this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ドキッ校長だらけのうんたらかんたら
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
つぎへ >>
「桐島くん、ちょっと話があるんだ」
メガネを光らせ、振り返った
桐島 義弘
先生は、眉をしかめ、視線を落とした。
「……どうしたんです、校長先生?」
そこにいた校長先生は校長先生にして、校長にあらず、先ほど黒崎先生を毒牙にかけようとしたタルトだった。
昔、誰かが言った。ハードルは高ければ高いほどくぐりやすい、と。
……ちょっと違ったかもしれない。
ともかく、クールで堅物の先生は、攻略しがいがあるというものなのだ。
――BLカップリング的にね。うふふ。
「ここではなんだから、ふたりになれる場所に移動しよう」
「内密な相談のようですね」
わかりましたと頷き、先生とタルトは会議室に。
「ここなら話を聞かれる心配はありません。……で、話というのは?」
「実は最近君のよからぬ噂を聞いて心配してるんだ」
「?」
「なんでも……巨乳好きじゃとか?」
「なっ……!?」
「おっぱいマウスパッドくらいなら構わないが、女生徒の胸を揉んだり、女生徒の前でズボンを脱いだりしてるそうじゃないか?」
「ち、違います。誤解です、校長!」
「教師とはいえ人間、気持ちはよくわかるよ」
「ま、待ってください。今、説明をしますから……」
「だが、男子生徒にももっと愛を注いでみてはどうかね? 性別に囚われず、男子の魅力を学んでみたまえ」
そう言って、タルトは上目遣いで先生を見た。
「……は? ……!?」
ガタタタッ! と椅子を引っくり返して、先生は立ち上がった。
それは男の勘だった。とてつもない危険に直面したときに働く男の勘だ。
「し、失礼します!」
ずり落ちそうになったメガネを必死で戻しながら、先生は部屋を飛び出していった。
「ふふ……。校長先生の魅力にドキドキしちゃったのかな……あっ」
いつの間にやら、彼女の変身は解けていた。
そりゃそうである。これで解けてなかったら……そっちのほうが大問題だ!!
――校長先生がしないことってなんだろう……?
学校の廊下を歩くのは校長……ではなく、智瑜。
ふと、彼女の老化して垂れた瞼がピクリと上がった。
前方、転がるように部屋から飛び出てきたのは、智瑜が仄かな恋心を抱く桐島先生ではないか。
見た目はじいさんだが、中身は恋するフィフティーン。
この時ばかりは、自分の状態も忘れてフィフティーンに戻った。
「義弘先生ー!」
「……は? な、何故、校長がここに!? 今、その部屋にいたはずだが……??」
「どうしたんです? なんだか変ですよ?」
「へ、変なのは校長……ん? ……さっき、なんと?」
先生の顔が引きつった。
「ま、待ってください。下の名前で呼ぶなんて、距離を詰めるのが性急過ぎると思うんです……!」
「先生?」
この時、智瑜はハタと気づいた。この廊下に先生とふたりきりなことに。
これはもしや告白のチャンスなのでは? と。
乙女を開放的にする夏の空気が、彼女の背中を押すのにそう時間はかからなかった。
「あの……桐島先生の事が好きです……! 恋してるんです……」
「……なっ!?」
先生はズザザザッと智瑜から距離を取った。
「返事は卒業式の日に……」
「きゅ、急用を思い出しました! わ、わ、私はこれで失礼します……!」
「あ、先生……」
一目散に逃げる先生の背中を見つめ、きゅっと胸を押さえた。
そして、窓に映る自分を見た。
「あ……! こ、校長先生!? 私、この姿で先生に告白しちゃった……!!」
そのかいあって、みるみる彼女は元に戻っていくが、彼女の顔は梅雨の空のようにどんより……。
「うー、私のバカバカ! せっかく勇気を出したのにぃ!」
***
「これで完璧だ!」
轟は鏡に映る自分の姿に満足そうに頷いた。
しっかりとスーツを着込み、メガネとカツラを装備。どことなく胡散臭くなったが、校長だとは思うまい。
こんなこともあろうかと、ロッカーに変装セットを置いておいてよかった。
「……ん? なんだか向こうが騒がしいな……?」
轟の正義の勘が何か障るものがあった。
「武道場のほうか……。……むっ、あれは……!?」
轟の視線の先。武道場の中央では、今、まさに楓が熊吉先生に飛び掛かろうとしている、その瞬間だった。
楓の拳が空を斬り裂き、ガッ! と鈍い音を響かせる。
次々と繰り出される正拳を、熊吉先生はそれを上回るようなつっぱりで、叩き落としていった。
「チッ……! やっぱつええな鬼熊……!」
「こ、校長? こりゃ一体なんの真似なんです??」
「うるせぇぞ。手合わせだ、手合わせ。……よっしゃ、次はこの技で……!」
――なんてこった!!
轟は物陰に飛び込むと、ロッカーから持ってきたもうひとつの衣装に着替えた。
正義を行うにはそれに相応しい衣装でなければならない。それがヒーローの掟!
「そこまでじゃあ!」
グリーンのスーツにフルフェイスメット。バッチリポーズを決め、目が点になった道場にいる全員に言い放つ。
「煌くインテリジェンス! 爺グリーン! 学び舎の平穏を守るため、参上じゃ!」
「な、なんだぁ……?」
「おぬし! 校長の名を騙っての悪行三昧……捨ておけんのじゃ!」
「ああ? 手合わせしてるだけだろ……って、うおっ!?」
問答無用で放たれた爺グリーンのジャンプキック!
すかさず防御した楓に、息つく間もなく、怒濤のラッシュ!
「……なんだこの身体? よぼよぼかと思ったが、意外と動けるじゃねーか!」
校長ボディの意外な真実に気を良くし、轟はググッと身体に力を入れて拳を振り上げる。
「食らえ! GGGナックルじゃーーーッ!!」
GGG。即ち、グランド・ジェネレーション・ジジイの略であり、パンチ自体はただの右ストレートである。
ドタバタと巻き起こるバトルに、熊吉先生は目をぱちぱち。その横で、刀も目をぱちぱち。
そうしていると、戦っているふたりの身体に変化が訪れた。
楓は顔面も元に戻り、轟もむくむくと元に戻っていった。
楓は言わずもがな。轟も校長の度を超えた正義感を発揮していたため、校長っぽさが落ちたのだろう。
「あん? んだこりゃ、顔が元に戻りやがった……!?」
「うおっ!? スーツがつんつるてんになっちまった!?」
熊吉先生の瞬きも更に多く。消えた校長を探して、きょろきょろしている。
「ここらが潮時か……。あばよ、爺グリーン。それから……」と刀を見て「そっちの一年坊も楽しかったぜ」
「ああ! ま、待て! 逃がさんっ!!」
嵐のように去る楓を追って、轟も武道場から外に駆け出していった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ドキッ校長だらけのうんたらかんたら
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月01日
参加申し込みの期限
2014年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!