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ドキッ校長だらけのうんたらかんたら
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――ど、どうなってるの、ユウくんが校長先生に……?
目の前で校長に変身してしまった
野菜原 ユウ
に、目をぱちくりさせているのは
宮祀 智瑜
だった。
もしかしてこれも神魂の……そんな考えが脳裏をよぎり、頭を振った。
それよりユウが心配だ。
「ユウくん、大丈夫ですか……?」
と声をかけた彼女に、ううん? と顔を向けたユウもまた目をパチクリさせた。
「こ、校長!?」
「え、校長先生? 何言ってるんですか、私ですよ。宮祀……」
そう言いかけて、ハッと息を飲んだ。
道端のカーブミラーに映る自分の姿が目に入ったのだ。その姿は紛れもなく……校長先生!
「え、ええーなんでぇ?」
頭を抱えて膝から崩れ落ちる智瑜。
一見すると、苦悩する校長先生にしか見えないが。紛れもなく中身は、宮祀智瑜なのだ。
「……え? 宮祀?」
「うう、嫁入り前なのに……!」
しかし、こんなことになっているのは彼らだけではなかった。
トボトボと町を歩いていた
鬼河内 萌
もそのひとりである。
「……あれ? 何だかお腹が出ているような……」
ポッコリと前に突き出したお腹を思わずさすりさすり……。
なんだか様子がおかしいことに気づくのに、そう時間はかからなかった。
「もしかして、太っちゃった!? 胸は全然大きくならないのにどうしてこんなところばっかり……」
と思ったところで、ハッとしわしわになった自分の手に気づいた。
「な、なにこれぇ!?」
慌てて取り出した手鏡で、自分の姿を見て、キャッ! と声を上げた。
「な、なんで? どうして? ボ、ボクが校長になってる!?」
あわわわわ……と抱えた頭の毛のなさに、更にガガーン! とショックを受ける萌。
「う、嘘だぁ! こんなの嘘だもーーんっ!!」
わけがわからなくなって駆け出したその時、ちょうど角の向こうから、ユウと智瑜がやってきた。
「きゃああっ!!」
「どわああっ!!」
正面から激突し、吹っ飛ぶ萌とユウ。
ご、ごめんなさい……とおでこをさする萌の目に映ったのは、悶絶するユウ……いや校長の姿。
「校長がひとり、校長がふたり……ど、どうなってるのぉ?」
「どこの誰だか知らないけど、しっかりしろ!」
ぺちぺちと頬を打たれ、ようやく彼女は平静……には遠いが少しだけ落ち着きを取り戻すことができた。
ふたりからかくかくしかじかと説明され、萌はこれこれうまうまとなんとなくではあるが状況を理解した。
「超常現象には興味あるけど、自分が校長になっちゃうなんていやだよぉ」
おじいさんも3人集まれば、おじいさん特有の匂いがそこはかとなく……。
「ううう。カレー臭……じゃなくて、加齢臭が気になる~」
「とにかく校長っぽくないことをするしかない」
「校長っぽくないこと……あっそうだ!」
「何かいい方法、思いつきました?」
智瑜が訊くと、萌は大きく頷いた。
「うん。校長ってシトラス・ガムダンって人が好きでしょ? だから、シトラス・ガムダンをシトラス……」
「待ったぁ!!」
不穏な気配を感じとったユウが、すかさず彼女の言葉を遮った。
「あんた、今、言ってはならない単語を言おうとしたろ!」
「校長はらっかみ倫理に抵触することは言わないんじゃないかなーって……」
「コラ! らっかみ倫理とか言うなっ!」
「だから、シトラス・ガムダンをもじってシトラス……」
脳裏に二足歩行する巨大ロボがよぎったユウは萌の口を塞ぎ、そのまま彼女を抱えて走り出した。
「ダァーーーーっ! 言うな言うなっ!!」
「むぐぐ……」
遠ざかって行くふたつの影。
あっという間の出来事に、呆然と智瑜はその影を見送ることしかできなかった。
「……ユウくん、行っちゃった……」
***
「ふむふむ。いいことを聞いたのだ……」
呆然とする智瑜。その後ろの電柱の陰に、もうひとつ校長的シルエットが潜んでいた。
彼、いや彼女の正体は、
後木 真央
。
ユウ達の会話を立ち聞きしていた真央は、イタズラな笑みを校長先生の顔に浮かべていた。
そう。彼女もまた校長化してしまったひとりなのである。
けれど、慌てるどころか新しいオモチャを見つけた子どものように目をキラキラさせていた。
「真央ちゃん閃いたのだ。校長センセらしい行動を取り続ければいいのだ。萌えDE燃えなのだ。伝説と野望を並立成就させるのだ~」
足取りも軽く学校に向かった真央は、人気のない職員トイレ(勿論、男性用)に入った。
服もすっかり校長のものになってしまっているが、一体化しているわけではなく、脱ぐことができるようだ。
そして、何を思ったか、服を脱ぎ捨て褌一丁に!
