this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ゲームセンターで遊ぼう!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
【ダンスダンス!】
夏! 夏なのです。
容赦なく照りつける太陽に、コンクリートの地面から立ち昇る熱気。じりじりと、肌を焼くような暑さが、夏の寝子島を包み込んでいます。
「「……暑っ!」」
宇佐見 望月
と
服部 剛
は、二人連れ立って、そんな酷暑の中を、うだうだと歩いておりました。
見れば、二人の視線の先には、地面に反射した熱がゆらゆら、蜃気楼めいたもやとなって揺れています。これはちょっと、たまりません。
「なーごーちゃーん……どっか入って涼まねぇ? 冷房効いててさ、冷たい飲み物もあってさ……」
「そうやな……どっか避難せんと、剛さん溶けてまう……ん?」
ふいに一瞬、剛の頬を、どこからか流れてきた、ひんやりと冷たい風が撫でていきます。
惹かれるように、汗だくの顔を向ければ、目に入るのは、青いネオンの看板。
「……おお。そういやここに、ゲーセンあったなー! ここやったら、飲みもんもあるやろ。ついでやし、涼みがてら遊んでいこや!」
「お、なるほど、ゲーセンって手があったな。ナイスだ剛ちゃん! んじゃ、入ろうぜー!」
二人の楽園は、こんなところにあったのです。
「ぷはぁ、生き返った……」
ガンガンに効かせた冷房、ひんやり気持ちの良い冷気を浴びながら。炭酸飲料を一息に飲み干して、剛はほっと息をつきます。
店内を見回すと、まだ開店して間もないようで、客の姿はそう多くは無いものの。ぴこぴことそこかしこで鳴る電子音、賑やかな店内の空気に、二人は思わずうずうず。
「さってと! 復活したし、何しよか。宇佐見は何がええ? やりたいゲームとかある?」
「ん~、そうだな、ニャンダムの対戦ゲームとか……お! ダンネコの新しいやつ、出てたんだな」
キンキンに冷えた麦茶を喉に流し込み、望月は、床に矢印のついたパネルが併設された、きらびやかな筐体へと目を留めます。掲げられたプレートに記されているタイトルは、『Dance NEKOlution ARCADE』。
「ダンスゲームか、へー……センサーで動きを判定するんやな」
「ああ、俺様も、やったことはねぇんだけどな。よし、やってみっか剛ちゃん!」
望月の誘いに、剛も興味があったらしく、快く応じます。
「……あ、けど、まずは一人用で練習して、その後対戦な! 俺は、DOG110の『恋するワンちゃんクッキー』で……っと」
「へぇ、曲もたくさん入ってるんやなぁ。ほんじゃ、俺は……銀爆の『猫すぎて』、なんてどうやろ?」
二人はそれぞれに好みの曲を入力し、ひとまず練習モード。どちらも初めてのプレイとのことですが、画面を流れる矢印に合わせてのステップは、なかなかどうして、様になっておりました。
ちらほらと、客の数も増えてきた店内。暇つぶしに『BooM』を訪れた
唐沢 一也
は、とある一角に、ちょっとした人垣ができているのを見つけました。興味をかられ、何とはなしに近づいてみると、
(『ダンネコ』か。これも楽しそうだな、俺も後でちょっくら遊んでみるか……ん? あいつは……)
見れば、パネルの上でステップを踏む、寝子高生らしき二人のうちの片方は、どうやら、一也の知った顔のようです。
「んーっ、意外と難しいなぁ……! けど、次は俺の曲やし、負けへんからなー?」
「へへ、まずは一勝っ。剛ちゃんが言いだしっぺだかんな、忘れんなよー? 負けたら『一人プリクラ』だかんな!」
微妙に恥ずかしい罰ゲームを賭けて対戦中の二人、どうやらひとまず、勝負がついたようで。
一度パネルを下りたところで、額に汗をにじませた望月は、一也に気づき、笑顔で手を振ります。
「おーっ、いつかのロック兄ちゃんじゃん! 見てたのか?」
「よお。やるじゃねぇか、なかなかサマになってたぜ?」
望月と一也は以前、映画の撮影に参加した折からの、ちょっとした顔見知りなのでした。
「お、宇佐見の知り合いなんや? 良かったら交代する?」
少し息を弾ませながら、剛が親しげに誘うと、一也は笑って首を振り、
「いや、俺は後でいいよ。勝負の最中なんだろ? ギャラリーもこんだけいることだしな。もういっちょ、魅せてやれよ」
一也の言葉に、望月と剛は、周囲を囲む客たちの存在に、初めて気づいたようです。若い男子は興味深げに、女子たちはちょっぴり熱い視線を、二人に投げかけつつ。どこか、対決の続きをせがんでいるようにも見えました。
二人は顔を見合わせると、にっ。笑みを浮かべ合い、
「おっし、なら、決着つけようぜー剛ちゃん! 次はそっちの曲な?」
「俺は、ロック系がええなー。オリジナル曲にせん?」
「頑張れよ。見ててやっから」
一也とギャラリーたちの見守る中、二人は改めてパネルの上に立ちます。
ハイテンポなリズムに合わせ、剛の踏むステップはなかなかに正確で、かつキレもあり。難しい局面を難なく踊ってみせるたび、ギャラリーからは、歓声とため息が漏れ聞こえます。そんな周囲の客たちへ、剛は、にっこり笑顔でアピールも忘れずに。
女の子たちの黄色い声がこだまする中、対する望月はと言えば、剛のそれに比べれば、ちょっぴり荒削り。けれど、彼もまた、陸上部に属するスポーツマンだからでしょうか。多少のテンポの遅れは、実に、力技で鋭くカバー! まさに気合で、剛の動きに付いていきます。
華麗な足さばき、時にはくるりと一回り、時にはジャンプを混ぜてみたり。二人は、それぞれ違った持ち味ながら、けれどどこか息のあったパフォーマンスで、ギャラリーを魅せるのです。
どちらも、このゲームで踊るのは初めてだというのに、見守る一也は、そんな二人の巧みなステップに、内心舌を巻きます。
やがて、曲は大きな盛り上がりを経て、劇的なクライマックスへ。
二人、同時にぴったり、たんっ! っと華麗に着地をキメたところで、曲が終わりを告げると。
「……お疲れさん。大したもんだな」
一也の言葉を皮切りに。二人は、ギャラリーたちの、盛大な拍手と声援に包まれるのでした。
「やるじゃん剛ちゃん! これで一勝一敗だなー、けど、俺様も負けねぇぜ!」
「へへっ。なあなあ、勝負は勝負、罰ゲームは罰ゲームとして……これ終わったら、もうちょい、二人で踊らん? もちろん、勝負は抜きで、やで♪」
どうやら、二人のダンスパフォーマンスは、もうしばらくの間。ギャラリーを、沸かせてくれるようです。
「ここからは、俺たちのステージや!」
「おう、行くぜー!」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ゲームセンターで遊ぼう!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月20日
参加申し込みの期限
2014年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!