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君の頬が冷たくて
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【シーサイドタウンのアイスクリーム事情】
夏の日差しを避けるため、日傘をさしてシーサイドタウンを散歩していた
御巫 時子
が、見覚えのある少女が歩いていることに気づいて声をかけた。
「あまり走ると危ないですよ……。ええと、あなたは……」
「こんにちは! 私は麦田 小豆ですよ~! 同じ学校の人ですよねっ」
「ええ、そうですね。急いでどこへ行くところなんですか……?」
「私ね、アイスクリームの食べ歩きをしていたんですーっ」
ちょうどまた、今から新しくソフトクリームを買いにいくのだという小豆に、時子は同行を申し出た。
「私も暑いので、アイスを購入しようと思ってたんです。おすすめがあるなら、教えていただきたいです……」
「たくさんありますよ! 任せてくださーい!」
小豆は張り切って、胸を叩いた。
その頃。
御剣 刀
もまた、シーサイドタウン駅の近くでソフトクリームを食べながら考え事をしていた。
ひとつ食べてはまたひとつ。もうひとつ食べては、またひとつ。
そんな調子でどんどんアイスを消化していく刀の表情は、いまいち冴えない。
先日行われた期末テストの結果を思えば、ため息が出るのも無理はなかった。
赤点赤点、また赤点。通常の補習でフォローしきれるのかどうかすら自信がない。
憂鬱になりがちな心をごまかすためにも、ソフトクリームを口に運ぶ。
「時子さーん、こっちですよー!」
そんな刀の耳に、聞き覚えのある元気な声が届いた。
顔を上げて見てみれば、同じ学年の少女が二人、ソフトクリーム屋の看板を指さしている。
「あー……、麦田か」
食いしん坊仲間の小豆は、洋菓子屋での遭遇率が高く、幾度か見かけたことがある。
刀は手元のソフトクリームを食べてしまうと、二人のいる方へ歩いていった。
「よう二人とも。暑いな」
「こんにちはー!」
「ええ、暑いですね……。こんにちは」
刀はさっと自己紹介を済ませると、小豆に尋ねた。
「麦田って甘い物好きだよな。おすすめのソフトクリームってないか? ほら、この先の補習地獄から目を背けたいんだよ」
「あー! わかりますー! そういうことならいくらでも協力しますよっ!」
ちょうど今、おすすめを時子にも紹介していたところだ。
さっそく一押しの店に三人で入ると、希望に満ちた顔で小豆は笑った。
「どれもおいしいんですけど、私が好きなのは黒ゴマソフトですね! あとあと、イチゴもいいし、チョコもいいし、抹茶もいいし、紫イモもいいし~」
「まあ、それじゃあ決めるのに苦労しますね……」
時子が困り顔で、メニューを眺める。
「俺は困らないぞ。全部食べてみればいいだろう」
「ですよねーっ!」
親近感を前面に出して、小豆がうなずく。
「一口にソフトクリームって言っても、いろんな味があるよな。店によっても全然違うし」
「そうなんですよー! そこがまた楽しみでもあるんですよね!」
「ああ、同感だ」
時子がスタンダードにバニラを選べば、刀は小豆のおすすめだという黒ゴマを選んだ。
「麦田は?」
「私はえーっと……、チョコとバニラのミックスにしますねっ」
店を出るなり、刀は一口頬ばった。
「おっ、うまい」
「おいしいですよねー!」
時子が少し先のベンチに目を向けて、刀と小豆をうながした。
「あそこに座って、一休みしませんか……?」
「さんせーい!」
路地に設けられたベンチに並んで座り、ソフトクリームを食べたのだが、時子が半分も食べ終わらないうちに、刀と小豆は食べ終わってしまう。
「まあ、お二人とも早いんですね……」
すぐに次を食べにいこうという二人に、時子は心配そうに首を傾げて微笑みかけた。
「アイスの食べ歩きはお腹を冷やしてしまいますから、気を付けてくださいね……」
「ありがとう。鍛えてあるから大丈夫だ」
刀は自信満々だ。
ちょうどそのとき、上空を飛んでいた小鳥が舞い降りて、時子の肩にぴたっと止まった。
「小鳥さん、こんにちは……」
いつもの癖で時子が話しかけると、小鳥も挨拶を返してくれる。
ろっこんが発動したことに気づいて、時子は目の前の二人を見比べ、どちらももれいびなのかもしれないと考えた。
その小鳥が、時子の頬をつついて、教えてくれた。
「……え? 頬が冷たい……んですか……?」
まさかと思って自分の頬に触れてみると、たしかにとても冷たかった。
「どうかしたのか?」
「ええ、どうしてでしょう、ここが冷たくて……」
いぶかしく思う時子に、小豆があっけらかんとして答えた。
「そういえば、今日はほっぺが冷たい日でした」
「うん? 冷たいってどういうことだ?」
刀も自分の頬に触れて、ぎょっとする。
「げっ、……マジだ!?」
「不思議ですよねー」
「本当ですね……」
また神魂がなんらかの形で影響を及ぼしているのだろうと判断して、刀は肩をすくめた。
「やれやれ。まあ、ひとまずはいいか。様子をみよう」
「ええ……。そうですね……」
「あまーい香りもするんですよー。おかげでお腹がすいちゃって~」
「この香り、頬からただよってきていたんですか……? 私、ずっとソフトクリームの香りだと思っていました……」
だから次のアイスを食べに行こうと主張する小豆とともに、刀も席を立った。
「よし、さっきのソフトクリームのお礼に、今度は俺がおすすめの店を紹介するよ」
「わあ、ありがとうございます! どんなところなんですか?」
「クリームチーズのブルーベリーソースがうまいんだ。きっと気に入ると思う」
「おいしそう! いいえ、間違いなくおいしいですよ、それは! 楽しみです、すぐ行きましょう、さあさあ!」
とたんにそわそわしだした小豆を連れて、刀が店へと向かう。
時子は食べかけのソフトクリームを味わいながら、二人に手を振り、見送った。
時子がベンチに腰かけたまま、小鳥と語らい、くつろいでいると、時折刀と小豆がアイスを食べながらあっちこっちへ歩いているのを見かけた。
あんなに冷たいものを食べてばかりで具合が悪くはならないのかと案じながら、小鳥と最近の出来事を話していく。
「暑いですね……。青空がきれいです……」
小鳥は時子の頬の感触が気に入ったらしく、肩にとまったまま頬ずりをしてくる。
のんびりとした時間を楽しみながら、時子はやけに甘い香りの夏の空気を吸い込んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月13日
参加申し込みの期限
2014年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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