this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【身体測定】♂♀反転戦線、異常アリ!
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
25
つぎへ >>
【6】
「よ、容赦ないですねー」
ガムテープと縄でミイラのようにぐるぐる巻きにされた上に打ち捨てられる北美浜を眺め、屋敷野は乾いた笑いしか出てこなかった。
「屋敷野だから“その程度”で穏便に済ませたんだ。これが通常だよ」
「奇襲で飛びかかって変態の頭を踏み抜いた挙句、抵抗できないように簀巻きに……」
徹底してるなぁと吉野は思っていた。
ちなみに、屋敷野はオデコと鼻の頭に1本、細いガムテープが貼られていた。
「豚鼻で済んで良かったですねー、私……」
悪寒が走った屋敷野だった。
変態狩りに協力する事を交換条件に、ここまで軽減してもらったのだ。
「変態を狩り続けていれば、きっとあのデカい女の目的が分かると思うんだ」
だから徹底的にね、と微笑んだ。
逆巻はねこったーに『変態1人討ち取ったー』と、簀巻きになった北美浜の画像をアップ。
変態たちへの抑止力を狙う。
「さて、仲間の方はどうかな?」
逆巻は淡々と協力してくれる仲間たちへダイレクトメッセージを送信し始めた。
ところ変わって、部室棟。軽音楽部にて。
雨寺 凛
は性別反転した後、衣装を求めてここへやってきた。
お目当ては、先輩たちが遺したライブ衣装。
「……あった、ライダースジャケットにジーパン!」
早速、女子制服から衣装に着替える。
「姿見で見てみよー……。おぉ、カッコいい!」
鏡に映る自分の姿は、少し髪の長い爽やかな雰囲気のバンド男子だった。
試しに愛用のギターを構えてみる。
「……思いのほか様になってるー!」
これには感激するしかない雨寺。
そして、先程から気になっていたのは自分の声。
男性になり、ややハスキーな低音に変わっていたのだ。
「アー、アー、この声、クールでいい感じ!」
一曲、歌ってもいいよね?
おもむろにギターを掻き鳴らしながら歌声を乗せ始めてみる。
歌うはしっとりとしたバラード。
(……凄い! 女性の時と違って低音がいい仕事している上に渋い!)
低音によって深みのある抑揚が可能となり、胸を焦がすような切ないバラードが実現できたのだ。
(きゃーきゃー! 素敵ー! 全部自分だけど! 何これ、楽しすぎる!)
その後、雨寺は元に戻るまで、部室で歌い続けていたという。
「あれ? 何か大事なことを忘れてるような……? ま、いっか、楽しいし……」
「問題解決の為に、何とかしないと!」
綾辻 綾花
は被害者たちに訴えかけていた。
「今日は見慣れない男装の女子が多いなって、よく似た男子は見たことあるなって思ってましたが……」
ろっこんの関わることならば、なんとかしないといけない。
綾辻も播磨にぶつかり、男性化した被害者である。
152cmの小柄な体型から、178cmの長身の美少年へと変貌してしまった。
制服のままではアレなので、体操着に着替えている。
「ま、まぁ、視界が違うのでちょっと新鮮です。私もこれぐらい身長があれば良かったんですけど、伸びなかったんですよねぇ」
「おいおい、話が逸れているぜ?」
奈良橋 博美
がすかさずツッコミを入れる。
「俺たちが今、直面している未曾有の事態を、一刻も早く解決しないとな。でないとフツウが破綻しちまう。そのために集まったんだろ?」
奈良橋の言うとおり、問題解決に向けて被害者一同が集まり、作戦を立てることとなった。
全員参加とはいかなかったが、多くの被害者が教室に集まってくれた。
提案者は、
浮舟 久雨
だ。ねこったーで呼び掛けたのだ。
既に男性化しており、身長は185cm前後、髪の長さや前髪の両脇の犬耳のような跳ねはそのままだが、髪を結う銀の留め具はうなじの辺りまで上に持ってきていた。
そこには凛々しく、品の漂う美青年となった浮舟がいた。
彼女は自身のろっこん『浮かぶ瀬は瞬刻にして』を用いて、最適な作戦を構築。全体へ提案をしているのだ。
「みんな、私の提案に乗ってくれて感謝する。性別反転、私も初めは驚いたが軽くて動きやすく、元々の男装もあいまって普段より中々快調だ。だが、彼女を止めなければこの怪異はどんどん広がってしまうだろう」
その場にいた一同がしきりに頷いてみせる。
「泣き顔が引っかかるな……。何か辛いことでもあったのだろうか。走って行った方向、そしてそんな胸中を吐露できる教諭が居る場所、となると……保健室か。そこの入り口付近に先回りするとしよう」
「そうだな……。例の女はまっすぐ保健室へ向かわず、校内をあっちこっち暴走してやがる。先回りは容易だろうな……」
女体化した
如月 庚
が浮舟に賛同した。同じ寝子島☆美食クラブの一員でクラスメイトである2人。真っ先に合流し、今事案の対策の為に集結を呼びかけていた。
「では如月、貴様はすぐに保健室へ……」
「浮舟、今の俺はカノエだ」
「何を言ってるんだ? 貴様は如月……」
「カノエ・フェブルウス。それが今の俺の名だ……」
ウェーブ掛かったブロンド巨乳美女、カノエ・フェブルウス。ツンデレ気味なツールビューティがウリだ。
入学当初に行われた九夜山トレッキングにて、何故か名前を庚(コウ)を庚(カノエ)と名前を間違えられたことから名乗り始めたのだとか。
「っつーか、急に性別反転した気分、ここにいる皆なら分かるだろ……! 早く元に戻りてぇ……! 俺の学園生活の未来が掛かってるんだ!」
「……照れ隠しで偽名を用いるのも致し方がないな。ではカノエ、頼むぞ」
「了解だ」
「私も行くわ!」
ガバッと立ち上がる男装の少女が1人。
「私、志波 武美! みんな、よろしくね★」
キラッと可愛さアピール!
