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寝子島高校
ドキッ校長だらけのうんたらかんたら
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「え? あの桐島先生はお休みなんですか?」
騒動から数日後、職員室に智瑜とユウの姿があった。
「なんだか急に熱が出たらしくて……、暑さに負けたのかもしれないね。フフ、桐島先生も軟弱だよな」
そう言って、
高野 有紀
先生は笑った。
「……で、どうしたんだい? 何か言付けがあるなら、私から連絡しておくけど?」
「あ、いいんです。大丈夫です。ありがとうございました」
そう言った智瑜の表情はどことなく沈んだ様子だった。
「……はぁ。きっと私のせいだ。あんな変なこと言っちゃったから、先生熱出しちゃったんだ……」
「……よくわかんねーけど、元気出せよ。せっかくの夏なのに沈んでちゃつまんねーし」
「ありがとう、ユウくん……。ごめんね、付き合ってもらったのに」
「別にいいって。それよりこのお詫びの野菜どうすんだ?」
ユウの抱えたダンボールには、智瑜の実家『宮祀青果店』の瑞々しい野菜と果物が詰まっている。
「つか、何を謝りに来たんだ?」
「そ、それは聞かないで……!」
ううう、と彼女は頭を抱えた。
「……ところでさ」
「うん?」
「ちょっと相談なんだけど、ええと、その……ああ、そうだ。カエルの王子様ってあるだろ?」
「うん。童話のだよね?」
「あれってお姫様がカエルになった王子とキスするじゃん。その状態でのキスって、カエルとキスしてると思う? それとも王子とキスしてると思う? どっちにカウントすんのが正解かな??」
「……えっとなんの話かな?」
「教えてくれよ! 俺、真剣に悩んでんだよ!」
***
「ほっほっほっ……。私を囲む会とはうれしいな」
校長先生は『校長先生を囲むお茶会』のため、食堂に集まった生徒たちを見回した。
「なんでも君が企画してくれたと聞いたよ。ありがとうね、御剣君」
「ええ、まあ……」
この会を企画したのは刀である。
自分でも柄ではないと思うのだが、今回の一件で、いろいろ校長のことを考えさせられたのだ。
何もしてないように見えるが、校長は校長で寝子高や生徒のことを考えてくれている……に違いないと。
――まぁ『寝子島ふぁんた爺ズ』の爺グリーンとかもやっちゃってるけど。
だから、そんな校長のために、こんな集いがあってもいいんじゃないだろうか。たまには、ね。
「先生があれほどの使い手とは知りませんでした。柔道部一同、心を入れ替えて練習に励んでいます」
「あの、先生が桐島先生とその……とても深い仲だという噂が広まってるんですけど、本当ですか?」
「そう言えば、浜辺を全裸で走っていたとねこったーで見たんですけど、欧米スタイルな習慣をお持ちなんですねー」
「先生が燃え盛る炎の中から、子猫たちを救出したと聞いて、感動しましたっ!!」
「この前、褌でうろうろしてたのは健康法か何かですか?」
飛び交うたくさんの質問……と言うか、噂の検証。
先生にはさっぱりのことだと思うが、校長はニコニコと笑って、生徒の話に耳を傾けていた。
***
「……と言うわけで、校長室の改装には2週間ほどかかるそうです」
職員室。黒崎先生は、先生たちを前につらつらと先日の騒ぎの被害と経過を報告をしていた。
「次の職員会議の議題ですが、各教室のエアコン導入の件です」
「ああ、校長先生が話していたあれですな」
「私?」
永田先生の視線に、校長は首を傾げた。
「この提案書は校長室の片付けをしていたらでてきたもので……まぁいろいろ書類は燃えてしまったんですが、これは無事でしたし、なにより校長先生がこんなにも学校環境の改善を考えていたとは知らなかったものですから、これは議題に加えねば、と」
「あらあら。しっかりした計画ですね。ねぇ、吉田先生? ……先生?」
白沢先生は、ボーッとしている熊吉先生を不思議に覗き込んだ。
「あっ。これは失敬失敬。ちょっと疲れていまして……」
「まぁそれはいけませんよ。ちゃんと休まれないと」
「先日、妙ちきりんなものを見ちまったせいでしょうな。……ははっ、まぁありゃ夢だろうけど」
ポリポリと頭を掻きながら、校長に目を向ける熊吉先生。
――絶対あんなことあるわけねぇよな、校長と俺が戦うなんて……うん、夢だ夢だ。忘れちまおう。
「まぁ、考えなくてはならない部分もありますので、夏休みの間にゆっくり進めていければと思います」
さて、と黒崎先生は顔を上げた。
「私からは以上ですが……他に何か議題のある先生はいらっしゃいますか?」
「はいっ!」
ズバッと天を突くように手を挙げたのは浅井先生だ。
「コホン。ええ……ひとつ提案があります」
「なんでしょう?」
「男子による褌水泳大会の開催を提案したいと思います!」
「ふ、ふんどし!?」
「日本男児たるもの、褌ぐらい締められなければ。これも日本の伝統文化ですからうんたらかんたら……」
得意げに語る浅井先生だが、心なしか、話せば話すほど先生たちは首を横にしていくような……。
「いくらなんでもそれは……。島民の皆さんの目もありますから、そういうのはどうかしら?」
「元気なのは結構だが、今時の子はそんなもの嫌がるだけだぞ?」
「浅井先生の趣味を生徒に押し付けるのはちょっと……」
「しゅ、趣味じゃありません! これはその純粋にですね……。こ、校長先生……?」
助け舟を求める先生だが、校長はきょとんとしている。
それもそうだろう。ここにいるのは真央ではなく、本物の校長なのだ。
けれども……。
「うん。やってみようか。おもしろそうだし」
「こ、校長先生!? 褌ですよ!?」
先生たちが目を丸くする中、校長はほっほっほっと笑う。
「褌、おおいに結構。楽しいことはなんでも歓迎だよ」
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あとがき
担当マスター:
梅村象山
ファンレターはマスターページから!
マスターの梅村です。
本シナリオに参加してくださった皆様、ありがとうございました!
寝子高を騒がせたささやかな校長騒ぎ、楽しんで頂けましたでしょうか?
どれだけ長く校長でいられるか挑戦したり、校長の立場を利用してみたり、
ひとり黙々と没頭したり、夏らしくラブもあったり、更なるカオスを呼び込もうとしたり、
皆さんが思い思いに状況を楽しんでるのが窺えて、楽しくリアクションを書くことができました!
そして、何やら真央さんの思惑が通って、褌水泳大会開催の兆しがそこはかとなく……。
もしかしたら、本当に開催するかもしれないし、しないかもしれないし、
したはいいものの誰も参加者が集まらないと言う、マスターが一番悲しいパターンに陥るかもしれませんが、
今後の展開を楽しみに待ってもらえたら嬉しいです。
それでは。また別のシナリオでお会いしましょう。
梅村でした!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月01日
参加申し込みの期限
2014年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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