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君の頬が冷たくて
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【冷たいのは柔らかな頬だけ】
笑顔をふりまきながら歩く
戌井 創
と
添木 牡丹
は、仲睦まじく手をつないでいた。
降りそそぐ日差しの下、牡丹の白いワンピースの裾がひるがえる。
今日は暑いね、などと話している二人の雰囲気もとても熱い。
大好きな人との楽しいデートに足取りは軽かったが、創がくんくんと鼻を鳴らして足を止めた。
「創君、どうかしたんですか~?」
「ん-、あれれ? なんかぼたん先輩、いい匂い……」
何かつけているのかと尋ねながら顔を近づけていた創の鼻が、牡丹の頬をかすめた。
「ぅひゃっ!?」
「どっ、どうしましたぁ!?」
「ほっぺた冷たい! それに甘い、いい匂い!」
「冷たいんですか? おかしいですね~」
もしかして創は熱でも出しているのではないかと心配して、牡丹は彼の顔に手を伸ばした。
「あらら? 創君もとっても甘い匂いがしますよぅ」
香りに誘われて創の頬をぺろりと舐めた牡丹は、驚いた。
「こっ、これは!?」
「ぼたん先輩、どうしたの?」
暑さと頬の甘さに混乱して、牡丹は創の肩を両手でつかんだ。
「創君が、ワンコ系ショタ彼氏の味になっちゃいました~! はうう、甘いですぅ~!」
「えっ」
「おいしいですぅ! 甘くてとろけちゃいますよ~!」
舌を伸ばして頬を味わってくる牡丹に好奇心をくすぐられて、創も彼女の頬を舐めてみた。
「わっ、おいし……。イチゴのアイスの味がするよ!?」
しばらくそうして顔を寄せていた二人だったが、ここが道端であることを、やがて牡丹は思い出した。
「いけない、こんな道中ではしたないですよね……。誘惑は本物のアイスで打ち消しましょう」
「う、うん、そうだね……。そこでソフトクリーム買って食べようか」
「食べましょう、頭を冷やしましょう~」
理性を取り戻してソフトクリームを買った二人は、あーんと食べさせあいながらにこやかにお喋りを再開した。
「甘くておいしいね-。ぼたん先輩のほっぺたは、もっとおいしかったけど……」
「もう~! あっ、創君、口にクリームついてますよ……、うう、うぅ~」
「ぼたん先輩……?」
口元にちょこんとついたソフトクリームを見て、牡丹は身もだえた。
「もっ、もうっ、我慢できません! 創君、人目の気にならないところで休憩しましょう~!」
「えっ、……うん、い、いいよ」
創は周囲を見回して、公園の木陰へ牡丹を連れて行った。
「ここでいいよね? 静かだし、涼しそう」
「創君~っ!」
わっと牡丹が抱きついてきて、頬を寄せた。
「創君……、冷たくて気持ちいいですぅ」
互いの手と頬をすりあわせて、牡丹と創は冷たさと甘さの双方を味わった。
「ぼたん先輩のほっぺた、どんなアイスよりもおいしいよ」
「創君のは、と~っても甘いですぅ。甘くてミルキーでおいしくてたまりません~っ」
暑さを忘れて、二人は互いの肌に手を伸ばした。
「創君……、冷たいのは頬だけですか~?」
服の裾から牡丹の手が入り込み、創の身体がわずかに跳ねた。
「う~っ、先輩、そこは冷たいところじゃないよぅ」
「触ってみなければわからないじゃないですかぁ」
「それはそうだけど~、えいっ、仕返しっ」
「んっ」
かぷっと耳に食らいついてくる創の体温に包まれて、牡丹はうっとりと微笑んだ。
「甘い香りに酔っちゃいそうですよぅ。溶けてくらくらしちゃいそうですぅ~」
牡丹の白い腕が伸びて、創の頭を抱き寄せた。
「私も、創君をたっぷり味わいたいんですよ……」
赤く濡れた舌先が、創の頬から耳の輪郭を通り、顎の先まで辿っていった。
「ひゃぁんっ……、せんぱい、そんなの……、くすぐったいよぅ」
時折かすめる硬い歯の感触に、創は身体を震わせた。
創も牡丹に頬ずりをして、焼け付くような甘い香りを吸い込みながら、牡丹の首筋に顔をうずめた。
「ぼたん先輩、ほっぺた以外は熱いんだね」
「創君も、とっても熱くておいしいですよぅ」
創の鎖骨を指でなぞっていた牡丹が、彼の手を取り、指の一本一本に唇を這わせた。
「……ねえ、創君、私、もっと熱くて食べ応えのあるものが欲しくなっちゃいましたぁ」
「ん~、もう、ぼたん先輩ったら~」
瞳を潤ませる牡丹を見つめて、創は唇を重ねた。
頬の外側があれほど冷たかったのが嘘のように、内側は熱くからみついてくる。
互いに息をはずませて、二人は額をこつんとぶつけた。
「でも、僕もだよ……。ねえ、ぼたん先輩、おうちでも試してみる……?」
「いくら舐めても足りませんよぅ。……帰ってから、もっとじっくり味わいましょう……」
物欲しげな牡丹の視線が、創の身体を上から順にじっくりと辿っていく。
「……うん。ここだとほら、目立っちゃうしね。移動しようか~」
ぴったりと寄り添って、二人は甘い会話を交わしつつ、二人きりになれる場所を求めて歩いていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬野 とうこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月13日
参加申し込みの期限
2014年04月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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