アイドルスマイルでみんなの視線を独り占めだ。
「……なんだ、志波兄か。やってて虚しくないか?」
「こういうノリで行きたい気分なのっ!」
武美=
志波 武道
、ノリノリである。
尋ねたカノエも「お、おう……」と微妙な反応。
「暴走しているのは同じクラスの播磨 愛李子ちゃんよ!」
「有力な情報だな! 貴様、褒めてやろう!」
「久雨ちゃんのお役に立てて、武美嬉しい♪ きゃはっ★」
「……なんでキャラまで変わるんだよ?」
カノエが頭を抱えだした。
浮舟は気にも留めずに話を進める。
「それと、播磨先輩を保健室まで誘導しないとなるまい。このまま暴走させて徒らに被害拡大するより、追い込んで封殺するべきだ」
「それもそうだな。あのデブげふん播磨って先輩を野放しにするわけにはいかねぇし」
追分 義一
が頷きながら賛同した。
貧乳でベリーショートな黒髪を揺らしながら、無表情の少女になってしまった追分。
内心では女体化について非常に焦っていた。
……だって、スキンヘッドの彼の頭皮から突然発毛してくるのだ。
ホラー以外の何者でもない。
ずり落ちた眼鏡が、彼の心情を表す唯一の証だ。
と、教室後方の扉が何者かによってガラッと開かれた!
「話は聞かせてもらったぜ!」
ニョキッと伸びた触覚のようなアホ毛が暗黒のG虫(正式名称を出さないのはお察し下さい)を彷彿とさせる小柄な少女が教室に飛び込んできた!
「俺様は
天童寺 伐
! 俺様も忘れてもらっちゃ困るぜ!? その播磨って先輩を止めればいいんだな?」
彼も元は男子なのだろうが、今は触覚ぽい所を除けばツリ目で生意気そうな女の子。
元から小柄なせいか、完全なロリ少女と化していた。声もワントーン高くなってアニメ声だ。
武美は天童寺の顔を見詰めて何かを思い出そうとしていた。
「今の伐くん見てると、数年前に放映されていたアニメを思い出すような……? 確か、三国武将的な魔法幼女の……」
「それ以上は言うな、消されるぞ……!」
「誰に!?」
「武美といったな? 世界は陰謀論で渦巻いているのだ……! 長生きしたくば、迂闊なことを口にするでないぞ!」
天童寺は極度の厨二病でした。
「……話を戻そう。つまり、俺様が播磨を追う! 貴様らが保健室で待ち構える! そこで完全に動きを封殺! 完璧な俺様の作戦! どうだ!」
胸を張る天童寺。
だが、カノエは溜息混じりに口を開く
「天童寺、それ、今しがた浮舟が提案していたんだが……?」
「ぬぁにぃっ!?」
「全く、時間の無駄よ。こうしている間にも、その播磨って人が保健室へ突っ込んだらどうするの?」
冷たく言い放つは
夜榊 鏡花
だ。
本来、人と一定の距離を置く彼女だが、自身もトイレで播磨とぶつかり男性化してしまったことを受けてこの場に出席している。
(だって、兄さんにそっくりなんだもの……! 間違われたくないじゃない!)
双子の兄と勘違いされるのが相当嫌らしい。
「貴様の言うとおりだ。これ以上の被害拡大は是が非でも止めるぞ。総員、直ちに状況を開始するッ!」
「「了解ッ」」
綾辻、浮舟、カノエ、武美、追分は保健室へ先回り、奈良橋、天童寺、そして夜榊は、播磨を探して追い掛ける手筈になった。
こうして『播磨追い込み作戦』が発動した!
