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君の頬が冷たくて
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【猫と私】
天気の良い日に外を歩くと、新しい出会いが待っている。
綾辻 綾花
は、照りつける日差しに目を細めながら、のんびりと気の向くままに散策していた。
「猫ちゃんこんにちは。今日も暑いですね」
時折路地の合間を行き交う猫とすれ違う。
そのたびに綾花は、優しく声をかけつつ手を振った。
こうして行く先々で猫と出会えるのが、この島の良いところだ。
地面に落ちる影のコントラストが、日差しの強さを物語っている。
極力日陰を選んで歩いていたけれど、日傘を持って来たほうがよかっただろうか。
「……少し、向こうで休みましょうか」
青々とした芝生の広がる公園で、日陰を選んで地面に腰を下ろした。
柔らかな葉が肌をくすぐり、ほっと息をつく。
持ち歩いていたお茶を口に含むと、微風が過ぎ、どこからか甘い香りを運んできた。
喉を鳴らしながら寄ってきた猫の背を撫でながら、話しかける。
「猫ちゃん、おいしそうな香りがしませんか? このへんにアイス屋さんなんてありましたっけ」
返事をするように一鳴きした猫が、綾花の足に前足をかけた。
木陰から、二匹、三匹と猫が現れて、綾花を囲む。
「まあ、皆さんこんにちは。こう暑いと猫ちゃんたちも大変ですよね」
猫とたわむれながらも、綾花は持参していた愛用の猫メモに、本日出会った猫たちの特徴や似顔絵、様子などを書き加えていく。
「あなたは少し甘えん坊さんなのでしょうか。……ふふ、かわいいですね」
猫とひとくちに言っても、個性は様々だ。
積極的にじゃれてくる子もいれば、いくらか距離を置きたがる子、元気いっぱいに駆け回る子もいる。
「そうだ、今、煮干しをあげますね」
愛らしい猫たちに囲まれて、綾花は鞄から取り出した煮干しを配った。
喜ぶ猫たちの仕草を間近で見ようと、芝生に両肘をついて覗き込む。
「おいしいですよ。ゆっくり食べてくださいね」
無邪気に頬ばる猫たちの表情がかわいくて、綾花はにこにこと微笑んだ。
「……あらら?」
煮干しを食べ終えた猫たちが、綾花の頬に鼻をこすりつけてくる。
「どうしたの? お礼のつもりかしら……、あららら?」
次々に猫たちが綾花の顔に口元を押しつけてきては、頬をざらつく舌で舐めていった。
「わっ……、あの、くすぐったいですよ……?」
じゃれてくる猫たちを優しく撫でながら、綾花はとまどいの声を発した。
「私の顔に何かついていますか?」
不思議に思って触れてみた自分の頬が、やけに冷たい。
「どうしたのかしら……。でもきっと、この冷たさのせいですね」
確かめてみたが、頬の他には冷たい箇所などなく、猫たちが寄ってくるのも顔の周辺だけだった。
「よしよし、いい子ですね~。なでなでさせてくださいね」
顔がすり減りそうなほど、視界を全て猫に囲まれて、綾花は手の平いっぱいに伝わる毛並みの感触を楽しんだ。
「皆さん、もふもふですね~。ふかふかで、柔らかくて……、あっ」
猫に押されて、仰向けに転がってしまった綾花の上に、猫たちが乗ってくる。
「あっ、待って、待ってください。猫メモだけ鞄に入れさせてください……!」
日々の出会いを記した、大事なメモだ。
慌ててそれだけしまってしまうと、綾花は猫たちが満足するまで、存分に彼らと戯れ続けた。
【ハムスターと私】
星ヶ丘寮の自分の部屋で、
椿 美咲紀
はハムスターの入ったケージの前で、熱心に本を読んでいた。
「まずはお勉強をしないと……、だよね~」
同じ新聞部の
八神 修
にジャンガリアンハムスターをもらったのだが、美咲紀は飼い方についてくわしく知らない。
けれど、小さな動物はいい加減な接し方をしているとすぐに死んでしまいそうなので、こうして学んでいるというわけだ。
「えーっと、多頭飼いでもOKなのね。安心安心。ケージも大きいし、回し車も用意してあるし……」
ケージの中に目を向けてみると、さっそく二匹のハムスターが回し車で駆けっこしている。
「わあ~、かわいい~! たくさん遊んでね。元気だね~!」
本によると、運動が大事だと書いてある。
動物だけでなく、植物も大好きな美咲紀の寮の庭には、ハムスターが食べられそうな新鮮な野菜や種がたくさんあった。
愛らしいハムスターがお口いっぱいに種を頬ばる姿は、いつまで眺めていても飽きることがない。
「エサはこれで大丈夫だし……、温度はどうかな? 夏だし、あんまり暑いと困るわよね?」
エアコンの風が直接当たらないように、ケージの置き場所には気を配っている。
ケージの中にいるのは両方とも雄で、ちょっと賢そうな顔をしている子がマサキ、愛嬌があって人懐こい子がアキと名付けられている。
「仲良く育ってね。それに、私とも仲良くしてね」
美咲紀はケージに手を入れると、アキをすくい上げて外に出した。
「か~わいい~っ」
手のひらに伝わる柔らかな感触に、頬がゆるむ。
アキも美咲紀に興味があるらしく、すんすんと鼻を鳴らして顔をこすりつけてきた。
「これから、たくさん仲良くしようねぇ。楽しく遊んで、ごはんも食べようね~」
そうっと顔を近づけて、アキの頬を指先でむにむにと押してみた。
するとアキは、動く指先に手を伸ばして上に乗っかってこようとする。
丸い身体はじっとしているということを知らず、親しみを感じさせる仕草に美咲紀の胸はきゅーんとなった。
「ほわほわでたまんな~い! はわわわ、かわいいよ~ぅ!」
アキがしきりと鼻を動かして、美咲紀の頬に顔を寄せる。
繊細な毛並みが肌をくすぐり、美咲紀は幸せをかみしめた。
「なぁに? ちゅってしてくれるの? いやん、ふふふ~っ」
小さくて丸くてかわいいだけじゃなく、思った以上に人懐こくて驚いた。
「もう~っ、かわいこちゃんなんだから~っ」
にこにこしながら自分の頬に触れてみて、美咲紀は自分の異常に気がついた。
「あれれれれ? ひんやりしていて涼しいよ?」
もしかして、アキが頬ずりしてくるのもこの冷たさのせいなのかと考え、ケージからマサキも出して頬に近づけてみた。
「おいでおいで。ひとりでケージにいるのは寂しいわよね。……きゃ~っ」
アキと同じように、マサキも鼻をすんすんと鳴らして美咲紀の頬に懐いてくる。
両手に乗った二匹と、そのままのんびりスキンシップを楽しんだ。
すりすりと頬を寄せあう親密な時間を過ごしながら、美咲紀はしみじみとハムスターのいる生活はいいなぁと夢見心地にひたるのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月13日
参加申し込みの期限
2014年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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