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【身体測定】♂♀反転戦線、異常アリ!
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【8】
「なんか悲鳴が聞こえたな……」
雪見 大福
が首を傾げた。
だが「気のせいか」と向き直り、再びヘッドフォンを装着する。
彼のろっこん『リスニング』は、音楽を聴いている間、周囲の心の声が聞こえる効果を持つ。
「……ん、やっぱ校内は人が多いからざわつくな。でも変なこと考えてるやつはいなさそうだし……。本当にいるのか? 変態なんて……」
耳を澄ましてみるが、その大半が性別反転した生徒のパニックの声だった。
『元に戻してー!』
『うわぁ! 恥ずかしいから見るなよ!』
『何でこんな目に……!』
『パンツ返せ、ちょ、アッー!!』
「最後のなんだ!?」
騒ぎが起き始めてからかれこれ1時間弱。
教職員も数名この件の対応に追われているようだ。
『一体、これはどういうことだろうか?』
『病気かしら? それとも生徒たちが集団で私たちをからかっている?』
雪見は事態が悪化の一途を辿っていることに胸を痛めた。
「みんな困っているなぁ。でも、凡人の俺には、これくらいしかできないよな……」
ネガティブな性格の雪見、徐々に気持ちが下降していく。
「俺のろっこんも何か地味だしさー……。本当に役立つのかな、これ……」
どよどよ~んと顔を翳らせていじけモードになる雪見の背中を、強い衝撃が走った。
「っと、どわっ!?」
『酷い! モデル体型が何よ! 結局、ショーゴ君は私のようなデブより細くて美人のことが好きなんだわ!!』
神出鬼没の播磨にぶつかってしまう雪見。
吹っ飛ばされて、廊下の壁の掲示板に激突してしまった。
「……いってぇ、軽いから吹き飛ばされるんだよ俺は!」
背中をさすりながらよろめく雪見。
その胸は心なしかパッツパツだ。
「……? 胸が苦しいな。肺を打ったかな……?」
なんと、性別反転に気が付かなかった。
「さっきの女の人、一体何があんなに悲しんでたんだろうな? 凄く思い詰めた心の声が聞こえたけど……?」
もしや、と勘繰った雪見は、ここで様々な情報を整理しだした。
「………………!」
そして、ひとつの答えを導き出す!
「分からねぇ! 無理!」
残念ながら、要領が壊滅的に悪い彼の頭では真実を掴むことができなかったようだ。
「とりあえず、ねこったーにさっきの女の人の言葉、呟いておこう」
軽い気持ちでさっきの心の声を一語一句違わずにアップする雪見。
(ろっこんではなく、女性の独り言ということにしたが)
「これでよし。さて、変態探すか」
……雪見、自覚なしに播磨の動機を探り当てるという大手柄を成し得たのだった。
新井 すばる
ことちくわちゃんは、堂々と女子更衣室に侵入。
RPGの勇者のごとく、手当たり次第ロッカーを開けまくって調査を開始していた。
「なるほど、なるほど……! むふふ、女性更衣室はいいにおいだなーうん」
そのまま女性の秘密(物的証拠)を次々に暴いていくちくわちゃん。
ちくわちゃんは 勝負下着 を発見した!
「探偵として、この物的証拠は押収せねば……! いや、流石にそれは犯罪行為だ。押収はせず、ボクの網膜に焼き付けておこう」
ぐふふふふ、とニヤニヤしながら女子のあんなモノやそんな恥ずかしいものまで“調査”するちくわちゃん。
「そういえば、部室棟にはシャワールームがあったなぁ」
――ブホッ!
ちくわちゃん、妄想力豊か過ぎて鼻から流血が止まらない!
「――やべぇ、こりゃ忙しくなって来たぜー! 探偵として知らなければ、探偵としてな」
足早に部室棟へ向かうちくわちゃん。
だが、着ぐるみが女子更衣室から出てくるのはとても不自然である。
ましてや、ちくわ=新井という認識が、まだ入学から一ヶ月しか経過していないにもかかわらず浸透している今日この頃。
ねこったーで『ちくわが覗き魔してるぞ』というタレコミが相次ぐのは当然のことであった。
部室棟の入口は思いのほか狭かった。
「仕方がないなぁ。着ぐるみをここで脱ぎ捨てる他ないね」
ちくわちゃんを脱ぎ捨てると、自身の胸板をペタペタと確認する新井。
「――男の時と変わらない胸板の感触。なんていうつるぺたっぷり!」
これはこれでマーベラス、と感心しているのも束の間。
「これより、探偵として潜入調査を行う。大丈夫、今のボクは女の子~♪」
高まる胸を抑えきれず、足早にシャワールームへ。
そこには既に、数名の下着姿の女子が。
新井と女子たちの目線がかち合う。
「おっとなんだい? 驚いた顔して? ボクたち女同士じゃないか?」
その発言に怪訝な表情を浮かべる女子たち。
新井はニコニコしながらシャワールームへ突貫!
