this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ドキッ校長だらけのうんたらかんたら
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
「……どうして俺たちこんなところにいるんだ……?」
白い飛沫を上げる寝子ヶ浜海岸に、ユウと萌は立っていた。
夏を謳歌するたくさんの海水浴客が、老化したふたりの身には眩しく見えた。
「どこまで校長になってるのか、ちゃんと確認しないとダメでしょ?」
「ど、どこまでって……うわっ! 何してんだ、鬼河内!」
もぞもぞと服を脱ぎ出した萌に、慌ててユウは目を覆った。
「大丈夫だよぉ。校長の身体なんだから」
「いや、校長の裸なんて見たくないし。つか、あんた、よく恥ずかしくないな……」
「ボ、ボクの身体じゃないから恥ずかしくないもん! ……ほら、ユウくんも脱いで」
「うわわっ! やめろォォォーーーッ!」
数分後、そこには丸裸の老人がふたり並んでいた。
「自分の身体じゃないけど、恥ずかしい……しくしく」
何か大切なものを失った気がするユウであった。
そんなユウをまじまじと萌は見つめ、自分の身体と比べた。
「ふぅん。個人差はないみたいだねー」
「……って言うか、なんでこんな人がたくさんいるところで全裸なんだよ!」
「ヌーディストビーチとかあるから、自然かなって」
「どこの海外だよ! ここは寝子島だっつーの! めっちゃくちゃ海水浴客が見てるじゃんか!」
海水浴客で賑わう浜辺に現れた、全裸のおじいさんは軽く地元のニュースになるレベルである。
「とっとと服返せ……って、どこ行く!?」
「せっかくだから、ヌーディストビーチ気分を味わおうよっ。こんなのいつもの自分じゃできないもんね」
「俺はやんねーし! あっ! 待てよっ!」
ふふふ、と笑って、萌は走り出した。
「そんなに、服が着たいなら……。うふふ、捕まえてごらんなさーい☆」
――浜辺で追いかけっこ、一回こういうのやってみたかったんだよね。
乙女の憧れのシチュエーションである。若干、昭和の匂いが香り立っているけれども。
ただ、残念ながらユウは「あはは。待てよ~」とは言ってくれず、「マジで返して!」と悲痛な叫びを上げていた。
すると、走っていたふたりの身体に変化が起こった。
それもそのはずで、校長先生は全裸で浜辺を疾走したりはしないのである。
頭はそのまま、身体だけが元に戻ってしまった。
「えっ? な、なに? きゃああっ!」
つるぺたな胸と乙女の花園を必死で隠し、逃げるように砂浜を走る萌。
その後方では、ブホォ! とユウが鼻血の噴水を上げていた。
目の前に揺れる白くて小さなお尻は、思春期の男子には刺激が強過ぎて、もはや毒の一種。
「ま、待て。逃げる前に服を……ブホッ!」
***
「チャオ♪ チャオ♪」
「あっ。校長先生、こんにち……えっ!?」
「ほっほっほっ……元気かな?」
「はい、元気で……なっ!?」
にこやかに挨拶をしながら、廊下を行く校長に、生徒からどよめきが走っていた。
何せ、この校長先生は褌一丁。そう、真央である。
窓に映る自分の姿に、真央は満足そうに頷いた。
――完璧なのだ。完璧校長先生なのだ。全然、変身が解けないのだ。
褌姿で徘徊……どう考えてもフツウの大人がすることではないと思うのだが、どうもこれは校長っぽい行動のようだ。
校長って一体……。
「な、何してるんですか、校長先生!」
後ろから、素っ頓狂な声を上げたのは
浅井 幸太
先生だった。
「チャオ、浅井先生。今日もお仕事頑張ってるね。うん」
「いやいや、そんな挨拶してる場合じゃないですよ! なんでそんな格好してるんですか!?」
「ん? 古式ゆかしい日本の文化を生徒に勧められたので実践中なんだ……。浅井先生もどうかな?」
「え? 俺もですか??」
「日本男児たるもの、褌ひとつくらい締められたほうが良いと思うんだ。これも古式ゆかしい日本文化だからね。覚えると割と簡単だ」
「は、はぁ……」
「この寝子高が島にある以上、生徒が泳ぐ機会も多いだろう。安全のためにそういう授業を取り入れるのも良いと思うんだ」
「それは……そうかもしれないですね。体育教師としては、夏の海はちょっと心配ですし……」
思うところがあった、浅井先生はふむ……と考えた。
「流石、浅井先生だ。意識が高い」
「あ、ありがとうございます……」
