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シーサイドタウン二丁目『オカマバー・ネコ』
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●バー・カウンター
「というか誰よ、あの派手派手なの?」
「派手……て、ああ、フジコね。高校教師をしてる後輩よ」
「へーぇ、ナルミちゃんの後輩か、それで寝子高教師? まじか、何か年々多様化していくなあそこも……」
「まぁ、私立のマンモス校なんてそうでもなきゃ生き残れないんじゃない?」
「言い方が古りぃよ」
「あらそれは失礼したわね」
「……でもまぁ、俺ももう28か、ま、昔はよかったなんて言いたかねぇが、年食っちまったなぁ……」
「それはアタシに対する挑戦状と受け取ったらいいのかしら」
「んなつもりねぇさ」
そんな風にカウンター席に腰掛けて話す
本田 宗次
とナルミの会話を子守唄に
広瀬 拓夢
はまどろんでいた。
正確に言うならば酔いつぶれる寸前だった。
近くのテーブル席では
日向 透
がすっかり同僚を酔い潰してしまったためずいぶんと静かになったというのに、それにも気がつかないくらい。
それもこれもお酒が強くないのに、オネエたちに言われるがまま飲んだ結果だった。
まだ辛うじて意識はあったが、理性はもはやないに等しかった。
「そういえば、ここって俗に言うオカマバーだったんですね。特に気にしませんが」
ふと思い出したように拓夢はオネエに向き直る。
「あら、知らずに入ってきたの?」
けれどしゃんとした物言いをするせいか、オネエは拓夢の変化に気がついていない。
「まぁそうなんですけど、女性と話すだけより楽しめてると思うんで」
キャバクラでぼんやりと過ごすよりはきっと良かったのだろう。そんなニュアンスで拓夢は告げた。
「あら、いい事言うじゃない」
オネエは嬉しそうに微笑んで、拓夢との肉体的な距離をわずかに縮めた。
「聞いてくださいよ、俺の彼女……」
「あら、惚気話なんてするの?」
拗ねたフリをして、オネエが拓夢の腕を取った。拓夢はそれを気にせず続ける。
「いや彼なのかな?」
「アラ」
嬉しそうな声が聞こえたが気にしない。
「まあどっちでもいいか、ボブって言うんですけどね。そのボブが可愛いのなんのって。
俺が全部世話してるんですけどね、すーぐ態度に出るんですよ。嬉しそうに活き活きとしてたり、寂しそうにうなだれてたり――
でもそのことを知人に話してもさっぱりわからないって言うんですよ。
これってアレですよね。俺にしかわからないっていう。ふふっ、愛ですよ、愛!」
「そうよ、間違いなく愛よ!」
オネエがなに言っているが、拓夢にはよく聞こえない。
「それに水に濡れてる姿とかももうセクシーで……」
「混浴ですって!?
しかも拓夢ちゃんがなんでも世話をしてるということは、身体も洗ってあげるってことでナニでナニを洗ったりも……キャ!」
思考がすっかり表情に出ているキャストを苦く思いながら、
桜花 満
はグラスを棚にしまっていった。
「って、ちょっろ、話きひてあす?」
「き、聞いてるわ」
呂律も回らなくなり、自分でなにを言っているのかもそろそろわからなくなってきた。
ただ話を熱心に聞いてくれてるらしいことはわかって、満足してスマートフォンを取り出し愛しのボブの写真を選ぶ。
「そうだ。写真見ます?」
有無も言わさず写真を突き出すと、
「……え? これ?」
オネエの目が点になる。
「俺の彼ですよ」
拓夢は胸を張った。
「……え、っと、マリモ?」
「はぁ……俺、人間って言いましたっけ? 苔のボブです」
「こ、け?」
ここで、よくもアタシをコケにしやがってとでも言えば、また笑いが生まれたのだろうが、このオネエにはそこまでの技量はなかったようだ。
「まあ、いいれす。ますたー、もういっひゃいー」
ヒックと拓夢は喉を鳴らして、カウンターに向かい直る。
「……はい、かしこまりました」
マスターではないのだが――ここでそんな野暮なことを言うほど、満はこの仕事に不慣れではなかった。
「で――店長」
「なあに」
「今更バーテンダーに戻すとはどういった風の吹き回しだ?」
拓夢が船を漕ぎ、フジコがトイレに立ったタイミングで、満はナルミに疑問をぶつけた。
「せっかくの美人さんなのに、女の子らしい格好をしないから……つい、ね」
「なに?」
余計なお世話だと思いつつ、どこまで本気かわからず満は言葉に詰まる。
「っていうのは半分で、臨時の人を雇ったからよ。ま、どうせ別人に見えるからいいでしょ?」
「そこは喜ぶべきか悲しむべきか……」
小さくため息をつくと、店の奥に人影が見えた。
「あら、ショータローちゃん」
マッサージを終えた
沓冠 梢太朗
がカウンターに顔を出したのだ。
そして彼はナルミから満に視線を向け「おお」と声を上げた。
「さっき、桜色のドレス着てましたよね。バーテンダーだったんですか」
「え、えっと」
まさか気がつく人がいるとは思っておらず、満は一瞬たじろぐ。
「脚でわかります」
けれどすぐに冷静さを取り戻し、にっこりと微笑む梢太朗のことを(この人。変態かもしれない)と認識する満であった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月22日
参加申し込みの期限
2014年04月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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