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フジコ先生リターンズ~追試と小さな先生の囁き~
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筆記試験のお時間です
フジコ先生が留守の間もその圧力は健在で、ゆえに試験はつつがなく行われていた。
社会の試験に取り組んでいる
志波 拓郎
は、前もって考えてきた作戦通り、開始と同時に問題全体にさっと目を通し、単語帳で暗記した年号と歴史的出来事の欄を埋めた。
(ギリギリまで頑張ったお蔭で……一番苦手なところをすんなり埋めることができたな……)
志波は、ほっと息を吐く。
響 タルト
も頑張っている。ネコミケに行けなくなったら困るからだ。
(英語の関係代名詞ってややこしいよね……『私は少年が好きです』『その少年は川で水浴びをしています』この二つの文を関係代名詞を使って1つにまとめる……って、この『私』の人物像について詳しく!)
そのときフジコ先生が帰還した。
くねっとしなを作って放射状に放たれるブレス。
鬼崎 あやめ
の震えがまたひどくなる。
(……集中したい……覚醒した私なら、数学や体育のテストなんて楽勝! ……のはずなのに……)
志波、響、鬼崎の集中力が、ほぼ同時に切れた。
――俺……この試験が終わったら……甘い物食べに行くんだ……!
――BL……新刊……!
――フジコ先生に見られただけで体の震えが止まら……!
ボワン、と三人の前にミニフジコが現れた!
「……ッテナンカデタ!?」
「ミニフジコ先生!? うわあ、可愛い」
「ヒィ!? ついに幻覚が! もう堪忍して!」
響には、志波や鬼崎のミニフジコの姿は見えない。
「他の人にはこのミニフジコ先生見えないの?」
どうやら“一人一ミニフジコちゃん”らしいということを悟ると、響は自分のミニフジコに語りかけた。
「先生、赤点脱出できたらお持ち帰りさせてください!」
「いやよ」ミニフジコは突っぱねた。
「デッサンモデルにしたい気持ちは分かるけど、ニャニー人形の彼氏相手じゃ燃えないわ」
彼氏、というあたりがおこがましい。
「あー、それもいいけど、ミニ桐島先生とかはいませんか? ミニサンマさんとの絡みだといまいちだし……」
そのとき、彼女のテスト用紙の上に、硬い尻がドスン、と乗せられた。
むわっと上がる蒸気で用紙はみるみる湿気ってゆく。
恐るおそる視線をあげると、フジコ先生が無言で菩薩のように微笑んでいる。怖い。
響は咄嗟に、ホラー愛好会仲間で映画でお父さん役をした
伏木 綾人
に助けを求めようとした。
が、影が薄くて見つからなかった。
というか、実はこのとき、伏木はミニフジコに唆されて、教卓までテスト用紙を取りに行っていたのだ。
誰も気づかなかったが。
フジコ先生の菩薩の笑みの圧力に、響は負けた。
「ごめんなさい、真面目にやります……」
ちゃんと勉強はしてきたのだ。
補習
だって出たのだし。
そうだ、頑張る僕を演じよう、と響は決めた。本気で頑張る自分になりきるのだ。
「あっ、なんだか本気になってきた……やっぱりやればできるんだよ!」
「その調子よ、響ちゃん」
フジコ先生もミニフジコも、頑張る子には優しいらしい。
鬼崎もまた覚悟を決めた。
「こうなったら一か八か……。ふ、フジコ先生!」
「なあにワンちゃん」
フジコ先生が寄ってくる。鬼崎はフジコ先生の手を左手で取り、もう片方の手でミニフジコの手を取ると、ろっこん<リリスの微笑み>にすべてを掛けた!
「……お願いします、しばらく干渉しないでもらえますか?」
笑顔を見せ5秒、それがろっこん発動の条件。だが、いかんせん鬼崎、キモチでフジコに負けていた。
上げたつもりの口角は引き攣り、とても笑顔と呼べるしろものではない。ろっこんは不発だったのだ!
「「フフッ……い・や・よ」」
大きいフジコと小さいフジコが左右から鬼崎をブレスで攻め立てる!
甘く湿った薔薇の香りが全身を駆け抜けた瞬間、鬼崎の瞳から光が消えた……。
それは絶望――いや、諦観の境地といえた。
「男の子の字ってセクシーよね」
ミニフジコの妨害に、ぷるぷる手を震わせているのは志波だ。
志波の書いた字にキスしながら、用紙の上をごろごろ転がるミニフジコの小憎らしさはハンパない。
……ブチィ!!
殺気とともに、握り締めた鉛筆が
また
真っ二つにへし折れた。(スタッフが以下略)
しかしミニフジコは気にする様子もない。
もう1本鉛筆を折りかけた志波だったが、そのときハッといままでのことを思いだした。
――これでは何も変わらないんだよな……それなら自分にできる集中……するしか。
パンパン、と幅跳びに挑むときのように、顔を思いきり叩く。
精神……集中……!
「どうしたの、志波ちゃん急に」
「すみません」
音に驚いたフジコ先生や周りの面々に軽く謝り、志波は一気にスパートを掛ける。その目にはもう、ミニフジコもフジコ先生も映っていない。
フジコ先生は最高級の北京ダックを見る目つきで、嬉しそうにこう呟いた。
「そのまなざし、いいわ……中間のときより成長したみたいね」
そのころ、影の薄い伏木は――。
「やればできるじゃない」
ミニフジコに褒められていた。
幻とはいえ、気に掛けて貰えるのは悪い気がしなかった。
この調子なら、問題なく終われそうだ。
他に気をつけることといえば。
「名前書き忘れて無いよね?」
終了:社会:
志波 拓郎
終了:英語、音楽、体育:
響 タルト
終了:英語、社会:
伏木 綾人
終了:数学、体育:
鬼崎 あやめ
「終わったあ……!」
ミニフジコはいつの間にか消えていた。
志波は机にバタリと伏せて力尽きる。
戦士はしばし休息する。そのあとは甘いものが、きっと待っていることだろう。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
笠井 月子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月30日
参加申し込みの期限
2014年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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