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君の頬が冷たくて
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【ぴったりほっぺ】
「やー、楽しいけど、やっぱり暑いね!」
ロベルト・エメリヤノフ
と一緒に遊びに来ていた
小津 秋吉
が、空を見上げて言った。
「そろそろ休憩にしない? アイス買って、
シーサイド丘公園
に行こうよ」
「いいな。少し木陰でのんびりしよう」
さっそくアイスを購入して、二人は公園へと足を運んだ。
「暑い~! すぐ溶けそうだね。ここ座ろうか」
「そーだなー。あー、木陰はだいぶ涼しいな」
「本当だ~」
直射日光から逃れて、二人の肩からは力が抜けた。
「おいしー」
「なー」
すぐに溶けてしまいそうになるアイスを口に運ぶたび、ひんやりとした触感が口の中に広がっていく。
「あまーい」
「だよなー。不思議と匂いも甘く感じるなー」
ふーっと息をついて、秋吉は額の汗を拭おうとした。
「……んっ!? あっ、あれれ……!?」
そのままぺたぺたと自分の頬の触り心地を確かめて、秋吉は姿勢を正した。
「やっ、やばい! ロベルトくん、おれやばい! 夏なのにおれ、これすごくなんかやばい!!」
突然慌てだした秋吉に、ロベルトもつられてうろたえだした。
「どうした秋吉、やばいのか!? やばいのかー!?」
「うんやばい! あきらかにやばい! どうしよう、どうしようーっ」
「落ち着け! どこがやばい!? ほっぺか、虫歯かー!?」
「ほっぺが! 冷たくてやばいーっ!」
「なんと!」
ロベルトは取り乱す秋吉の頬に触れて、飛び上がった。
「うひゃああ! ほんとだやばい! これはやばい!! そしていつの間にか僕のほっぺたも冷たいぞ、やばい困ったどうしよう!!」
「えっ、ロベルトくんも冷たいの……?」
自分だけじゃなかったのかと驚いて、秋吉はロベルトの頬に手を伸ばした。
「あ、本当だ。同じくらい冷たい。……うーん、じゃあ大丈夫かな」
仲間を発見して落ち着きを取り戻した秋吉が、けろりとした調子で言った。
「大丈夫なのか!? そうか? ああ驚いた、大丈夫ならよかった!」
秋吉の態度に励まされて、ロベルトも胸をなで下ろす。
「うん。大丈夫だということにしちゃおう!」
「そうだな、そうしよう!」
脳天気に二人はにかっと笑って、互いの頬を触りだした。
「不思議だね、ほんとに冷たい~!」
「びっくりしたよなー」
さすったり揉んだりしても、頬はまるでアイスのように冷たいままだ。
「なあ、ほっぺた同士をくっつけたら、いい感じに涼しくなれるんじゃないか?」
ロベルトの提案に、秋吉も「それだ!」と、うなずいた。
「えーいっ」
「うわあ、うわあ、冷たいなー!」
「つーめーたーいー!」
きゃあきゃあと笑い声をあげて、二人は頬をむにむにとくっつけた。
「楽しい~!」
「ほっぺた楽しいなーっ!」
転げ回って喜びながら、ふいに秋吉が充満する甘い香りに気がついた。
「あれ……? なんかすっごくいい匂いがするよ、甘い感じの」
「ああ、さっきからなんかわかんないけどやけに甘い匂いがするよな」
秋吉がふんふんと鼻をひくつかせて、匂いの元を察知した。
「んーと? ロベルトくん、ちょっと失礼!」
ぺろりと、秋吉がロベルトの頬を舐めた。
「やっぱり!」
「うわあ、なになに、どうした!?」
頬を押さえながらも、なぜか瞳をきらきらさせて、ロベルトは秋吉を見つめた。
ほんのりと血色も良くなって、そわそわと肩を揺らしている。
秋吉は顎に手をかけて、まばたきをくり返した。
「ロベルトくん、きみってイチゴミルク味だったんだね!? 初耳だよ!」
先ほど食べたばかりのアイスにも負けない、ひんやりとした甘みが舌に残っている。
秋吉も、まさか友人がイチゴミルク味の人間だったとは、これまで思ってもみなかった。
「……知らなかったぞ、味付きなのか!? いつの間に僕……」
衝撃を受けるロベルトの肩に、秋吉の手が乗る。
「大丈夫だよ、ロベルトくん。フルーティーでなかなかいい味わいだったから」
「そ、そうなのか……」
ロベルトは試しに自分の手の甲を舐めてみたが、甘い味などしない。
「頬だけなのか? よーし、お返しだ、秋吉のも舐めちゃうぞ!」
ロベルトも舌を伸ばして、間近にあった秋吉の頬をぺろぺろ舐めた。
「うひゃひゃ、くすぐったい!」
「おおお? 秋吉もイチゴミルク味人間だったのか! おそろいだなっ!」
自分が味付き人間になってしまったのかとおののいていたロベルトだったが、仲間がいるなら、それもまた良し。
「おそろいだよ~!」
わけもわからず、二人は腹を抱えて笑いころげた。
「冷たいしおいしいし、なんだかアイスみたいで面白いね」
「今日は不思議な日だなぁ、楽しいな!」
ひとしきり笑ったあとで、秋吉が口走った。
「しかしあれだね、今日はアイスを愛す日だね! なんちゃって」
微妙な沈黙がながれて、ロベルトはおおらかな笑顔でこう言った。
「うん、秋吉はいつも通りだな!」
シーサイド丘公園に、くったくのない彼らの笑い声がしばらく響いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月13日
参加申し込みの期限
2014年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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