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「さぁ、今日も張り切っていこうか。完璧じゃね!」
風雲児 轟
は寝子島駅のロビーで、きゅっとバンダナを頭に結わく。
寝子島駅のお猫様たちが、それぞれにゃぁんと首をかしげた。
轟は軽く足首を回すと、颯爽と走り出す。
子供の頃から慣れ親しんだ寝子島の町並みが、風とともに世界を流れてゆく。
そして轟が走るのも、この島からみた見慣れた風景の一つ。
楽しげに走る轟を、最初に寝子島駅の駅員が見送り、商店街のおじちゃんおばちゃんが「今日も元気だねぇ」と手を振った。
「今日も変わった事はなかったか? 何でも俺を頼ってくれていいんだぜ!」
商店街のおばちゃんに手を振りながら駆け寄って、轟は尋ねる。
「変わった事……」
おばちゃんはう-んと首をかしげ、次の瞬間、はっとした顔になる。
「この子よ。この子がねぇ、今朝から家の店を離れないのよ」
そういって、足元に擦り寄ってきた猫を抱き上げて、轟に見せる。
「こいつはべっぴんさんだなっ。ブランドお猫様ってやつか?」
ふわっふわの長毛と、真っ白い毛並み。
耳と尻尾、そして顔の真ん中にチョコレ-ト色のシ-ルポイント。
野良猫には見えなかった。
「首輪はしてるんだけどねぇ。名前が隠れちゃっててさ。住所が恐らく星ヶ丘ってことは読めるんだけどねぇ」
おばちゃんが轟に首輪を見せる。
「おばちゃん、任せときな。この俺がばっちりしっかり、飼い主の所に送り届けてやるぜ!」
ビシッ!
親指サムズアップでウィンク。
特撮ヒ-ロ-に憧れる轟にとって、街の人達の悩みを解決するのは当然の事だった。
猫を預かり、轟は軽く走りながら猫を調べる。
「よっし、お前、名前はなんていうんだ? 読めなかったら適当に仮名をつけてやるぜ」
首輪をずらし、何とか名前を読もうとする。
「星ヶ丘は住所の一部だろ? そうすっと、この『リンリン』が多分名前じゃね?」
星ヶ丘にリンリンという地名は無かったはずだ。
「リンリン?」
「にゃぁん♪」
「やっぱりリンリンか! お前の家に連れて行ってやるからな。なぁに、星ヶ丘までなんて、俺にかかればすぐだぞすぐ!」
リンリンを、ひょいっと肩に担ぐように抱っこしなおして、轟は走る速度を上げる。
寝子電本線と併走するように走っていると、電車の窓からこちらに気づいた子供達が手を振ってくる。
「あんまり身体を乗り出すなよ。危ないんだぜ!」
お猫様だぁと喜ぶ子供達に、轟は注意を促しながら手を振る。
(寝子島署か。迷い猫の情報あるかもじゃん?)
前方に見えてきた寝子島警察署、に轟は立ち寄る。
「すみません、この子の情報、何か入ってないかなっ」
「随分大きな猫だな」
署に入ると、警官が轟の抱えるリンリンに目を丸くする。
「迷い猫なんだぜ」
「今の所、そういった情報は届いてないが。君、携帯はあるかね?」
「もちろん!」
轟は片手で器用に携帯を取り出すと、番号を伝える。
なにか情報が入ったら、すぐに伝えるから。
そういう警官にお礼を言って、轟は再び走り出す。
(総合病院……は、流石に立ち寄れないんだぜ)
次に見えてきた寝子島総合病院を、轟はスルーする。
寝子島中学校と寝子島小学校を子供達に囲まれながら走り去り、轟は寝子島シ-サイドタウンに辿り着く。
(そうだ。ペットショップとか情報あるんじゃね?)
血統書がついていてもおかしくない風貌のリンリンなのだ。
寝子島のペットショップで購入しているかもしれない。
轟はシーサイドタウンのペットショップに顔を覗かせる。
「あれっ? 轟くん?」
同じクラスの少女が驚きの声を上げる。
「お前ここでバイトしてたのか。丁度良いや、このリンリンの飼い主に心当たりあると助かるんだぜ」
「リンリン? ラグド-ルっぽいよね。ちょっと待っててね」
顔見知りの少女は店の奥からファイルを持ってくる。
「その大きさだと、たぶん2歳はいってると思うんだよね」
「見ただけで分かるのか。凄いんだぜ」
「轟くんが危険を察するのと一緒だよ」
「そんなもんか」
照れ笑いする轟の前で、ファイルをめくる少女の手が止まる。
そこには、リンリンにそっくりな写真が!
「この子、よく似てるよね。貰われて行ったのが生後半年ぐらいで、ほかの子たちより遅かったから、模様が安定してるし」
「模様なんて変わるのか。知らなかったぜ」
「ラグド-ルに限らずだけど、仔猫のときと大人になってからだと模様や目の光彩が変わる子って結構多いんだよ。ちょっと、この飼い主さんに連絡とって見るね」
ファイルには購入者の住所と電話番号が記載されていた。
「えっ、やっぱり、行方不明だったんですか?!」
少女が電話先の相手に驚きの声を上げ、轟を振り返る。
「はい、はい、えぇ、そうです。はい。いまから、お届けに向かいます」
少女が電話を置いた瞬間、轟は身を乗り出した。
「見つかったのか? 凄いんだぜ」
「よかったね。いま住所と電話番号をメモするからね」
さらさらとメモ帳にメモを取り、少女は轟に手渡す。
「サンキュー! 助かったんだぜ」
「正義のヒ-ロ-には協力しないとね♪」
頑張ってと見送る少女に手を振り、轟は再び走り出す。
「お前を無事に送り届けられそうで一安心だぜ」
走りながらリンリンの背を撫でてやると、ごろごろと嬉しそうに喉を鳴らす。
何分走っただろう。
体力には自信のある轟が、そろそろ疲れを見せる頃。
星ヶ丘のリンリンの飼い主の家に辿り着いた。
飼い主は、轟の到着を今かいまかと家の前で待っていた。
「本当に、ありがとうございました!」
「ありがおぉでしゅたっ」
母親と、まだ幼い子供が一緒に轟に頭を下げる。
行方不明になった理由は、子供がうっかり窓から身を乗り出して、リンリンを落としてしまったらしい。
そして運悪く、落ちたリンリンは窓の下を通りかかった軽トラックの荷台へ。
そのトラックこそ、商店街に出入りするトラックだったのだ。
リンリンをギュウッと抱きしめる少女に、轟は破顔する。
(やっぱり最高だよな、正義の味方ってやつ。やったぜ!)
心の中でがっつポ-ズをとり、轟は踵を返す。
ここから寝子島駅までは、かなりの距離があった。
だが、気分が最高にいい。
轟は軽く足首を回すと、寝子島駅に向かって走り出す。
途中の寝子島署と商店街では、リンリンの飼い主が見つかったことをちゃんと報告して。
轟は思いっきり走りとおした。
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担当ゲームマスター
霜月零
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月18日
参加申し込みの期限
2014年05月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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