法が、わからない。
でも今日なら、今日こそは……臆病な自分に打ち勝って……アイムフリー!
能美子、お手手をわきわき。
「……やっぱり変ね、私」
セルフ突っ込みして、かくりと首を傾ける。
「私はもしかして、猫を飼いたいんじゃないかしら?」
能美子は逡巡する。しかし踏み出すのは勇気の要るもの。
毎日欠かさない、化粧も大丈夫なのか気になる。
「……うーん。自分で言うのもなんだけど、お世話できるか心配なのよね」
世話が使用人に任せきりになって、お飾りのペットになっては可愛そうだ。
「やっぱりここは、猫を直接見に行った方がいいわね!」
幸いここは猫の島!
「港の方へ行けば、きっとたくさん会えるに違いないわ!」
歩き回るならシューズがいいわね、とスニーカーを下ろすと、能美子はそれに合うよう手早くファッションを見繕って、外へ急いだ。
能美子と同じく星ヶ丘寮住まいの
八神 修
は、就寝中の所を、上から降って来た銀猫のミストに鳩尾を強襲され、目覚めるどころか、危うく気絶しかけていた。
ミストは気まぐれで、行動が突拍子もない。共同生活を始めて数ヶ月だが、未だに性格が読めなかった。
「うぐ……ミ、ミスト……まだ餌の時間には早いだろう……?」
苦しむ修の鼻を、ペロリと舐めるのは一番最初に修が拾った、猫筆頭・白猫のミルク。
「ああ、ミルク。お前は優しいな……大丈夫だ……ちょっと、いやかなり昇天しかけたけど、な……」
冷や汗をかく主人をクールに見下ろしているのは、ロシアンブルーのブルー。
ミルクを撫でようと、伸ばした手の前に割り込んで、鼻をこすりつけてきたのは、要領のいい三毛のマーブル。
サバトラのパトラも、修の指先におねだりの甘噛みをした。
「なんだ、パトラも腹が減ったのか? まあ……成長期だもんな」
冷や汗を流しながら首を横に向けて様子を見れば、黒猫のブラックは果敢に飛び掛る小柄なトラ猫のタイガを、軽くいなしている。よく面倒を見ているようだ。
ここまでが八神家の仔猫たち。
他にも色柄大きさなど様々な、成猫が5匹。皆、修に気付くと、すり寄って甘えた声を上げた。
「皆おはよう。お前達、休みになると朝が早いんだな」
謎習性。勘弁して欲しい、と想いつつも愛らしい猫達の姿に、ついつい頬がゆるんでしまう。
「とりあえず、お前達……俺の上からどけてくれないかな? 重くて起き上がれない」
横になったままの体の上で、みっしりひしめきあう猫達に、修は引きつった笑顔を向けた。
八神家には修が進学で寝子島に移り住んでから出会った、12匹の猫達が居た。
どれも目に入れても痛くない程、可愛い。
その愛おしさが、今日はひとしおだった。
着替える時間も惜しんで、猫達に餌をやる。
水を替えながら、小さいタイガが食べれているか、目を配る。
気付くと目尻が下がり、修ヴィジョンの猫達はプリクラもかくやという、キラキラ背景になってしまっていた。
ふと足元に抵抗を感じた。見下ろせばミストが、足にすりすりしている。
「ん、食べないのか?」
さっきあんなに激しい起し方をしたくせに……なんて怪訝に思うのも束の間、ミストは修を見上げて可愛らしく鳴いて見せた。
その瞬間、全修が震撼した。
「遊んで欲しかったのか……っ!? ごめんよ、わかってやれなくて!!」
腕を広げてミストを抱え上げると、もふもふすりすり。
ひとしきりそうしていると、ミスト、飽きたのか腕をするりと抜けて、ごはんを食べ始めた。
「つれないっ! だが、そこがいいっ!!」
床をばんばん叩きながら、悶える修。
どうした事だ、今日は異常に猫が恋しい……頭のどこかで冷静な修が呟くが、可愛いは正義。
この衝動に流されるがままに。
「ああ、もっと猫を!! キャットミー!!!」
ちょっとよくわからない言葉を吐きながら、修は甘えん坊のミルクを腕に抱えると――本当は全員抱えたかったが腕が2本しかないので仕方ない――家を飛び出した。
が、良く考えたら寝間着のままだったので、着替えてもう一度、飛び出した。
気付いて良かった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
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シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年08月01日
参加申し込みの期限
2014年08月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年08月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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