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ドキッ校長だらけのうんたらかんたら
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「……校長先生がやらないこと、か」
先ほどテオから聞いた話が、校長化してしまった
御剣 刀
の頭の中をぐるぐる回っていた。
――校長先生は学校とそこにいる先生や生徒を凄く大切に思ってくれていると思う。
「だから、それを傷つけることは絶対にしない……!」
学校の屋上に来た彼は、澄み渡る空を複雑な面持ちで見つめた。
その手には、ロープとスプレーが握りしめられている。
「後でちゃんと謝って掃除するから今だけ見逃してくれ……!」
ロープをしっかりと固定して、体に巻きつけると屋上からするすると下っていった。
ここら辺でいいだろう、と二階辺りでストップ。見つからないよう、場所は校舎裏にした。
窓の位置に目を配りながら、シューッとスプレーで落書き。
テオのアホ! 手抜き過ぎ! と大きくテオの顔と文句を書くと、幾分溜飲が下がった気がする。
「ん? おおっ……!?」
するとどうだろう。ちんまりと短くなってしまった手足が、みるみる伸び始めたではないか。
まるで雨後の竹の子。すくすくと伸びた身体に、若々しさが蘇ってくるのを感じた。
「助かった。身体が元に戻り始めた……」
「……校長先生らしくないことって言われても、パッと浮かばねぇな」
風雲児 轟
はううんと眉間に皺を寄せた。
校長先生となってしまった轟が皺を寄せると、紙を丸めたみたいにくしゃっと皺が集まった。
――テオはああいう奴だから気にしてねぇんだろうけど、校長の評判を落とすようなことはしたくねぇからな。
特撮ヒーローに憧れる轟なら、尚更そんなことはできない。
あーだこーだと考え、学校をうろついていた彼はふと足を止めた。
「……よし、悩んで答えがでねぇなら、いつもの俺と同じことをするか!」
轟らしい、さっぱりして明快な答えだった。
そして、空を見上げた彼の目に入ったのは、屋上から蜘蛛のようにぶら下がり、壁に落書きをする妙に手足の長い校長だった。
もう少しで顔も元に戻る……とかなんとかブツブツ言ってるようだが、カッと正義感に火が点いた轟の耳には届かなかった。
「何をしてるんだぁ!!」
ビシィと美しい曲線を描いて人差し指を突き付ける轟。
「しまった! 見つかった……って、校長!? に、逃げろ!!」
するするとロープを器用に上り、あっという間に姿を消した。
「待てぃ!」
と身体に染み付いたヒーローポーズを決めて、轟は駆け出した。
だが、一階の窓ガラスに映った自分を見て、ハッと冷静になった。
「この姿で目立つ行動をしたら校長に迷惑がかかっちまう……!」
どうすれば……と唸る彼の頭上にピコンと豆電球が灯った。
「そうだ! ロッカーにアレがあった!」
轟は踵を返し、一路、自分のロッカーに急ぐ。
***
――恐らく残暑も厳しくなる。皆の為にもなんとかせねば……。
図書館で、
八神 修
は考え事にふけっていた。目下の問題は、教室の冷房のことであった。
水泳大会の勝利クラスにはエアコンが配備されるそうだが、負けたクラスだからといって、必要ないわけではない。
暑さは誰の上にも平等に降り注ぐ。
そもそも、授業環境を整えるのは学校の責任。勝った負けたで、学習の質が左右されるなどおかしい……。
勉強をする傍ら、そんなことを考えていると、ドタバタと騒々しい音が廊下から聞こえるのに気づいた。
――……落ち着きのない奴だな。
様子を見に扉を開けた修は、目の前を駆け抜ける妙に手足の長い校長に目を丸くした。
「な、なんだ今のは……?」
そう思ったのも束の間、今度は別の校長が走っているのが見えた。更に、また別のところからも校長が……。
修はそっと扉を閉めた。
――暑さにやられたか……。
目頭を押さえてうーんと唸る修だったが、すぐに違和感に気づいた。
「いつもより視線の位置が低い……まさか!」
窓ガラスに自分の姿を映せば、案の定、そこには校長先生が立っていた。
これは夢だな……。フツウの人ならそう思うところだが、散々こういう状況に慣れている彼はこう言った。
「また神魂の仕業か!」
ねこったーを見ると、校長の情報がちらほらと散見される。
褌一丁で廊下を徘徊しているだの、校長の手足が長くなっただの、校長が武道場で暴れているなど、混沌が加速しているようだ。
「そうだ。後木……。部活で学校に来てるはずだよな。何か知ってれば……」
携帯から電話をかけてみるも繋がらない。それもそのはず。
彼女の携帯は人気のない職員トイレの中で虚しく鳴り響いているのだ。
情報が断片的過ぎて全てを把握しきれないが、ともあれこれは……。
「件の問題を解決するのに役立ちそうだな……」
ノートに走り書きした『全教室エアコン導入作戦』の文字に目を落とし、修校長は静かに笑った。
***
「ああ、良かった。元に戻った……」
窓に映った親しみ深い自分の顔に、刀は胸を撫で下ろした。
この青空と同じく気分も晴れ晴れだ。これで今日も気持ちよく部活に汗を流せると言うものだ。
……ところがである。武道場の前に来た刀は、剣道部の先輩が入口に倒れているのを見つけ、慌てて駆け寄った。
「せ、先輩! ど、どうしたんですか!?」
「み、御剣……。ど、道場破りだ。いや、部活破りが出た……」
「部活破り!? ……あっ、先輩!?」
気を失った先輩を寝かせ、竹刀を構えて中に。
するとそこには、剣道部、柔道部、弓道部、相撲部といった武道系の運動部の面々が転がっていた。
そして、その奥には部員達と対峙する……校長先生の姿が!
