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【紳士と、淑女? の嗜み】
「まぁ、彼女では無いんだけどな……」
隣の台から、ちらりと聞こえてきた、何やら羨望のつぶやきに。
八神 修
は、誰とも無く、否定の言葉を口にします。
「何か言いました、ぶちょー?」
「いや、何でも。それにしても、椿。この場に立ってると、ますます似合うな、その格好」
ビリヤード台の脇に立ち、颯爽とキューを構える、
椿 美咲紀
。本日のファッションのコーディネートは、清潔そうな白シャツと、黒のベストにタイトスカート。ヒールの高いパンプスも履きこなし、まさに、熟練の女性ハスラー、といったところです。
さぞや、腕前にも自信アリ! なのかと思いましたら、
「せっかく、ぶちょーがビリヤード教えてくれるっていうので、ちょっとオトナにキメてみたんです。やっぱり、ハスラーはスーツを着こなさなきゃ!」
実のところ、ビリヤードは入門レベルらしい彼女。どうやら、形から入るタイプのご様子。
とまぁ、そんなわけでありまして。今日の修は、美咲紀の先生役なのです。
「まずは、キューの持ち方や構え方からだな」
格好だけはバッチリな美咲紀ですが、実力がそこへ追いつくには、少々時間が必要かも……と、思いましたら。
しばし、美咲紀のショットを眺めていた修は、
「何だ……結構上手いじゃないか」
無難な配置ではありましたものの、放った白球は、見事にボールへヒット! 意外とセンスはあったのか、あまり難しくない構図なら、さほどの苦も無く当てられるようです。
「ふふふ、どうですかぶちょー! 椿も、やるときはやるんです!」
「……まだまだ、だけどな」
得意げな椿の、目の前で。
修先生の打った手球は、どかかかかっ! 次々にボールへぶち当たり、瞬く間に、幾つもポケットの中へと沈めてしまいました。
「ま、ビリヤードも突き詰めれば、物理学と同じでな」
なんて。修のビリヤードの腕はと言うと、実に、プロ顔負けのベテランなのでした。
本人は、あくまで嗜みだと語るのですが、
「そう、角度と勢いが大事だ。ショットの瞬間、回転をかければ、微妙なカーブをかけられる……ん、どうした?」
「むぅ。くやしい」
独自の視点と考察を交えつつ、楽しそうにレクチャーしてくれる修に、球の跳ね返りにいたく苦戦している美咲紀は、悔しそう。修が幾度もショットを決めるたびに、その顔がやけに得意げに見えてしまうようで、ちょっぴり、むーっとふくれたりしておりました。
ついでに言いますと、美咲紀ちゃん、物理は大の苦手だったりするのです。
とはいえ。
そんな風に教わりながら、無心に球を突くうちに、いつしか美咲紀も、ある程度コツを掴んできたようで、
「うん。ころころ転がる球が、ハムスターとかハリネズミとか、小動物みたいで。何だか楽しいのです」
「それはまた、ユニークな感想だな……でも、大分様になってきたようじゃないか?」
動物好きの二人は、思いがけず、ほっこり。
実は、それぞれに、良家と言っていい家柄の出自な二人。
少しずつながら、格好に腕前が追いついてきつつあり、フォームも整ってきた美咲紀。
良きお手本でありながら、理論に基づいた正確さの中に、大胆さも持ち合わせる修。
二人のプレイするビリヤード台の周辺には、美咲紀の上達につれ、やがて、どことなく気品のある、ちょっぴりセレブな雰囲気が漂いつつある……ようにも、見えたりしました。
【おネコさまといっしょ!】
『BooM』の筐体ゲームフロアには、
後木 真央
もお気に入りな、ネコ系ゲーム? が、いくつも設置されています。
レトロゲームコーナーにある、伝説の『スペニャンカー』も、その一つです。
大の猫好きな真央ちゃん、ネコ関係のゲームは一通り制覇するつもりで、クイズゲーム、シューティングゲーム、音ゲーに格ゲーと、順にプレイしてきまして。次に挑戦したのが、このスペニャンカーだったのですが。
「こ、これは、ひどいゲームなのだ無理なのだ難しすぎるのだ……」
あまりに理不尽、プロゲーマーも裸足で逃げ出すという高難度に、ぐぬぬ、と唸りを入れたりしています。
それもそのはず。何せこの、主人公のスペニャンカー教授が、弱いのです。弱すぎるのです……! ほんのちょっとした段差を下りようとしただけで、あっさりぽっくり、死んでしまうのです!