誰かが使用中のようだ。女子なら乱入しても「もう、えっちー♪ いやん♪」で済まされるはず!
「今、校内は未曾有の事件が発生しているんだ! 僕は探偵として調査しているだけでね? いやらしい気持ちがあるわけじゃないよ! 今はほら、女同士だし! 胸はないけど、股間のωもないよ!」
新井は爽やかに笑いながら、自らの股間を掴んでみせる。
……ωがあった。
「え? え? どういうこと?」
混乱する新井。あの女の人にぶつかれば性別反転するんじゃなかったの?
その時、更衣室内の女子がシャワールームに向かって叫んだ!
「「島の妖精さーん、お願いしまーす!」」
「ぬはァァァァン!」
なんと、シャワールームにいたのは島の妖精ソワカだった!
「美女のヌードが見られると思った? 残念! 島の妖精ソワカちゃんでした!」
ねこったーの情報で救援を求められた島の妖精が先回りしていたのだ!
ちなみに今、妖精はノーガード戦術をとっている。シャワーを浴びていたため、股間もノーガードだ。
でも何故だろう?
股間付近に赤ん坊の顔の幻影がモザイクのように掛かっているぞ?
これなら女子がいても安心だね!
「そこのちくわが何故、中の人が性別反転しなかったか、教えてあげましょう!」
ギュピッと一歩踏み出して、したり顔のまま解説を始める妖精。
「ちくわの中は空洞! つまり、『中身がない』! 転じて、『中の人などいない』ということですねぇ」
新井がハッとした表情で「ま、まさか?」と呟く。
妖精は頷きながら告げる。
「そのまさかですよ。中の人はいないということは、“ちくわの着ぐるみ自体が本体”です! 空洞部分のメガネなど“存在しない”!」
「メ、メガネだと!? メガネを掛けているボクは本体ですらなかったのか……」
新井、衝撃の事実に白目を剥く。
「さぁて、そろそろ始めましょうか、本日二回目のガチムチパンツレスリングいざぁ……!」
「待って!? ガチムチとか意味解らな……」
「あぁん? 最近だらしねぇ! エロいか? あぁん? 卑猥かぁ?」
妖精が新井にタックルをかまし、フェアリーリフトと呼ばれる技で担ぎ上げた!
そのまま新井のズボンを力任せに破り捨てる!
「結構すぐ脱げるんだね、仕方ないね」
「アッー!!」
ガチムチパンツレスリングが新井の悲鳴とともに展開される中、
常盤 四月
がその中に紛れていた。
男子更衣室を物色したあと、噂を聞きつけて潜入した次第である。
中性的なベビーフェイス男子になっている四月は、女子の中でも気が付かれなかったのだった。
もとより女子という部分も強みで、全く違和感がなかった。
(実物は初めてだよ……! すごい迫力!)
目の前で繰り広げられる光景に目を輝かせる四月だった。
「……酷い目にあった」
新井が脱がされた下半身を抑えながら、涙目で部室棟から出てきた。
「早く着ぐるみを着込まないと、フルチンで校内を彷徨う羽目になるよ……」
オロオロしながら着ぐるみを探す新井。
だが、部室棟入口に脱ぎ捨てたはずのちくわちゃん着ぐるみが消失しているではないか!
「え、ええ!? あれがないと大変なことに……!」
「どうじだでありまずがァア~? ちくわどのォオ~?」
茨姓 歩
がろっこん『シシャの夜明け』を用いて、着ぐるみをむしゃむしゃ食べていたのだ。
「ちょっ、何してるのさー!?」
「塩化ポリエヂレンの味がざいごうでありまずゥウ~!」
「そうじゃなくて、なんで食べちゃうのさー!?」
新井の問いに、首を傾げる茨姓。
「何が問題ありまずかァア~?」
ダメだ、会話が成立しない。
そこへねこったーを見て駆け付けた雪見が現れた。
そして新井の格好を見て思わず言葉を漏らした
「……いや、ないわー。流石に下半身穿いていないとかないわー」
「……もう、どうにでもすればいいじゃないか……!!」
こうして、新井はねこったーに綺麗な土下座の画像を披露するのであった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
88人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月26日
参加申し込みの期限
2013年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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