this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
カミキリ
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
○イメチェンした人たち
「事情はわかったぜ。だが、だからって許されることじゃねえ」
轟の言葉に男は項垂れた。
「警察に突き出してください。本当に申し訳ありませんでした」
反省の色に嘘はないようだった。
「ねえ、私の髪を整えてもらえないかしら」
美鶴の言葉に、元理容師は信じられない、という顔をする。
「俺は、髪切り魔ですよ?」
「皆に怒られて反省するのは大事だけれど。誰かに頼まれて髪を切って、その人に『ありがとう』と言われた方がとっても良い気分になれるから。
反省よりも感謝される喜び。そういう気持ちの方が叱られて気付くことよりも多くのことに気付けるからさ」
「あ、俺も髪を切ってもらいたい」
刀も手を挙げた。
「自分の目つきが悪くて他の人からの印象が悪いだろうから目つきを隠そうと前髪を伸ばしていたけれど。
そんな事よりも色々な物が見えるように視界を確保する事の方が大切だと最近思うようになったんだ。
だから前髪を切りたいんです、それに合わせて他の部分も切ってください」
「俺なんかでいいんですか……あ、でもハサミが」
「ネジなら締められるよ」
勇生が趣味で使う工具を取りだし、すぐにネジを締めた。
「ありがとうございます……」
ハサミを握った元理容師は、落ち着いたままだった。
どうやら神魂の影響が切れたらしい。
そして公園のベンチでの無料カットが始まった。
美鶴の髪が確かな技術で整えられていく。
「ありがとうございます……俺、警察に行って罪を償ったら、理容師としてやり直したいです」
「お願いして良かった。これだけの腕、生かさないのはもったいないわ」
鏡を見て満足そうな美鶴。
「うーん、さすが理容師さんなのだ」
感心していた真央は、何か思い出したようだ。
「そういえば、真央ちゃん人手が足りなくて困ってる床屋さんを知ってるのだ。
旧市街のおじいちゃんがやってるんだけど、とてもいい人なのだ。ちゃんと反省するなら、紹介するのだ」
「本当ですか? ありがとうございます……」
「次は俺のを頼みます」
美鶴と交代して刀が座る。
すっかり理容師の顔になった男は、リクエストに応じて刀の髪を切り始めた。
「僕も整えて貰おうかな。イメチェンを計画中だったんだけど、髪を切る踏ん切りが中々付かなかったので」
片思い中の子を振り向かせたかった勇生も、男らしいショートカットを希望している。
『髪切り魔は確保、事件は解決した。協力ありがとう』
轟はねこったーに書き込み。
「あ、先輩。髪切り魔を捕まえましたよ。ええ、あれから何人か被害者はでましたが……」
修も鷹取に電話するのだった。
そっと帰ろうとする五十嵐に、時子が追いついた。
「先生……これお弁当です」
そもそも時子は尚輝先生に会いに学校に行こうとしていたのだった。
「ありがとうございます。髪が切られなくて良かったですね」
お弁当を受け取った五十嵐の言葉に、
(先生はさっき髪はどうでもいいようなことを言っていましたが……)
もしかして私の髪のことを? と思い、胸がきゅんとする時子。
二人は並んで公園を去った。
髪切り魔が警察に出頭した数日後。
別人のようになった
上穗木 千鶴
は星ヶ丘を歩いていた。
切られてしまった髪に途方にくれた千鶴は、仕方なく美容院へ行き、前髪をぱっつんに整え、長かった髪もばっさり切ってふんわりミディアムなヘアスタイルに変身したのだ。
(あれ、信彦くんだ)
向こうから歩いてくるのは信彦だった。
前髪はないけれど、ちゃんと信彦くんの顔を見れるだろうか?
そう思ったのもつかの間。
「やあやあ、せにょりーた! 初めまして。星ヶ丘にこんなに可愛いレディがいたのに気付かなかったなんて不覚だよ。お近づきの印にお茶でもどうかな?」
信彦は、千鶴だとまったく気づかずに一輪のバラを差しだしてきた!
「き、きみって人は、いつもいつもそうやってナンパを……! 僕のことがわからないのかい!」
「えっ、その胸……じゃないその声は、まさかちーちゃん?!」
信彦の驚きのあまりか、真紅の花弁はくたっと下を向いた。
見境ないナンパが許せないのか、気付いてもらえなかったことが悔しいのか。
たぶん両方であろう、怒りのあまり顔を真っ赤にする千鶴。
「見違えたよ! 今までも素敵だったけど、さらに魅力的だ!」
宥めるべく必死に褒め称える信彦。
あんまり腹がたったので、前髪なしでも信彦の顔が見られることに気づいていない千鶴だった。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
天村花海
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
皆さんの力で無事ハッピーエンドとなりました。
コメディだったためか、イメチェンしたい方の多さに驚きました。
夏はやっぱり髪切りたいですよね。
それでは、文化部シナリオもよろしくお願いします!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
カミキリ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月08日
参加申し込みの期限
2014年05月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!