「なんだよ、大したことのねぇ連中だな……」
肩をこきこきと鳴らす、校長。その眼光の鋭さは間違いなく、あの楓だ。
「な、なんなんですか、校長先生?」
「何って、あれだ……指導だ! 最近の若いもんはなっとらん! ……とか言ってな。ひゃはは」
「なんだか変だが、じいさんにコテンパンにされたとあっては柔道部の名折れ! うおおおーーーっ!!」
向かってきた部員を見据え、楓は深く腰を落とした。
――ジジイの身体っつーハンデはあるが、むしろ身体能力に頼らない自分の純粋な空手の理合が試せるいいチャンスだ。
伸びてくる腕を素早く払って、正拳一閃。部員は泥のようにどしゃりと床に崩れ落ちた。
「ああっ! いつもえらそーにしてる猪山先輩があっさり! いい気味だ!」
「なにィこの程度の実力でえらそーにしてんのか、こいつ。しょうもねぇな」
次々と各部の猛者が挑むが、ちょっと尋常じゃない格闘教育をされてきた楓の前では、誰も彼も容易くいなされてしまう。
「うわっ! 竹刀が斬られたっ!?」
「んなもんより俺の手刀のほうが鋭いっつーの」
「矢が全然当たらないっ!?」
「俺に飛び道具当てたきゃ狙撃銃でも持ってきな」
――しかし意外と動けるな校長の身体。何者なんだよこの人。
「……けど、全然なっちゃいねぇ奴ばっかだな。どこかにガチで戦り合える遣い手はおらんものか」
――何なら戦闘系のろっこん持ちにでも喧嘩ふっかけるかね。
そんなことを思いながら戦っていると、不意に鋭い一撃がバシィ! と額を打った。
「……ってぇ!」
刀は竹刀を上段に構え、素早く楓から間合いをとった。
「……おまえ、校長先生じゃないな……?」
「ほう。事情をご存知ってわけか。おもしれぇ。ちったぁできるのもうちにいるんだな」
目を細める楓。とその時、むくむくと身体が元に戻り始めた。……顔だけは校長のまま。
「うわあ! 校長先生が大きくなった!」
「あ、あれか? 優れた武道家は本気になると全盛期の肉体に戻るとかそういうやつ! 漫画で見た!」
他の部員が騒ぐ中、楓は素早く間合いを詰め、刀に拳を放つ。
「……速いっ!」
頭の中で激鉄を落とし、ろっこん『加速』を発動。
撃ち込まれる拳を薙ぎ払う刀だが、それでも楓の実力が半端ではないことはよくわかった。
「ただ者じゃない……!」
「はっ、おまえこそ!」
互いを好敵手と認めたその時、凄まじい声が武道場を揺るがした。
「何をやっとるか、このバカタコがっ!!」
相撲部顧問の
吉田 熊吉
先生だ。燦々たる有り様に、頭から湯気が昇るほどお怒りのご様子である。
「……神聖な武道場で馬鹿騒ぎしおって。……え? 校長!?」
先生は楓を見て目を丸くした。
「……し、しかし、なんだか頭身がいつもと違うような……?」
目を何度もごしごしとこすっている。
「おお、生活指導の鬼熊か。面白れェ……! 象を持ち上げるというその剛力、相手にとって不足無しだ!」
嬉しそうに楓は構えを取った。
「いざ尋常に、勝負!」
――なるほどねぇ。こりゃ神魂のイタズラってわけかぃ。
武道場の入口でそっと様子を窺っていた
骨削 瓢
は得心した様子で、その場から離れた。
彼もまた校長先生になってしまったひとりだった。
とは言え、彼のこと。
どうにかして戻ろうなんてことは考えず、どうにかこの状態を利用してやろうと、そっちのほうに考えを巡らせていた。
「そうだねぇ。こんな機会二度とないよぃ」
妖しく微笑む瓢の頭に、ああ、あれがいいねぃ、と浮かんだ。
「この機会に猫鳴館を正式な寮にしちまうよぃ。廃寮なんかにされちまったら面白くないからねぃ」
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シルバーシナリオ(150)
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2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月01日
参加申し込みの期限
2014年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月08日 11時00分
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