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夏空にたなびけ、大和の旗!
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「……大丈夫か、かばねん?」
武道が声をかけると、満身創痍の骸はニカッと笑い返した。
「なに、あと一種目。持つ……持たせてみせるさ……あううう……」
「生まれたての子鹿みたいになってるけど、まぁかばねんだったら平常運転かな……」
残すところは一種目、『褌スイカ割りバトルロワイヤル』のみとなった。
太陽は天高く昇り、日差しがジリジリとプールサイドに照りつける。
プールの両端にある飛び込み台の上に、総勢15名の出場選手が立ち並ぶ……!
浅井先生は各々の様子を確認。
選手達の目は、プール中央に呑気にプカプカと浮ぶたくさんのスイカに向けられている。
「みんなっ! 準備はいいか? ……それじゃあ始めるぞ、褌スイカ割りバトルロワイヤル、スタートだっ!!」
その合図とともに、選手達がプールに飛び込んだ。
スイカ目がけてまっしぐらに泳ぐ、北斗! クロールで開幕ダッシュする、武道!
その頭上を飛び越えて、リードを奪うのは『にぎりっぺ』の空気圧で飛んだ利平!
「ハッハッハー! さっきは褌が長過ぎたが、今度は半分に切ってきた! 優勝は俺がもらう!!」
「また空飛んで……どうなってんだ、あいつのジャンプ力? ……そうはさせるかよっ!!」
負けじと水を掻き分けて進むのは朝陽。勝負は先手必勝だ。
一斉にスイカに飛びつき、それぞれ自分のスイカを確保する。
この勝負は至ってシンプル。スイカを持ってプールサイドに上がればいいのだ。誰よりも先に。
だがしかし、この勝負にはひとつ、許可されているものがある。
そう……
“妨害”
だ!!
水しぶきを上げて、水面からバタフライで飛び出したのは……水泳部の誇る残念男子、七峯亨!!
この試合で道具の持ち込みが許可されているのだが……。
「武器? 道具? いやいや、ここは素手ゴロ!」
「だああっ!?」
朝陽の肩に飛び乗った亨は、彼のスイカをふんだくって、そのままジャンプ!
「うっしゃ! とったどー!」
スイカを持って笑顔の北斗のスイカ目がけて、朝陽のスイカをパワーボム!!
ぐわっしゃああん!! と北斗のスイカが粉砕された!!
「うわあっ!? な、何すんだよっ!!」
続いて、武道のスイカを正拳突き! 利平のスイカを膝蹴りで叩き割る!
選手にとってはいい迷惑だが、オーディエンスからは「いいぞー!!」との喝采が起こった。
「誰にもスイカは持ち帰らさねぇぞ!」
「……参ったな。こうなるから、相手のスイカにゃ手ぇ出さないようにしてたってのに……」
予備の褌を風呂敷代わりにスイカを持っていこうとしていたコブラにも、亨の魔の手が迫る。
「さっきの借りを返すぜ、コブラ先輩! そりゃあああっ!!」
「!? お、俺のスイカがっ!! ……こんなにプール汚しちまいやがって、これ、ひとりで掃除する気か?」
「……えっ。い、言われてみれば……これ、俺が片付けるのかよ……だ、だがっ! んなことで手を休める俺じゃねぇぜ、先輩!」
とその時、混戦模様のスイカゾーンに竜司が飛び込んできた。
「うぉぉ! まゆ先生の褌姿見たーい!」
ドサクサ紛れに叫んだかと思うと、スイカを抱えた。
審査員席のまゆ先生が「な、何? 今の声……? って、また冴木くん?」と目をぱちくりさせている。
とは言え、これはただの願望の告白ではない。
エロへの想いを叫んだことにより、竜司のろっこん『性春パワー!』が発動させたのである。
「そのスイカ、渡すかぁ!!」
「甘いぞ、一年坊! そんな暴れっぷりで俺のスイカを破壊できると思うなよっ!」
「な、なにっ!?」
ろっこんによって筋肉強化された竜司は、タフになったその身体で、亨の攻撃を防御。
更にはその強固な身体でもって、亨を弾き飛ばした。
「どわあああああああああああああああっ!?」
***
「……男子が混乱してる今がチャンスなのにゃー」
といきは素早くスイカを確保して、一目散にプールサイドに向かう。
ところがその時、ののこから「きゃああっ」と声が上がった。
見れば、ののこからスイカを取り上げた瓢が、何を思ったかしゃくしゃくとスイカに齧り付いているではないか。
「この競技が来るのを心待ちにしてたのさぁ。次の食事がいつになるか判ったモンじゃないからあるだけ食べるよぃ」
どうやら彼の参加目的は“食いだめ”だったようだ。
高速でののこのスイカをぺろりと平らげた彼は、おもむろにプールの中に潜った。
次の瞬間、といきの足をむんずと掴むものが。
「にゃにゃっ!?」
水中の敵の正体は言うまでもなく瓢。
彼女を水中に引きずりこんで怯んだところで、スイカを強奪する。
「……ぶくぶく。ぷはっ。……げほげほっ、な、何するのにゃっ! といきのスイカにゃっ!」
「あっしの食卓を荒らす奴には容赦しないよぃ」
続いて、こっそりスイカを持ち去ろうと潜水していた武道の前に瓢が立ちはだかる。
「……ぷはっ! ちょっと待った。スイカならほら、あげるよ。手荒な真似はカンベンっ」
「? おや、先輩は素直だねぃ」
「それが俺の取り得だしね。……でも、このスイカはあげるけど、お返しもしちゃうゾっと☆」
「!?」
自分のスイカを渡したところで、武道は瓢の持っていたといきのスイカを掠めとる。
「自分のが奪われたら相手のを奪えばいいじゃなぁい☆ ってね……うわっ!」
「貴重な栄養源は渡すわけにはいかないよぃ」
すかさず瓢は飛びつき、武道を水中に引きずりこもうとする。
とそこに、どこからか、うおおおおおおおーーーーっ、という雄叫びが聞こえてきた。
「帰ることなんざ考えねぇ! 玉砕覚悟でスイカ割りに突っ込む!」
飛沫を上げて、こっちに突っ込んでくるのは、骸だ。
「そうさ! 俺こそがKAMIKAZEZONBI! カチコミだぜ! タマとったらぁ!」
けれども、揉み合うふたりの間に割って入るだけの余力は彼に残されていなかった。
……いや、そもそもそんな力なかったのかもしれない。
何もせずとも骸は吹っ飛ばされ、空中を舞うのだった……。
「
俺の屍を越えて行けぇぇぇぇぇぇ!!! ……どわああああああああああああっ!!!?
」
「……かばねん?」
「……はて、ゾンビ先輩?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月13日
参加申し込みの期限
2014年05月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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