this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ゲームセンターで遊ぼう!
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
16
つぎへ >>
【お友達? それとも……?】
ゲームセンター『BooM』の入り口をくぐって、すぐのこと。
風鳥院 鷲羽
は、傍らの
笹森 清真
の腕に、ぴたり、寄り添いながら、
「な、何だか見られてるような気が……僕、どこかヘンじゃないですか……?」
ちらりとあたりを見回し、どこか不安そうな表情を浮かべつつ、言いました。
言われてみますと。周囲の客たちの視線が、何故か一様に、彼ら二人へと注がれているのが、確かに感じられるのですが……。
「ん? いや、大丈夫だろ。いいセンスだと思うぜ?」
眉を寄せた鷲羽の顔が、清真の一言で、ぱあっと明るく輝きます。
寝子高の桜花寮で、ルームメイト同士の二人。同じ剣道部にも所属していて、練習で一緒に汗を流したり、部屋では、仲良くゲームで遊んだり。普段から、親しい友人同士ではあったりするのですが、今日のように、二人で連れ立って遊ぶというのは、実は初めてのことです。
鷲羽はそもそも、ゲームセンターに来ることはおろか、友達と遊ぶ、ということ自体が初体験のようでして、
「そうか、お前はこういうの、初めてなのか。じゃあ、楽しまないとな」
「は、はいっ。今日は、たくさん楽しんじゃいます!」
初めてづくしで、ちょっぴり緊張しがちな鷲羽。そんな友人に、清真は端正な面持ちへ、優しげな笑みを浮かべつつ。今日一日は、彼を、めいっぱい楽しませてやろう、と心に決めていました。
最初に二人の目に付いたのは、格闘ゲーム、『ざ・にゃんだふるふぁいたーず』です。
「あ、格ゲーもありますね。せっかくだから、対戦しましょう!」
「ああ、いいぞ。手加減はしないからな?」
背を向け合った対戦台に、それぞれ別れて座り、コインを投入すると、愛用のキャラクターを選択します。
二人は寮の部屋でも、良く、こういったゲームで遊ぶことがありまして。『ざ・にゃんだふるふぁいたーず』シリーズも、家庭用に移植された前作はそこそこにやり込んでいる、ツワモノ同士だったりします。
清真が選んだキャラクターは、蹴り技を得意とするドラゴンの拳法家、『シュウ』。突進技と豪快な連打で、相手を攻め立てるのが持ち味ですが、鷲羽とは何度か対戦し、手の内はお互いに、ある程度分かっているのです。うかつな攻めは敗北に繋がるため、清真は、慎重に技を繰り出します。
シュウと相対するのは、刀を構えた鷲のサムライ、『鷲塚』。武器を使った長いリーチを持ちながら、接近戦でのコンボも得意な、万能ながら玄人向けのテクニカルキャラです。鷲羽の持ちキャラである鷲塚は、シュウの大振りなキックを手堅くガードし、小技による反撃を行いつつ、チャンスをうかがいます。
少女めいて可愛らしい顔立ちの鷲羽も、こと、ゲームでの勝負となると、その表情は真剣そのもの。
清真も、生粋のゲーマーとして、負けるつもりは毛頭無く。画面に見入るその眼光は、実に鋭いのです。
針穴を射抜くようなシュウの強烈な蹴りを、刀の峰で受け止めて防御した鷲塚は、硬直を狙い、反撃の必殺技を繰り出します。
(大技をガードして、切り返し……今ですっ、『秘刃・鳳翼皇翔』!)
炎を纏う鳳凰をバックに、飛び上がりながら刀を振り上げ、鷲塚はシュウを切り裂きます……が。
僅かに残った体力ゲージ。起き上がったシュウが、怒涛の反撃を開始すると、
(悪いな、けど、ここは負けられないぜ……!)
竜の顎のような闘気を帯びたジャンプキックが、空中の鷲塚に炸裂!
