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ご先祖様、奮闘す。
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どこかで見たような日本家屋の縁側に
伊予 祐
は佇んでいた。
地面を覆う不思議な色の雲。いつからそこにいたのかよく覚えていないが、この家の居心地は不思議と良く感じてしまう。
チリン、と風鈴が鳴る。軒先に吊るされていたのだろうか。風もないの細い風に揺られて鳴っている。
風流だなと祐は視線を上げ――、その先に立つ着流し姿の自分を見た。
「よう、子孫。盆時期だから先祖が会いに来てやったぜ」
青年は軽く挨拶をすると、どかりと祐の隣に腰を下ろす。そして戸惑う子孫の様子に目もくれず、先祖は思っていたことを口にした。
「彼女いない歴=年齢」
「ぐっ」
「モテない金ない家ない、か」
「ぐぐぐ……っ!」
容赦ないご先祖様のラッシュに祐は堪らず縁側に沈み込む。さすがご先祖様、子孫のことはまるっとお見通しであった。
「そろそろ新しい子孫の顔が見られると思ってたんだがなあ」
新しい子孫が指す意味に気づいた祐は赤面した。
つまりは恋人=嫁を娶ってからのライトな家族計画を急かされている。ハリーハリーハリー。
高すぎるハードルに首まで真っ赤になる祐に、先祖は呆れて半目になった。
「……絶食系男子かお前」
「草食系ですらない!?」
「お前だって薄々は自覚してるだろ。今まで良い出会いが皆無だったとは言わせないぜ?」
「いや、まあ……それはそうっすけど……」
歯切れの悪い祐に先祖はこれ見よがしにため息をつく。
「もっとがっついていいんだぜ? 今はそういう時代なのかもしれねーけど、オレが懸命に興して繋げた家がなくなるのは心苦しい」
「すみません……」
果たして自分に家を繋ぐことなど出来るのだろうか。この歳まで童貞を守っている祐が、いきなり異性に積極的になるのはかなり難しい。
難しい顔で黙り込んだ祐を見て先祖は苦笑した。
「来年はせめて草食系くらいになっててくれよ?」
ぱんと祐の肩を叩いて先祖は立ち上がる。
そのまま縁側に置いてあった精霊馬から化けた駿馬に乗ると、
「まあなんとか頑張ってくれや。天から見守ってやるからさ……」
先祖はそう言い残して祐の前から去って行った。とてもいいドヤ顔で。
残された祐はひとつ頷いて誓う。来年までには脱・絶食系男子だ。肉食系にはまだまだなれないが、ああまで先祖を案じさせたままなのはよろしくない。先祖の願いを聞き届けるのは子孫の務めだ。
「俺達の代まで繋げてくれたんだしな」
なんとなくこの日本家屋は先祖達の誰かの家なのだろうと祐は思う。だからこんなにも居心地が良いのだ。
祐には将来の夢がある。それは幸せな家庭を築くこと。彼の夢と先祖の願いが一緒なのは、きっと偶然ではないのだろう。
「遠くから見ててくれよ、ご先祖様。いつか必ず妻と子供の顔を見せるからさ!」
何から頑張ればいいのかわからないが、とりあえず筋トレとイメトレの量を増やそうと祐は決めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
はと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
ホラー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年06月11日
参加申し込みの期限
2014年06月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年06月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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