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君の頬が冷たくて
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【追いかけっこの行き着く先】
「四月ちゃん、アイスおいしいねぇ」
「とってもおいしいよ~」
アイスクリームショップを出て道端に立ち、
多喜 勇生
は隣でアイスクリームを頬ばる
常盤 四月
を見ていた。
少し緊張はしていたが、嬉しそうに笑う四月の表情がかわいくて、来て良かったなと素直に思える。
「あれ? 四月ちゃん、ちょっと動かないでくれる?」
甘い香りが鼻をつき、彼女の頬にアイスでもついているのかと考えた勇生は、ハンカチを取り出して四月の顔に手を伸ばした。
「うん~? どうしたの?」
「アイスが……、あれっ!? す、すごく冷たいけど、大丈夫?」
ハンカチ越しに触れてもわかるほど、四月の頬は冷たかった。
勇生は慌ててハンカチを放り出すと、両の手のひらで四月の頬を優しく包んだ。
「ひゃぁっ!?」
突然のことに目を丸くする四月の顔のすぐそばに、心配そうに眉をひそめる勇生の顔がある。
「ち、近っ……、え、な、何……?」
「驚いた。すごくほっぺが冷たかったから……。僕の手で温まるといいんだけど」
そう言いながら、誘惑に抗いきれず、勇生は手の平に意識を集中させて四月の頬の肌触りを堪能した。
「ひんやりしてて、それにとっても柔らかいんだねぇ……」
きめの細かい肌が手の平に吸い付くようで、いつまでも触れていたくなるほど気持ちがよかった。
「あわわ……、タッキー、手のひら……」
四月の頬に触れてうっとりしている勇生だったが、四月はそれ以上に頬を包み込む温かな感触に酔いしれていた。
「ああぁ~、すごい。タッキーの手、すごくあったかいよ~、蕩けちゃいそうだよ~う」
じんわりと染みこむような人肌の感触が、身も心も溶かしていくようだった。
こわばっていた頬の奥にまで届く指先の圧力が、四月を容赦なく快楽の只中へと突き落とす。
夢見心地になって浅い呼吸をくり返す四月の頬をぐにぐにと潰して、勇生は嬉しそうに微笑んだ。
「ほら、柔らかいからよく動くよ」
間近で向けられた笑顔に羞恥をかきたてられて、四月はパニックになり、逃げ出した。
「はわわあわわ、あーん、もう無理ぃーっ」
「あっ、四月ちゃん……!」
手の振り方は乙女走りだが、取り乱した四月の顔は緩みきったままだった。
瞳には正気が宿らず、口も開いて、あやうくよだれが垂れそうだ。
それでも走るうちに、周囲の様子が次第に視界に入ってくる。
往来する人々の間には甘い香りがたちこめ、カップルたちは見せつけるかのようにパートナーの頬に顔を寄せて舐めていた。
先ほどの自分たちもカップルに見えていたのではないかと思い至った四月は、勇気を出して現実と立ち向かうことを決意した。
「よかった、……四月ちゃん、どうしたの? ごめんね、つい夢中になっちゃって……」
若干人気のないビルの手前で立ち止まった四月に、後ろから追いかけてきていた勇生が声をかける。
四月は拳を握って振り返ると、勇生との距離をぐっと詰めた。
「ねえタッキー、あたしにも味見させて!」
「えぇっ」
両手で勇生の頬をつかんだ四月は、顔を寄せて彼の頬に舌を這わせた。
「すごく甘い匂いがするよ……、それにとっても、スイートでフルーティー。たまんなーい!」
「そそっそ、そんな……!?」
赤面してぎょっと目を剥く勇生に、四月はからかい混じりにつぶやいた。
「これでおあいこだよ?」
と言いつつ、味をしめたらしい四月は、勇生の襟首を締め付けて顔中をべろんべろんと舐め回し始めた。
「しっ四月ちゃ……っ、ちょっ!」
いつしか彼女の瞳には理性を飛ばしてしまったかのような怪しい光が宿り、勇生はぞっと背筋を震わせた。
「うんわぁ、おいっしいいいぃぃ!!」
「やめっ、やめ、いやあぁ……!」
「嫌がる顔、さいっこお! あああん、タッキーもっと抵抗して、恐怖と快楽にうち震えて!」
もがく勇生を押さえつけるために、四月はろっこん『となりのドッペルさん』を発動させた。
もう一人の自分に勇生を羽交い締めにしてもらい、暴れる彼を路面に押さえつけ、馬乗りになって、顔から耳から首から鎖骨のくぼみまで、あまさず唾液を塗りたくる。
「はぁぁう! タッキー、すごいよ、すごくいいよ、その顔っ!」
「やっ、やめっ、お願いだからぁっ」
すっかり涙目になって震える勇生を恍惚の眼差しで見つめて、四月はおもむろにスケッチブックを取り出した。
「その恐怖と屈辱と快楽に歪む、よだれでべとべとのエロい顔をスケッチさせて……!」
「……ああ、もう、四月ちゃん……」
鼻息荒くのしかかってくる彼女を、勇生は複雑な心中のまま見上げていた。
人気がないとはいえ、路上で醜態をさらす勇生に、道行く人々は好奇の視線を向けていく。
やられっぱなしのまま終わるのは悔しい気がして、勇生は片手を伸ばすと、四月の頭を引き寄せ、柔らかな頬をぺろりと舐めた。
「ああ……、甘い」
ぎょっとする彼女の表情にほんの少しだけ満足感を得て、勇生は彼女に身を任せた。
互いの頬からただよう香りにも負けず、四月の頬は甘かった。
こんな目に遭わされても、何か大事なものを失いそうになっていても、一心不乱にペンを動かす彼女がかわいく見えた。
ぼやけてくる意識の中で、この野獣のような姿が彼女の本性だったとしても受け入れようと、勇生はこっそり覚悟を決めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月13日
参加申し込みの期限
2014年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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