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ある夏休みの試練~サンマさんりたーんず~
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普堂 しおり
は数学の課題……よりも暑さと闘っていた。体調万全、睡眠も十分だったのに、外から入ってくる熱風が集中力を削いでいく。熱風と共にいい匂いが漂ってきて、隣室で行われているであろうパーティーのことを考える。楽しそうだし、早く終わらせて行きたいと思う。
『よっ!』
「あっ、小サンマさんだー久しぶり」
こそっとしおりは小さなサンマさんに声を掛けた。驚きはしない。何しろ、この小サンマさんに会うのは初めてではない。
『ろっこん、にゃかんひこう』
しかしサンマさんの言葉に、しおりはびくっと肩を揺らした。
「なんで知ってるの!? じゃなかった、『ねこかんひこう』だよ!」
思わず大きな声で言いそうになったのを抑えて、ひそひそ囁き返す。確かに、心の中で『にゃかんひこう』と呼んではいる。元ネタが夜間飛行だから音が似ていると思っただけだ。
「……ていうかいいじゃん! 可愛いじゃん! 内緒だよ!?」
少し逆ギレしてしおりが言うと、小さなサンマさんは反省の色すら見せず、ニヤニヤ笑っている。
『泉先生似の少年が主人公の、SFぽい設』
すべての言葉が音として発せられる前に、しおりは左手で小さなサンマさんを鷲掴んだ。怒るのかと思えば、しおりの表情は嬉々としている。
「君、そういうの興味ある? 裏設定とか聞きたい? 恥ずかしいけど、そこまで言うなら……」
誰も聞いていないのに、しおりはひそひそと1人語り始める。しかし、途中で我に返った。
「あ、補習の邪魔になっちゃうね」
そうだ、ここは会議室。集中したい人もいるに違いない。
「ちょっと待ってねー課題すぐ片付けるから」
すぐ、という言葉の通り、しおりは数学の課題をさっさと終わらせた。
「先生終わりました!」
久保田先生に見てもらうと、全問正解という結果だった。
「やったー完璧」
握ったままの左手を突き上げる。が、そこにいたはずの小さなサンマさんはいつの間にかいなくなっていた。
「あれ? 萌え語りに満足して帰ったのかな? いいことしたー」
しおりは満足げに呟いて、家庭科室へと向かう。これからクッキング・パーティーに参加するのだ。白沢先生の手伝いをしたり美味しい物を食べて楽しんだりしたい。好き嫌いは無いので、なんでも食べる所存である。
晴海 飛鳥
は机に現れた小さなサンマさんにこっそり声を掛けた。
「サンマ君、前の補習振りだね……ってあぁ、こいつは別物か……フッフッフ、でも残念、前回までのレベルを見る限りじゃ僕の心を動かす秘密なんて掘り出せそうには……」
飛鳥の様子には余裕がある。あった。この小さなサンマさんが口を開くまでは。
『なになに、最近まで幼馴染のお父さんに』
「ヤメロ! 僕が小さい時から割りと最近まで幼馴染のお父さんに初恋してた秘密を囁くのは!」
小声で制止したついでに、慌ててうっかり自ら暴露する。しかしそこで一度サンマさんが黙ったものだから、暴露したことに飛鳥は気付かない。
「……ふぅ、危うく切れちまうところだったよ、僕がキレタラそりゃ大変な事に……」
しかし安堵したのも束の間のこと。
『恥ずかしいからって、窓の外からチョコレートを放り込むなよ。貰う方もびっくりしたんじゃねえか?』
「ヤメテ! バレンタインで酷いできのチョコをまともに渡すのがあれだった秘密を囁くのは! 窓が割れてまるで恐怖新聞だったって、もうなんともいえないよ!」
思わず机を勢いよく叩いて、立ち上がる。途端、周りの目が自分に向いているのにはっと気づき、そろそろと静かに腰を下ろした。周囲の目と久保田先生の目が痛い。新たな恥ずかしい話を作ってしまった瞬間である。この教室は呪われてるよ! なんて、とオカルト少女っぽいことを叫びたくなってくる。
(こりゃ夏の幽霊だわー! 今憑かれちゃってるわー!)
元はと言えば、赤点を取ってしまった飛鳥自身のせいである。消えるボールペンでテストを受けてしまったことが原因だ。小さなサンマさんは、思わず立ってしまったときから視界から消えたような気がする。後はもう賢者モードで乗り切るしかない。変な目で見られることは慣れている。
(……よし、2学期は恋をしよう、新しい恋を……)
伏木 綾人
は淡々と課題を解いていた。いつものように普通にやって、普通に帰るだけだ。しかしなぜまた欠席扱いだったのだろうと疑問を抱く。しかも今回は全科目が欠席になっていた。
(うーん。やっぱりもう少し目立つように努力したほうがいいのか?)
別に綾人自身、目立ちたいわけではない。ではないが、今回の補習もまた欠席扱いになってしまっては困るのだ。そういえば先程から何か色々聞こえてくる。隣近所の席を見れば、誰もが机を見つめて独り言を呟いているように見える。独り言だろうか、まるであれは誰かに制止をかけているような気がしなくもない。
「補習時間くらいは静かにできないのか……いや独り言はそれはそれで不気味だ。一体何を言っているんだ……」
ぶつぶつ呟くその感想がまた、周囲にとっては不気味な独り言になるのだが、綾人は気付かないまま感想を言い続けていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月24日
参加申し込みの期限
2014年05月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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