「お洒落なのだ。流石、校長先生なのだ」
校長先生らしい、仕立てのよい褌である。
高級褌のことはよく知らない彼女も、これはなんだかいいもののような気がした。
「校長センセらしくないことをすると戻るなら、校長センセらしいことをすれば戻りにくいはずなのだ」
どうやらなにか、自分なりの楽しみ方を見つけたようである。
「最長不倒? 記録目指して真似っこ頑張るのだ!」
***
「ひゃはは! マジで校長の身体になってやがる!」
駅のトイレの鏡に映った自分の姿に、
鳴神 楓
はゲラゲラと声を上げて笑っていた。
どうも様子が変だと思っていたのだ。
電車で席を譲ってもらえるし、寝子高生に元気よく挨拶されるし、頭がすーすーするし。
さっきたまたま出会ったテオに、あっこんなとこにもジジイがいた、と言われてはじめて気が付いたのだ。
「俺のハンサム顔が台無しだぜ、まったくよー」
この混沌の原因は先ほどテオが教えてくれた。勿論、元に戻る方法も……。
「校長っぽくない行動をとりゃ元に戻るんだったか……」
そう呟いた彼は、視線を天井に彷徨わせた。
この視線の漂わせ方は、どーやって元に戻るかなーの漂わせ方ではない。
真央と同じ、新しいオモチャを見つけた子どもの……こっちはどっちかというと悪ガキの目だ。
へへっと笑うその顔は、どうやら楽しいことを見つけた様子。
「せっかくだし、この校長フェイスを利用しねぇとな。こんな面白そうな機会またとねぇ」
校長の優しく垂れた瞼の奥で、楓は鋭く目を光らせた。
***
「あれ? 何だか僕の手がしわしわ? え? え?」
道端でふと足を止めた
遠矢 護
は、しげしげと自分の手に目を落とした。
「校長先生になってる……!?」
校長の長い話を聞いてから、耳の奥でぐるぐる回るシトラス・ガムダンのせいで疲れてるのだろうか。
こんな幻覚を見るほどまでに……と思ったが、幻覚にしてははっきりしすぎている。
「ああ、ここにも変身してる運のねぇヤツがいたか」
「テオ?」
塀の上には、
テオ
が、フン、と鼻を鳴らして、護のことを見下ろしていた。
「――ええっ。やっぱりこの校長先生の長い話が原因なの!?」
「そーゆーこった。んじゃあな」
「ああ、待ってよぉ」
一瞥もせず、テオはスタスタとどこかに行ってしまった。
――うーん。校長先生っぽくないことってんだろう?
護は考えたあげく、学校に向かうことにした。
誰も教室にいないことを確認して中に。それから、自分の鞄から裁縫箱を取り出した。
「以前は寮でこっそりしてたけど、友だちの前ならそんなに恥ずかしくなったんだよね」
最近は時間があるときは部室でも裁縫をしていたりする。
「プレゼントして喜んでもらえると嬉しいしー」
それから護が取り出したのは、作りかけの小さな熊のぬいぐるみ。
「校長先生はくまさんなんか作ったりしないよね。これで元に戻れるといいなー。……どうかそれまで人が来ませんように!」
護はちくちくと熊を縫い始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月01日
参加申し込みの期限
2014年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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