「私の発案では活発な議論が封じられてしまうかもしれないから、次の職員会議で、浅井先生から提案して貰えないか?」
「そうですね……。校長先生の後押しがあるなら、それもいいかもしれないですねっ」
「楽しみにしているよ、ほっほっほっ」
***
「うーん、ちょっと手が動かし辛い……。校長先生の手だからかな?」
教室では、黙々と護が熊のぬいぐるみを作っていた。
「目も見え辛いかも。年を取るとこうなっちゃうのかなあ。校長先生大変だなあ。もっとゆっくり縫おう……」
また、黙々とお裁縫に没頭する。
「うん、前より顔の部分の形がきれいにできるようになったかな。手芸綿も持ってきておいて良かった。次は体を作ろう」
とその時、ぱたぱたと廊下を走る音が耳に入った。
護はハッと頭を上げて、急いで机から飛び退いた。
「こ、こんな所見られたらどうなっちゃうんだろう? と、とりあえずカーテンに隠れよう……!」
カーテンに包まり、石のように固く身を縮こまらせていると、足音はどんどん遠ざかっていった。
――行ったかな? まだ校長先生だよね、僕……。続きやろう……。
一息ついて、カーテンから顔を出すと、ドアの隙間から校長が覗いているのが目に入った。
「こ、校長先生!?」
「チャオ」
そう言って、校長はスキップしながらどこかに去っていった。
どうやら本物ではなく、真央だったらしい。今のは同じ校長化した仲間へのエールのつもりだったようだ。
「よくわからないけど……騒ぎにならなくてよかった」
胸を撫で下ろし、再び護はぬいぐるみ作りに戻る。
***
「校長先生になっちゃったってことは、秘密の書類見放題ってことだよね?」
こちらにも校長化してしまった人間がひとり。
校長となってしまった
響 タルト
が向かったのは校長室だった。
誰もいないことを確認して、そろそろと中に入った彼女は机を漁り始めた。
「みんなの成績見ちゃおう♪ あっ。うまくいけば僕の残念な成績も直せるかも……♪」
しかし、探せども探せども見つからない。成績表がどこにもないのだ。
「あれぇ? どこだろ?」
首を傾げるタルトの耳に、ちょうど廊下を誰かがやってくる足音が聞こえた。
通り過ぎるのを待って、扉の隙間から顔を出すと、教頭の
黒崎 俊介
先生の後ろ姿が見えた。
「ちょうどいいや。黒崎先生に成績表の在処を訊こうっと。……うふふ、ついでに校長先生とBLカップリングさせちゃえ」
何がついでなのかよくわからないが、残念なことに、彼女は腐っていた。
「……ん? 校長先生?」
「黒崎くん……。折り入って頼みがあるんだが、ふたりきりで話ができないかね?」
「え、ええ? 構いませんが?」
再び校長室に。タルトは後ろ手でそっと、恥じらうような表情を織り交ぜながら、扉を閉めた。
「……なんです?」
「成績表がどこにあるか知らんかね? 年を取ると物忘れが酷くて……」
「成績ファイルなら各担任の先生が保管しているはずですが……?」
「え。そうなのか……。ど、どうにかそれを見せてもらうことはできんかね?」
「校長先生がどうして見る必要があるんです?」
「え、ええとその……」
――黒崎先生、怪しんでる……!
「じゃあ、私はこれで……!」
退散しようとしたタルトだが、慌てていたせいで脚がもつれた。
「のわぁ! ……あれ?」
「気をつけてくださいよ?」
間一髪、黒崎先生に抱かれ、転倒を免れることができた。
――黒崎先生、優しい……。もしかして、校長先生のこと……。
目を輝かせる腐ったタルトだが……そんなはずがあるか!
「ありがとう……。君は優しいね……」
じっと見つめるタルトだが、黒崎先生はきょとんとして首を捻るばかり。
「……じゃあ、もう行きますよ?」
「ああ、もう行ってしまうのかね?」
先生の後ろ姿を見送り、タルトはしょぼんと肩を落とした。
「黒崎先生は鈍感だなぁ。こんなにアピールしたのに……。もうちょっとちゃんと見てくれたら校長先生の魅力に気づいたはずなのに」
もう一度言っておこう。そんなはずあるか!!
「しょうがない。気を取り直して、他の先生とカップリングしよーっと♪」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ドキッ校長だらけのうんたらかんたら
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月01日
参加申し込みの期限
2014年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!