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夏空にたなびけ、大和の旗!
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そして、褌50m自由形、第二試合。
先ほどと同様、飛び込み台の上にずらりと並んだ選手の紹介をしておこう。
【1コース】
七峯 亨
【2コース】
柊沢 北斗
【3コース】
野沢 コブラ
【4コース】
八神 修
【5コース】
旅鴉 月詠
【6コース】
握 利平
【7コース】
野々 ののこ
【8コース】
骨削 瓢
「それでは皆、位置について……褌50m自由形・第二試合、スタートォ!!」
浅井先生の声とともに、選手達は一斉にプールに飛び込む。
勝負と人間関係ははじめが肝心。スタートダッシュに成功したのは、亨とコブラだった。
ここでは着順で点を取りに行くことに決めたふたり。亨はクロールで、コブラはバタフライで後続をブッちぎる。
――水泳部の俺についてくるとは、コブラ先輩……やっぱりタダもんじゃねぇなっ!
――ヒューッ。水泳部ってのは伊達じゃないねぇ。こういうスリリングな勝負、待ってたぜ。
その後ろに続くのは、北斗と修。
ふたりともクロールだが、運動部の北斗が、運動神経に一抹の不安を抱える修に対してリードしている状態だ。
――スピードを出しすぎてポロリしないようにしないと……ポロリなんてしたら、さすがにやばすぎる!
――なのに……あのふたり、あんなスピードで泳いで大丈夫なのか……?
――ああっとダメだダメだ。つられたらまずいっ。うちはうち、よそはよそって、母ちゃんもよく言ってるからなっ。
――下の安全最優先で泳ぐぞ……!!
周りに流されないように、北斗は大分抑さえ気味に泳ぐつもりのようだ。
そして、修はと言うと……。
――俺の体力のなさは想定内……。ここは美観と技術重視で見せていく。
力を抑えた北斗にすら勝てる気がしないので、丁寧な泳法で審査員の評価を得る作戦だ。
とその時、瓢が修を抜いて、北斗と並んだ。
――ここは着順と泳ぎの技術で勝負だよぃ。泳ぎは水泳大会で張り合える程度には得意なほうだからねぇ。
瓢は綺麗なフォームの平泳ぎで、波を立てずに静かに水を掻き分けていく。
波のない水中にたなびく褌の影……夏に聞く風鈴のような、なんとも涼しげな姿でオーディエンスも、ほぅ……と息を漏らした。
と、その横に同じくたなびく褌の影が並んだ。利平である。
「褌と言えば平泳ぎ一択だろっ! 水に漂う長尺の美しいフォルムで観客を酔わせてやるぜ!」
ふたつ並んだ影に、オーディエンスもしばし夏の暑さを忘れることができたような気もする。
その後に続くのは、ののこと月詠。
オーディエンスの注目が集まったのはののこ……ではなく、先ほど会場を盛り上げてくれた月詠である。
「ちょっとぉ!」
……ま、今のところいいとこなしの、ののこの声はとりあえず置いておこう。
月詠はゆったりと泳ぐことを意識して、褌がほどけないように水中を進んでいく。
あまり運動は得意なほうではないが、全身使ってのびのびと波を立てぬよう静かに泳ぐ姿はオーディエンスの目を引いた。
「ううん、月詠さん、いい……。俺、好きになっちゃうかも……」
「大人しそうな子だし、もしかして告白するなら今かな……」
「バーカ。ああいう一見地味だけど妙に目を引く子ってのは、実はすげぇたくさんファンがいるもんなんだぞ」
そう。得てして派手なかわいい子より、地味なかわいい子のほうが人気あったりするのである。
ここで言うと、華蓮より月詠のほうが実は人気があったりするのかもしれない。
女子はそういうこと覚えておくとモテるよ!
***
そして、第二試合もいよいよ終盤に差し掛かる。
トップは依然として変化なく、亨とコブラ。
青空を映す爽やかな水面に、ばちばちと火花が散るのが見えるかのようなバトルを繰り広げている。
――スピード命、目指すは流星の如く……!!
亨は全力でクロールしながらも、息継ぎの合間に審査員のほうを向き、褌のチラ見せでしっかりアピール。
流石、水泳部。余裕であるが……だがしかし、突如、謎の開放感に亨は包まれた。
「はっ!?」
慌てて泳ぎを中断して振り返ると、プカプカと己の褌が浮かんでいるではないか。
「
のわぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!!
」
あまりにも褌の存在を無視して頑張ってしまったため、とうとう褌がパージされてしまったのだ。
水中のため、オーディエンスからディティールは見えなかったのが、不幸中の幸いだった。
けれども、褌を回収に戻ったせいで大幅なタイムロスとなってしまった。
「……ここに来て、やっちまったぜ。くそ。……って、同じ勢いで飛ばしてんのに、なんでコブラ先輩の褌は脱げてねーんだ!?」
亨の叫びが耳に届いたコブラはニヤリと笑った。
――どうして褌が脱げないのかって? そいつは簡単な話だぜ、水泳部の坊や。
コブラはきゅっとお尻に力を入れた。
――それはなぁ。スタートしてからずっとケツ筋で褌を締めてるからなんだぜ!!
コブラのたくましい肉体が、今、水しぶきを上げ……
ゴーーーーーールッ!!!!
「おっ。もしかして、俺が2位?」
「げっ。やっべぇっ」
褌装着中の亨を抜き去るのは北斗。
そして今、華麗にターンを決めた瓢が3番手に順位を上げてきた。これに利平も続きたい。
「よーし、見てろ……!
必殺! トビウオターン!!
」
説明しよう。トビウオターンとは、ターンの際の反動でもって水中に飛び出し、大きく距離を稼ぐ利平の切札なのだ。
ろっこん『にぎりっぺ』による圧縮空気の反動を味方にし、上空を舞う利平。
「ななっ!?」
北斗と瓢を飛び越え、二番手に着水……と思いきや、長過ぎる褌がここでもまた仇となった!
「ぬあっ! 着地点に褌がっ! 泳ぎづらいっ! つーか、から、絡まるっ!」
褌に足をとられた利平は行動不能に。
彼のとんだうっかりアクシデントの隙に、どんどん選手がゴールしていく。
2位でゴールは北斗、3位は瓢と続き、4位でようやく亨。そして、5位には着実に進んできた修が着いた。
「あーくそっ! 何回絡まるんだ、こいつは……ん? 野々? 旅鴉ぅ?」
「な、なにこの長いやつ。こっちのコースにまで来てる!」
「くっ……。なんだこれは……? もがけばもがくほど絡み付く……!」
長過ぎる利平の褌は隣を泳ぐ、ののこと月詠を絡めとってしまった。……はた迷惑な奴だ、利平。
だがしかし、この思わぬハプニングにオーディエンスが湧いた……!
褌に捕らえられた女の子ふたり、これには否応もなくオーディエンスもヒートアップだぁ!
……まぁ男子だけだけどね。
そんなこんなで、3人が誰が何位ともわからないガチャガチャとゴールして第二試合は終了となった。
勝負の決め手となったのは、ええと、ケツ筋……なの……だろうか……?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月13日
参加申し込みの期限
2014年05月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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