「……うん。次に行くのだ」
真央は、すぐにスペニャンカーに見切りをつけると、次なるネコゲーを探しに立ち上がりました。
賢明な判断であると言えました。
何しろ、このスペニャンカーをオールクリアしたというツワモノは、少なくともこの『BooM』には、未だかつて、一人もいないのですから……。
プレイヤーの消えた筐体で、スペニャンカー教授は、次なる犠牲者を待っているのです。
まぁ、それはさておきまして。
「むむ。ガンシューティングと聞いては後には引けないのだ、射撃部の血が騒ぐのだやってやるのだ!」
続いて真央が挑んだのは、拳銃型のコントローラで、画面の中のゾンビを撃つシューティングゲーム『ハウス・オブ・ザ・キャット』。
二人プレイ用の二つのコントローラを、二丁拳銃のように両手に握り締め、バリバリと遊んでおりましたら、
「お待たせ、真央」
「……あっ。修ちゃん椿ちゃん!」
ゾンビの脳天を次々と撃ち抜きつつ、ちらと振り向けば、後ろには、修と美咲紀が立っています。三人、ここで合流する約束をしていたのでした。
「うわわ、後木さん、すごいのです……ガンマンみたい」
「ちょっとだけ待ってて欲しいのだ、もうすぐクリアなのだエンディングまで一直線なのだー!」
実を言いますと、ここまで、二千円ばかりもこのゲームに注ぎ込んでいた真央。途中で投げ出すのは、少々もったいないのも確かです。
結局、修と美咲紀は、最後まで真央の早撃ちの妙技を堪能し、一緒にエンディングを見届けたのでした。
ところ変わって、こちらは、クレーンゲームが並べられているコーナー。
「むぅ……上手くいかないもんだな」
ぱかぱかとランプが明滅し、楽しげなBGMが流れる中、しかしそこに佇む
御剣 刀
はと言えば、自販機で買ったアイスをがじがじとかじりながら、何やら難しい顔をしておりました。
目の前の筐体、『ニャンホーキャッチャー』のガラス窓の中、雑然と並べられているのは、人気の『ざ・にゃんだふるふぁいたーず』のグッズたち。中でも、キャラクターのぬいぐるみが、刀のお目当てではあるのですが。どうにも、苦戦を強いられているようなのです。
再度、100円玉を投入し、再びチャレンジ……といったところで、
「あっ。刀ちゃんなのだ偶然なのだー」
刀の背後から、明るい声がかけられました。
「ん? ああ、後木と……何だ、奇遇だな」
気づけば、真央、修、美咲紀の三人組が立っておりまして。見知った顔に、刀は、軽く手を上げて見せます。
「ニャンホーキャッチャーですか……あっ、あそこに可愛いにゃんこが!」
「椿も興味があるのか。やってみたらどうだ?」
刀の操作するクレーンが、じわじわと動いていくのを眺めつつ。美咲紀が言うと、修も軽い調子でそう勧めます。
「ああ、じゃあ、今代わるよ。けど、結構難しいぞ、これ?」
「ふふふ……今の動きで、この台のクセは見抜いた! 絶対取ってやりますよー」
場所を譲る刀に、そんな風にのたまう美咲紀ちゃん。何やら、妙に自身ありげです。
彼女目をつけたのは、にゃんだふるふぁいたーずの看板キャラクターである、『木天蓼 ニャン子』のぬいぐるみのようです。
コインを投入すると、美咲紀は、先ほどのビリヤードの時にも見せなかったほどの集中力で、クレーンを操作し……。
「椿ちゃん、頑張るのだ……!」
ごくり。固唾を飲んで見守る面々の前で、
「……ふっ」
にやり。不敵な笑みを浮かべた美咲紀は、お目当てのニャン子のぬいぐるみを、何と一発ゲット! してしまいました。お見事です!
「こいつは驚いたな……! 椿に、クレーンゲームの才能があったとは」
「や、やるじゃないか……」
素直に感嘆する修、ここまで今ひとつ成果の振るわず、悔しげな刀を前に。美咲紀は、景品の出口から取り出したぬいぐるみを掲げて、実に得意げ。
「ご褒美を持って帰れる系には、強いのですよ!」
どうやらビリヤードより、こっちのほうが向いているのかも知れませんね。
最後に、刀も誘って、四人、『ニャンプリ』で記念撮影をすることに。
こういうものは初めての修は、
「いや……これ、どこに貼ったらいいんだ?」
と、出てきた小さな写真を手に、ちょっぴり戸惑いがちだったりもしつつ。
それぞれ、手帳やカバン、ペンケースなど、思い思いの品に貼り付けて、
「これでみんな、お揃いなのだ~♪」
可愛い猫の枠に囲まれた四人の笑顔に、真央は、思わずにんまり。
ゲームセンターで過ごす、ささやかな休日。けれど、彼らには、確かな思い出が刻まれたようです。
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担当ゲームマスター
墨谷幽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月20日
参加申し込みの期限
2014年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
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