「な、なんだ、これは……!!」
鮫島 裕也
が播磨にぶつかり、自身の身体の変化に驚嘆していた。
「う、うわ、うわわ……、うわあああああああああ!!」
低身長がコンプレックスだった彼の背はさらに縮み、髪は呪われた日本人形の如くぶわっと長く伸び、幼稚園児レベルの体型に逆戻りしていた。
(あの女にぶつかったせいか……!! 畜生! 僕が、いや、お、俺が幼女に……!?)
わなわなと体を震わせ、鞄の中から折り畳み傘を取り出す!
それを無言のまま、ジャコンッと伸ばして振り回し始めた!
(こうなったら、あの女にみんなぶつかればいいんだ! みんな幼女化すればいいんだ! ロリコンホイホイだ!)
ぶっかぶかの男子制服を引き摺りながら、播磨の後を追う鮫島。
(折り畳み傘でシバきまわって、女と接触させてやる! フツウなんて、壊れてしまえ! 人類滅亡だ!)
「ふ、ふは、ふははははははははははははは!」
暗澹とした憂鬱さが彼の心を蝕んでいく。
と、そこへ伸びる女子生徒の手。
「おい、あんた、同じクラスの祐也だよな? 本当に性別変わるんだな、変な病気だぜ!」
小学生体型の
緋王 輝夜
が笑顔で鮫島の肩を“掴んで”いた。逃さないように。
どうやら、緋王は性別反転の被害に遭っていないようだ。
「……離せ! この傘の餌食になりたいのか!?」
小さな身体で緋王に傘を突き付ける鮫島。
しかし、諸君は『蟷螂之斧』という言葉をご存知だろうか?
鮫島は懸命に暴力的な気迫を発していても、悲しいかな、幼女姿ではお遊戯にしか見えない。
それを緋王は憐憫の眼差しで見詰める。
「あー、分かるぜ? 突然、そんな姿になったら、誰だって自棄になるよなー?」
ニヤリと口角を釣り上げ、背負っているリュックから虹色に輝く怪しげな液体の入った小瓶を取り出した。
「でも安心しろ! この天才、
緋王 輝夜
が特効薬を処方してやるぜ!」
「……天才? 天の災いと書いて『天災』の間違いだろ……? まさか、その中身を僕に、飲ませる気じゃないだろうな……?」
恐る恐る鮫島が尋ねると、ぐっとサムズアップで答える緋王。
「これは『みらくるヘブン』! 天才で医者の卵のこのあたしが満を持しておすすめする効能だぜ! 奇跡の回復薬『みらくるヘブン』を飲んだ奴は、ビンビンのドッカンドッカンだぜ!」
ぱぱらぱっぱらー、とファンファーレが幻聴で聞こえてきた。
「それ、試したこと……あるのか?」
「ねぇよ」
「!?」
「てか、祐也が初めてだ」
「!!??」
「みんな贅沢だぜー!? 匂いがキツイとか色がヤバイとかで飲んでくれないんだもんなぁ? そんなの瑣末なことだろ? それに『良薬、鼻に臭し』って言うし! 臭いほど効くってことだぜ!」
「それ、正しくは『口に苦し』……」
(てか、試したことない劇薬を僕に試すな! 具合が悪くなったらどうしてくれるんだ……?)
不安そうな表情を浮かべる鮫島を察したのか、真っ平らな胸をドンッと叩く緋王。
「だから安心しろって! あたしは天才だぜ? ほら、『飲ませてやる』よ。口を開けてみろ」
キュポンッと栓を開ければ、日本語で形容できない悪臭が鮫島の鼻腔に直撃!
「ぉげぇ……! 無理無理……!」
「はい1本目ー!」
ガボッ!
無理矢理に鮫島の口内へ突っ込まれた『みらくるヘブン』が緋王によって投与される。
鮫島の全身の筋肉が一気に収縮、痙攣が始まる!
「よし、効いてるぜ! すかさず2本目と3本目を投入!」
「~~~!!!」
あまりの臭気に、鮫島の鼻から通る息がとんでもないことになっていることに気が付かない緋王。
「おお! いい感じにキマってるじゃねーか! おまけで4本目と5本目も投与してやるよ! これでバッチリだぜ!」
「――――――!」
口に5本の瓶を加えた鮫島。視界が七色に染まり、ぐるぐる回り始める。
終末的な味覚と刺激に全て持ってかれてしまう。
「いやー、人助けって気持ちいいなぁ! この調子でガンガン患者を診ていくぜ!」
緋王がスタスタ立ち去ったあとには、顔面を七色に輝かせる鮫島が横たわっていた。
(いっそ、このまま殺せ……!!)
鮫島が最期に聞いたのは、窓ガラスを打ち付ける雨音。
鮫島のろっこんによるものだが、彼自身、もれいびだと気が付いていない。
(また、雨、だ、いつもこうだ……!!)
こうして、鮫島の意識は昼休み終了まで数時間途絶えた。
そして、誰にも気付かれることなく放置されたという……。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
25
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【身体測定】♂♀反転戦線、異常アリ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
88人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月26日
参加申し込みの期限
2013年02月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!