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◯続きの
ただお茶を飲んだだけなのに。どうしてこんなことばかり気になるのかしら……!
橘 千歳
は己を恥じ、叱咤し、けれど目をそらせずにいた。
北条 冬華
のふっくらとした胸から。
(……近くで見るとやっぱり大きいわね)
そう思ってから、ハッとする。
冬華と、目が合ったのだ。
慌てて目を逸らすが、そうしたって今更だ。
(変な娘とか思われたかも)
そんなふうに思われたくないのに、なのに。千歳は高鳴る胸を自覚せざるを得なかった。
「どうかしましたか?」
誰の目から見ても挙動不審だった。そんなこと千歳自身が誰よりもわかっている。そしてそれと冬華が心配するだろうことも。冬華はそのほっそりした指で、千歳の頬に触れた。その刹那。
「ッ!」
ピリリ、ピリリと感電したような衝撃が頬から、お腹の奥から、湧き上がる。
自分の顔は真っ赤になってるに違いない。
そうして自分のことばかりに気を取られていたから、千歳は気がつかない。冬華もまた同じように顔を紅潮させているというのに。
「千歳さん、調子でも悪いんですか?」
そう言いながら、頭の中ではもっと別のことを考えている自分が嫌になる。
(なんだか不思議……。いつもよりぼんやりする……)
なんだか、そう。色っぽい気分。だからそんな言い訳を言って、千歳にさわろうとしている。
「手が、熱いです……」
千歳の整った指先に、自身の指を触れさせ、そして絡める。糸と糸が絡まるように、繊細に複雑に。
「もしかすると、熱があるかもしれません」
「ね、熱なんて……」
千歳の些細な抵抗なんて気にしない。じりじりと唇が触れ合いそうなほどまで近づいて、
「ッ!」
こつん、と、額と額を合わせた。
「微熱、ですね」
千歳は目を合わせないまま、小さく頷いた。ように見せかけて、冬華の胸の谷間に視線を注いでいる。
「……興味があります?」
返事はない。それが答えだ。
「興味があるなら……」
普段だったら、こんなことはまずしない。しないけど。
(今はいいかも)
そう思ってしまって、冬華は千歳の手を取りゆっくり、ゆっくりと自身の胸元に――その時だった。
「……」
私を放っておかないで。そういうように
小山内 海
がふたりの間に割って入る。いや、ふたりに擦り寄って甘えてきた。
冬華のマシュマロのような胸に。千歳の柳のようにしなやかなうなじに。柔らかい頬をこすりつける。
「あらあら、三人で仲良しさんなのね」
スカートの裾を持ち上げて、お茶会の主がやってくる。
「そんなお嬢さん方には、この花の蜜を贈らせてちょうだい」
「花の、蜜ですか?」
「ええ、これをまぶたに塗ると……素敵なことになるのよ」
「花の蜜をまぶたに?」
冬華はどっちでもいいと言う。千歳も同意見だった。そんなふたりの背中を押すように、海は目をつむって顔を寄せる。その意図は筆談しなくたって、はっきりとわかる。
海は、塗って欲しいとねだっているのだ。
「……今、塗ってあげるわ」
断る理由なんてなかった。千歳は花の蜜の小瓶に指を浸し、透き通るそれをすくい上げる。
(小山内さんは、大人びた印象の北条さんとは対照的で、とても可愛らしい女の子)
そんな彼女が、今、無防備に甘えてくれている。
(もし妹がいたら、小山内さんみたいな娘がいいかな……)
どうしてそんなこと考えてしまうんだろう。恥ずかしい、はしたない。自分でそう律するのに、視線は海の、小さな身体を追ってしまう。
睫毛が柔らかそう。そのまぶたも柔らかそう。鼻はちょん、と愛らしくて、その下の唇は――
(駄目……!)
千歳は意識的に視線を上げて、海のまぶたに花の蜜を塗った。
「では千歳さんには私が、」
冬華はすっと切れ長なまぶたを指でなぞる。目をつむる彼女は、いつもと同じく涼しくて凛々しい。彼女が可愛らしくねだることはあるのだろうか? あるのなら、見てみたい。そんな黒い欲望が胸の中に広がっていく。
「じゃあ、お嬢さんには私が、」
そのタイミングを見計らったように女主人が冬華のまぶたに蜜を塗った。目を閉じる暇もないほど、あっという間に。
「ありがとう――」
ございますの言葉は出なかった。
ただ、千歳や海に抱いた欲望など、可愛く思えるほど、身体が熱い。燃えるように、焦げるほどに。
「一緒のお茶でもどうでしょうか」
気がつくと、蜜の小瓶を手に取っていた。その中身を、金色の蜜を、自身の舌の上にとろり、とろりと垂らす。
それ以上は何もしない。
それ以上は好きにして?
口からこぼれ落ちた蜜が、冬華の雪のような肌をつつ、となぞっていた。
そして、ふたりの視線が絡み合う。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
恋愛
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
11人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年07月05日
参加申し込みの期限
2014年07月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年07月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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