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(また、だね……)
鈴掛 瀬威
は何度も目の前を素通りしてゆくカラオケショップの店員に、軽く溜息をつく。
影の薄い男、瀬威。
いつでもどこでもこうなのだ。
存在に気づかれにくく、列に並んでいても抜かされてしまったり。
瀬威を抜かしていく人々も故意にしているのではなく、本当に気づかないのだから、怒るに怒れない。
そしてこのカラオケショップの店員。
瀬威からして見たら何度も目があっているのだが、視認されづらいのか立っている位置が悪いのか。
どうにもこうにも気づいてくれない。
「ねぇねぇ店員さんっ! さっきから、この人ずっと待ってるんだよ?」
くいくいっと瀬威のシャツをひっぱって、小柄な少女が店員に知らせる。
小学生と見紛う少女――
小泉 和
は、けれど瀬威と同じ制服を着ていた。
(同じ学校だね。どこかで見かけた事があるかもしれない)
和にいわれて、店員ははっとしたように目を見開き、それでも首を傾げながら瀬威を受付しはじめた。
(そうだよね。本当に気づいていなかったんだから驚くよね。むしろこの女の子が僕に気づけたことが奇跡だよ)
瀬威は和を眺める。
小学生的な身長と、愛らしい雰囲気。
それと、片手に持った小型ビデオカメラ。
和が瀬威の視線に気づいて、にこっと微笑む。
「これ、気になるのかなっ?」
「そうだね……」
「これはね、うちの秘密兵器。何でも映すビデオカメラなんだもん。お兄ちゃんの事も、このビデオカメラで見てたんだよ?」
ぽんぽんと、嬉しそうに和はビデオカメラを片手で叩く。
(なるほど。ビデオカメラには、流石に僕も認識されるんだね)
こくりと瀬威は頷く。
店員が空き室状況を調べ、瀬威を促す。
「またね、お兄ちゃん」
和がぱたぱたと手を振って去っていく。
(また会えるかな。……同じ学校の人と話す機会があるなんて、思いもしなかった)
同じ学校なのだから、また会えるには違いない。
けれど喋れるかどうかはまた別の問題で……。
個室のソファーに腰掛けて、瀬威は軽くかぶりを振る。
気を取り直して、人生初のカラオケにチャレンジ!
「ドリンクとかも選ぶの? お茶で良いかなー?」
適当に飲み物を頼んで、瀬威は選曲しだす。
「音楽ジャンル? なんだろう……いろいろ歌っているからなぁ」
雑誌タイプのカタログと、端末タイプ。
どちらも瀬威には馴染みがなかったが、そこはそれ、現代っ子。
端末タイプは何度か弄っていれば選曲はあっさりと出来た。
気持ちよく歌いだす瀬威。
だがしかし。
急に扉が開き、何も言わずに店員が入ってきたのだ。
驚いて、けれどそのまま歌う瀬威。
店員は少し眉をしかめ、きょろきょろと周囲を見渡すと、お茶とレシートをテーブルに置いてそそくさと出て行った。
(なんだろう? カラオケって、店員が無言なものなのかな)
瀬威は首を傾げながら、けれど続きを歌いきる。
「ふぅん? お勧め曲なんていうのもあるの? いいね、どんな曲でも歌えるよ」
一度聞けばどんな曲でも覚えられる瀬威は、イントロが流れれば直ぐに思い出して音を取れた。
次々にお勧め曲を歌いきる瀬威。
喉が渇けばお茶を飲みつつ、ヒトカラを満喫♪
お茶が空になり、瀬威の喉もそろそろ枯れてきそうな頃、時間を知らせる室内電話が鳴り響く。
直ぐに部屋を後にして、会計に進む瀬威。
けれど店員はやっぱり気づかない。
それどころか、数人の店員がカウンターの奥で何やらひそひそと声を潜めて話している。
(都市伝説……?)
途切れ途切れに聞こえてくる話の内容は、誰もいない個室から歌が流れてきたとか、いきなりカウンターの前に人が現れたとか……。
(まさか僕の事じゃないよね。僕はここにいるんだけどな。……大丈夫だよ、ね?)
いくら影が薄くとも、流石に都市伝説はない。……と、思いたい。
待てども暮らせど店員たちは瀬威に気づくことがなく、仕方がないので瀬威はレシ-トに書かれた金額と消費税をカウンターに置いて店を出た。
(受付のお姉さん。カラオケ楽しかったよ。また今度も来るから、覚えててね?)
そんなことを思いながら。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月18日
参加申し込みの期限
2014年05月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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