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夏空にたなびけ、大和の旗!
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「へへ……ここが俺の
死に場所
か……」
続いての出場者は、
屍 骸
。
プールサイドに彼が現れるなり、オーディエンスからどよめきが走ったことをお伝えしておこう。
ひくぐらい痩せて不健康さ全開の彼の風貌は、夏の男というより、盆に帰ってきた先祖の霊。
――身体的な能力とポテンシャルで言えばおそらく俺ぁ最底辺。
――しかも俺の肉体の脆さをもってすりゃあこの壮絶な戦いで命を落とす可能性すらある。
――ああ、つまり俺は覚悟してここに来た。覚悟してるゾンビだ。今、俺の下半身を締めているこの白い褌は墓標さ。
よく見れば、褌には『屍家之墓』の文字が……。
――唯一の誇りを求めて褌が乱れ舞う戦場。ああ、なんて血が高ぶる場所だ。
「大和ゾンビ魂をくすぶりやがって仕方がねぇ。間違いねぇな……。……此処を! 死地と! 見つけたり!」
カッと血走った目を見開き、戦場へと足を踏み入れる。
「俺はこれでもホスト部なんだ。歩き姿には自信がある。女の子にモテる格好いいかつハイセンスな歩き方いつも練習してっからな」
何事も最初が肝心。バシィと一歩を決めようと颯爽と踏み出す。
「最初の種目だろうが出し惜しみは無しだ。捻挫もおしまねぇ! 全身全霊で魅せてやらぁ!」
次の瞬間、グギッと足が変な方向に曲がった。
「
のおおおおっ!! 勢いよく踏み出しすぎたっ!?
」
ぎゃああああーーー!!! と悲鳴を上げてオーディエンスの前を転がっていく一体のゾンビ。
一同が戦慄する中、骸はよろよろと立ち上がった。腕が力なくぶらんぶらんしている……。
「あ、慌てるんじゃねぇよ……。まだ慌てるようなダメージじゃねぇ、肩が外れただけだ。俺にとっちゃ蚊に刺されたようなもんだ」
……とにかくインパクトだけは残せたようである。
なんだか会場の雰囲気が、おかしな空気になってしまったが、幸い、次の選手はそういうのを気にしないタイプだった。
そう、
握 利平
である。
「漁協で褌水泳大会の話したら、爺ちゃんが教えてくれたぜ。
寝子島周辺って昔は鮫が多かったから、泳ぎ釣りの時は長い褌で釣ってたってな。
そのうち長い褌がステータスになって、長いだけじゃなくて大漁旗みたいな絵の入った褌釣り師が出て来たんだとよ。
年一回の褌祭りには、島中の漁師が自慢の褌で腕を競ったって話だ。俺も寝子島漁師の末裔として、恥ずかしく無い格好しねえとな……!」
腕を組んで仁王立ちする利平が締めるのは、5mはあろうかという長フン。
褌に入った大漁旗の如き、色鮮やかな絵がオーディエンスの目を引き付ける。
これぞ、寝子島の漁師流……ということらしい。長ければ長いほどイケてるというヤンキーのリーゼント的発想である。
「寝子島伝統漁『長尺褌釣り』の継承者として、負けられねえぜ!」
伝統を守るため燃えている利平であった。……それが、じーさんのホラ話だとも知らずに。
「ハッハッハー! 風にはためく褌に酔いしれやがれ!」
プールサイドを駆ける利平。たなびく褌が宙を舞う。
流石、5mもある褌だ。こうしてはためく姿は、まるで端午の節句の鯉のぼりのよう。
しかし、あれである。長過ぎるのもちょっと考えものである。
風に流された褌がオーディエンスのほうに。まるで白波に飲み込まれるように皆を薙ぎ倒していく。
「げっ! しまった!」
異変に気づき、足を止める利平。
とその時、風向きが変わり、彼の身体が大きく引っぱられた。
「んおっ! 風向きがっ! 長すぎて制御出来ねえ!
あ、足にっ絡まるっ!
」
ぬおおおおおーーーと雄叫びを上げながら、利平は転がっていった。
……長過ぎるのも考えものである。
そこに続いて登場するのは、
八神 修
と
骨削 瓢
。
おかしなことになった空気が、更におかしくなった空気ところでの、修の登場の清涼感はんぱない。
これまでの屈強な野郎どもと比べれば、筋肉こそほとんどない修だが、その堂々とした物腰は雑誌のモデルのよう。
「下着の公開ショーだと思えば、恥ずかしさもないよな」
友達の真央からもらった褌は、学年カラーをイメージした赤フン。
ここまで筋肉ガッチリのにゃ郎系ラーメンのごとき男子を見てきたオーディエンスには素麺が如し。
「なんかこういう普通の人見ると落ち着く……」と女子A。
「うん。そんなに筋肉好きじゃない女子もたくさんいるんだよね。暑苦しいもん」と女子B。
「あたし、この人応援しようかなー」と女子C。
男子の食いつきはなかったようだが、その涼しげな物腰で女子の人気は上々のようである。
「……誰かに応援されるのも悪くないものだな……」
その次に出てきたのは瓢。
「褌は元々日常で使ってるから付けることも脱げる心配も大丈夫なんだが、下着を見せ付ける大会ていかがなもんかね……」
確かに。言われてみれば、もっともな話である……。
「ま、せっかくだから勝負下着……もとい勝負褌を見せてあげるよぃ」
そんな彼の腰元にはためく褌には『皇帝』の文字が踊っている。
外人が好んで着そうな漢字Tの漢字感がいささかあるが、これが彼の勝ち装束なのである。
修と比べると、同じ細身でもやや不健康そうな瓢。
どんなウォーキングを見せてくれるのか、と思いきや、彼はよぃよぃとプールサイドを一周してパフォーマンスを終えた。
なんともあっさり、見た目同様のあっさり加減であった。
「……ここであんまり体力使わないようにしないとねぃ」
不敵に笑う瓢。なにやら企んでそうで怪しい……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
スポーツ
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月13日
参加申し込みの期限
2014年05月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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