this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ある夏休みの試練~サンマさんりたーんず~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
(あー神様ってやっぱいるんだなー)
安本 マコト
は補習課題に取り組みつつ思った。バイトばかりしてテスト勉強をやらなかったツケが赤点という形でやってくるとは。しかも4つ、英語・理科・社会・家庭科を、だ。4つなんて何日夏休みを返上しなければならないのか、考えただけでも嫌だ。そんな今日は英語の課題。一番苦手な教科だ。一番苦手なのだが、どうも今日は隣でクッキング・パーティーなるものをやるらしい。それならば補習が嫌な気持ちより何より、早く終わらせてパーティーに参加したい。そしてあわよくば女の子たちと仲良くお喋りを……!
と、意気込んだのも束の間、すぐにやる気は削がれてしまう。原因は夏、この暑い日にクーラーが無いということだ。暑い、本当に暑い。しかし暑さに負けていては、楽しい時間はやってこない。マコトは強く自分に言い聞かせる。楽しい声なんて聞こえない、いい匂いなんてしない。俺は誘惑には負けない、進級出来ないのはマジやばい。この戦いが終わったら、パラダイスが待っているんだ。ものすごく頑張って全部終わらせてパーッと遊んでやるんだ。俺はやれば出来る子やれば出来る子やれば出来る子やれば……。
「美和せんせー、ここ分かんないっすー優しく教えてくださーい」
分からないところは久保田先生に聞いて、なるべくすぐに解決する。そして自分に先程言い聞かせた通りに、パラダイスのために全力を尽くす。
『お前もしかして、彼女いないのか?』
そう、全力を……。
『今じゃないな、ずっとか?』
声の主は小さいサンマさんに見えた。が、きっとこれは夢か幻だ。きっと神様が試練とばかりに見せているに違いない。でなければ、こんな小さなサンマさんが誰にも言ったことのない、マコトの恥ずかしい話を知っているわけがないし、言いふらすこともするわけないのだ。
『おーい?』
マコトは課題終了に向けて、妨害を耳にしないようぐっと鉛筆を握り締めて集中した。
御剣 刀
は、マコトと同じく、英語の課題を選択していた。この教科は担任で部活顧問の教科でもある。友人たちがクッキング・パーティーと聞いて、最初からさっさと終わらせて食べに行く気満々であった。
(あーくそっ、なんで俺は補習なんか受けてるんだよ!)
しかし、いざ課題と向き合うとついつい心の中で悪態をついてしまう。なぜ補習を受けているのか、理由は簡単、5教科赤点を取ったからだ。どうしようもない。一夜漬けを繰り返して寝不足になったのが敗因だ。次はもっと上手くやらなければならない。とにもかくにも、補習Deth! ここを突破しないとパーティーに参加できない。美味しい料理が刀を待っているはず、なんとしてでも突破してみせる! という気持ちを胸に刻み、課題に取り組み始める。
だが集中力が切れるのは残念なことに早かった。時間が足りない、突破できない。
(このままじゃあ俺の飯が……飯が!)
学生の本分は勉学である。だが、刀の場合は飯のほうが比重が大きいようだ。刀は奥の手を使うことにした。頭の中で撃鉄を落とすイメージをする。刀のろっこん、加速である。精神が加速すると相対的に世界の動きが遅くなる。この差を利用して十分に考えながら問題を解いていくのだ。
『おーい』
視界の端で小さなサンマさんが手を振って何か言っているが気にしない。
(神魂にサンマさんよ、今の俺を止められると思うな!)
「美和ちゃんできた、チェック頼む!」
数人の視線を感じて、あっと思うがもう遅い。慌てていたため、うっかり叫んでしまっていた。
志波 拓郎
は社会の補習課題に取り組んでいた。楽しいはずの夏休みに学校に出て補習というのは大変気が重い。しかし、隣の家庭科室のクッキング・パーティーに行くためには早く終わらせるしかない。お菓子が好きなのもあるが、
高梨 彩葉
が参加しているというのが、一番のやる気の元だ。まず課題をざっと見て、覚えている所を一気に埋める。それから分からない所を全部洗い出して、まとめて先生に聞くというやり方だ。もしかしたら穴だらけになってしまうかもしれないが、せっかくの補習である。これをいい機会と思って、分からない所は徹底的に潰していこう。
(暗記は苦手だけど……)
眠気と闘いながらも問題を解いていく拓郎は、何かの気配にふと顔を上げた。机の隅っこに、小さなサンマさんが立っていて、声を掛けるように片手を上げている。
「サンマ、さん……?」
『へえ、BLTサンドのTをチーズのTと思ってた?』
拓郎は思わずサンマさんを払い落と……そうとした。しかし蝶のようにひらりとかわして、サンマさんは反対の端っこに移動している。この小さなサンマさんには中間にもお世話になった。ということはこの恥話暴露も、妨害の一種か。中間といい、どれだけ妨害したら気が済むのだろう。赤面しつつサンマさんの口を塞ぐか捕まえようとするが、ひらりひらりとかわされる。補習中のため、大げさに行動することも難しい。デコピンしたら飛んで行ってくれないだろうか。
苛立ちを隠すこともせず、とりあえず課題に集中する。これが終わればサンマさんの妨害も関係がなくなるはずだ。昨夜、半分寝かけつつも1教科だからと集中して勉強してきた。頑張って効率よくやれば、クッキング・パーティーにも間に合うはずだ。
(パーティー……彩葉さんが作るスイーツ……)
じゅるり、と甘い物を想像して課題によだれが垂れた。慌ててよだれを拭いて辺りを見回す。サンマさんはどこへ行ったのか、影も形もない。
(早く終わって参加出来たら、甘い物いっぱい食べたい……!)
その思いを原動力に、拓郎は課題に集中した。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ある夏休みの試練~サンマさんりたーんず~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月24日
参加申し込みの期限
2014年05月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!