互いの持ち手を読み尽くすような真剣勝負は、辛くも、清真に軍配が上がりました。
「わー、笹森さん、やっぱりお強いですね。負けちゃいました、お見事です!」
「いや、いい勝負だったぜ。結構危なかったよ」
鷲羽のにこにこ笑顔に、清真の返しも慣れたもの。
どうやら、勝ち負けは二の次。二人で遊ぶことそのものが、彼らにとっては、一番の楽しみのようです。
続いて、ビリヤードの置いてある、広いフロアへと移動した二人。
「笹森さん、ビリヤード、できるんですか?」
「俺もたまにやる程度だ。あまり上手くはないけど、出来る限り教えるから」
「はいっ、お願いします!」
初めてのビリヤードに興味津々、目を輝かせる鷲羽の手を取ると、清真は、構え方から、優しく手ほどきしていきます。
自身の言葉通り、清真もそれほど、経験があるわけではありませんでしたけれど。その教え方は、実に分かりやすくて、懇切丁寧。鷲羽は逐一、ふむふむ、とうなずいています。
「……と」
「? どうかしました、笹森さん?」
「あ、いや。何でもない」
ふと。
腕の中で密着した、鷲羽の身体に、清真は心の中で、
(……それにしても、風鳥院は、華奢だな……)
そんなことを、考えていたりしました。線が細く、大胆に肩と足を露出した鷲羽は、まるで、そう。女の子のようにも見えて。漂ってくるのは、何だか、良い匂い。
とはいえ鷲羽も、剣道部にて、日頃から竹刀を振るっていることもあり。初めての割りに、その構えはなかなか様になっていたりしまして、
「毎日、重い防具を付けて、竹刀を振り回しているだけあって、安定してるな。やっぱり凄いよ、お前は」
「そ、そうですか? ありがとうございます……えへへ」
手放しで褒められて、近づく清真の、端正な顔に。鷲羽は、ちょっぴり、頬を赤くしたりしました。
遊び疲れて、二人は休憩ロビーにて、ジュースで一服。
清真は、冷えた缶を手渡し、
「まぁ、遠慮するな。今日一日、付き合ってくれた礼さ」
「いいんですか? ありがとうございますっ」
満面の笑みを浮かべ、鷲羽はそれを受け取ります。
ゲームに、ビリヤードに、めいっぱいに遊び倒して。充実した休日の一時は、二人の胸に、心地の良い安らぎを満たしていました。
「やっぱり、笹森さんは凄いです……色々知ってて、ゲームも上手くて……!」
「いや、それほどでも無いけどな」
「それに、それにっ、カッコイイですし!」
きらきらと。輝く瞳で見上げる、今日はいつになく、はしゃぎがちな鷲羽に。
清真は思わず、照れ臭そうに、ふいっ、と顔をそらします。
「べ、別に、かっこよくなんかねーよ……」
「そんなことないです! えへへ……笹森さん。これからも、色々、たくさん、楽しいこと。教えてくださいね?」
真っ直ぐに、正面から、そんなことを言われて。
「……ああ。もちろんだ」
照れながらも、清真もやっぱり、悪い気はしないのです。
あくまで、気の置けない友人同士。けれど、仲の良い二人はどこか、端正で凛々しい少年と、可憐な女の子の取り合わせのような……周囲の客たちからは、仲睦まじいカップルの、甘いデートのようにも見えてしまったりするのです。
そう……初めに鷲羽の感じた視線は、周りからびしばしと突き刺さる、いわゆるひとつの、シット光線なのでした。
けれど。
彼らはもはや、そんな視線に、つゆとも気づかず。
二人だけの時間……あくまで、仲の良い友人同士の一時、なのですが。それは、穏やかに過ぎてゆきました。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
16
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ゲームセンターで遊ぼう!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月20日
参加申し込みの期限
2014年04月27日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月27日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!