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フジコ先生リターンズ~追試と小さな先生の囁き~
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ミニフジコちゃんの猛威です
2科目、3科目、という生徒たちが次々とノルマを終え、教室をあとにしてゆく。いつしか会場の人数は半分ほどに減っていた。追試が始まってから早3時間、小休憩を挟みつつ続けられる苦行に、参加者たちの疲れはピークに達しつつある。
ああ、今は夏休み。本当なら、海でビキニのお姉さんたちを眺めたり、川でワンピース水着の女子を眺めたり、街で浴衣の女性たちを眺めたり……しているはずじゃなかったのか! なのに何故!
御剣 刀
は現れたミニフジコを、ハエを叩き落とすが如く、手のひらでバチンと潰した。
(ん? 思わず潰したけどこれ神魂だよな! 以前ミニサンマさんを見たことあるしアレと同じだろ)
さすが神魂慣れしている御剣、動じることなく手のひらの上の潰れたミニフジコをフッと吹き飛ばす。するとペラペラになったそれは「ヒドイわ~」と嘆きながら風に乗って飛んで行ってしまった。
(ふう、ちょっと気が逸れてしまったが大丈夫。今回は十分睡眠を取ったし、間違った箇所も復習してきた。あともうちょっとだ、踏ん張れる!)
と、そんな御剣の耳に、コロコロ……という音が聞こえてきた。
手にしたタオルで汗を拭き拭き、いつになく必死そうだった
後木 真央
が、とうとう例のコロコロ鉛筆で運頼みをしはじめた音だった。
気持ちは、わかる……御剣は心から後木を応援した。
(後木……グッドラック)
ミニフジコの襲撃を受けていたのは御剣だけではない。
行梨 謡
は、自分の前に現れたソレのあまりの姿に思いきり咳き込んでしまった!
(このミニマムなバケモノ……フジコちゃん? なんで小さいの? バニー服着てるの? 俺の妄想なの?)
そう、ウサギ好きの行梨の前に現れたのは、長いお耳に網タイツが眩しい、バニーミニフジコだったのだ!
(いくらモテないからってこの妄想はないわー自分にドン引きですわー。こんなに嬉しくないバニーガールは初めてかもしれん)
ガールかどうかはさておき。とりあえず神魂的な何かに違いないと思い至る。この学校でおかしなことが起こったときは、だいたい「神魂のせい」と言っておけばいいことになっているのだ。
(俺が萌えないうさぎさんがいるとはな──)
遠い目をして世界の広大さに思いを馳せた行梨はふと気づいた。
フジコ先生そっくりなこのミニフジコ、利用できるのでは、と。
行梨はミニフジコに顔を寄せ、こそこそっと囁きかける。
「ミニフジコちゃーん、いやミニフジコ様、答えは教えてくれなくともいいので中学生レベルの数学から教えてよー何でもするからー」
「あら、あなたみたいな子ちょっとタイプよ。跪いて靴を舐めるなら考えてア・ゲ・ル」
バニーフジコのボンレス状態なふくらはぎの下で、燦然と輝く赤いハイヒール。
「跪いて、靴を……いや、留年するより、そっちのほうが……?」
揺れるプライド。何が大事なのか、うっかり忘れそうになるこの状況。本当に何でもするのか、行梨!
そしてミニフジコは、
浅沼 柳司
の前にも。
「なんやっ、ちっちゃい権ちゃん!?」
こちらはピチッと黒にピンクカシュクール姿のノーマルフジコだが、現れた途端「権ちゃん」呼びされて、なにかどす黒い笑みを湛えている。
「犬小屋と鳥小屋とウサギ小屋、どれがいいのかしら……?」
「何かめっちゃ怖いこと言うてくるし……権ちゃん、ちょっとは教えてくれ……」
度重なる「権ちゃん」呼びに、ミニフジコはシャアアアアッと蛇のような警戒音を発する。
「るわけないか……いや、勉強はしたねんで? 補習も出たし。けど6教科ちゅーのはなあ……俺、1個覚えたら1個忘れる勢いやもん……」
「あら、あなたがお願いしますって言えば、あたしはいつでも個人指導してあげるわよ?」
ミニフジコが柳司の手にむわっとする身体を摺り寄せてくる。
「筋トレの仕方教えてくれるんやったらともかく、そうじゃない個人指導は勘弁や! 何されるか分かったもんやない!!」
「ンフフッ。腹筋はつくかもね?」
どうやって、の部分は考えたくない!
「オレハシンデマッタダ~オレハシンデマッタダ~♪
のあー、姪っ子に教わってきたけどモウゲンカイダ~♪」
英語の問題に頭を掻きむしり、そんな歌を口ずさんでしまった
宇佐見 望月
。その途端、往年のどにゃふたーずのコントみたいに聖歌隊の格好をした、3センチほどのチビフジコちゃんズが現れた。ひとり1ミニフジコちゃんのはずが、分裂したらしい。チビコちゃん3人で、1ミニフジコという扱いのようだ。聖歌隊チビコちゃんズは、さっきの宇佐見の歌が気に入ってしまったようで、声を揃えて歌い始める。
「オマエシンデマッタダ~オマエシンデマッタダ~♪」
「って、うるさいわっ! 気が散るわーっ!!」
宇佐見が叫んで立ち上がると、フジコ先生がカツンッとハイヒールを鳴らした。
「終わったの?」
引き上げられた口唇が、怖い……。
「……ゴメンナサイゴメンナサイフジコちゃん先生真面目にやります……」
宇佐見はしゅんとなって席に着くと、解けない英語問題と対峙しようとする。ところが。
「あ~♪」
「あ~♪」
「あ~♪」
聖歌隊ズが発声練習しはじめた。何事だろうと宇佐見は見守る。
それはどこか調子っぱずれな歌だった。
「あなたの頭にゃ知識が無いっ♪」
「地学と歴史の境目ないっ♪」
「いや、俺様だってそれくらいの違いは解るしっ!」
「周期表入れても入らない~い♪」
「現代文でも読み解けないっ♪」
「読めるし! 日本語なら読めるしっ!」
「文字式何だか解らない~い♪」
「「「それでもあんたは生きている~♪」」」
「うるっせー! ほっとけー!」
熱くなった宇佐見がまたしても立ち上がって叫ぶ。
「俺は保体と家庭科の知識生かして食事のアドバイスができるトレーナーになるんだっての! 邪魔スンナ!」
フジコ先生が目の前にいた。
「いい夢ね……」
そういいつつ、目が、笑っていない。
「ああ、ゴメンナサイスンマセンマジメに追試やります……」
ただでさえフジコ先生のプレッシャーは凄まじいのに、このカオスな状況!
逃げたい、と思った瞬間現れたミニフジコの存在に、天使なあかりんこと
橘 明里
は耐え切れなくなった!
「ぴぎゃー! ま、幻が……あたしは、もう、ついし、ほうきして逃げるの!!!」
ばんっと椅子を蹴って立ち上がるなり、彼女は脱兎のごとく駆けだした。
……だめだ!
かわいいおめめが、鳴門の大渦もびっくりなくらい、ぐるっぐるになってしまっている!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月30日
参加申し込みの期限
2014年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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