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\ オーバータイム!/
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ミエコ
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● \ののこ/
一方。幸からの通話をオフした
逆巻 天野
は、周囲の仲間にこっそりと事情を伝えると、準備のためにさっさとその場を後にすることにした。
興味深々、と顔にバッチリ書いてあるののこには
「今、動物園に虎の赤ちゃんが来ていて、仔猫みたいと人気らしいよ」
「虎の赤ちゃんっ!? 抱っことか出来るのかな」
ほわわぁ~。頬に手を当てた、ののこのバックにはお花が飛んでいる。
「そうそう。草薙ってテロリストに気をつけてね、エロい子だから」
天野は言い包めることも忘れない。
「エ、エロいの?」
「そうだよ。先日、桜花寮で寮母さんがお餅を振舞ってくれたろう? その時に、女の子の下着を盗んで逃げたんだ。野々も気をつけて」
実際はただの一枚も盗まれてはいなかったのだが、龍八が女子寮に侵入する現場は「ばりけえど」を作っていた女子生徒にしっかり見られていたし、ご丁寧に犯行文まで残してきたのだから、このように悪評が広まるのも、致し方ないと言える。
(ん~、よくわかんないけど。ののこちゃんを、遠ざけないといけない場面ってことかな?)
ののことはクラスメイトである
湯浅 月子
は、ツインテールを揺らしてかわいらしく小首を傾げ、そしてなんとはなしに頷いた。
オッケー☆
立ち去る天野に、華奢な指でマルを作って見せると、月子はののこに向き直る。
「ねえののこちゃん。今日ね、シーサイドタウン駅の駅ビルに入ってるスーパーで、特売があるんだよっ。お菓子がよりどり75円均一なんだって☆」
月子も買うものがあるから、一緒に行ってみようよ~。
そう誘う月子は、親元を離れ現在は寝子島の祖父母の家から通学中であるが、料理が得意という女の子らしい一面を持つ。
夢見がちな彼女は、素敵な王子様がいつお迎えにきても困らないように、常に腕を磨いているのだ。
それに、ののこがお菓子や好きなものを見ている間に、月子も特売の卵をゲット出来れば一石二鳥である。
「ほんと? パッキーや、ちょっとともあるかな?」
「パッキーは外せないよね、きっとあるよ。ね、行ってみよ☆」
「うん、行く行くー!」
月子について歩き出そうとしたののこ達であったが、ややして立ち塞がる影があった。
噂のテロリスト、その人である。
「ののこ、仔猫を見に行かないか?」
移動する彼女らに、足を止めるのは今しかないと判断し、龍八はさくっと切り込む。
「仔猫って、虎の赤ちゃんのことだよね? 今度、見に行こうね」
にぱっと笑うののこは、龍八を全く疑っていないようで。
龍八も端正な顔に作り笑いを浮かべて、それに応じる。
「いや、本物の仔猫だ。結構な人が見に行ってるそうだ……ののこの友達もいるかもな? ミエコといったか、皆がこぞって見に行く仔猫だから珍しい種か、一緒に見に行かないか?」
「ほんとの仔猫がいるの?」
「ああ、そうだ」
わあーと目を輝かせ見上げるののこと、見下ろす龍八の間に月子が割って入る。
「ののこちゃんは、月子とスーパーの特売に行くんだもん!」
「スーパーの特売ごとき、後でもいいだろう。急がないと仔猫が帰ってしまうぞ、ののこ」
「仔猫か……」
八神 修
はどうしたものか、と考えあぐねているののこを改めて見つめる。
ミエコを、野々に見せてはならない。
しかし野々は既に「仔猫」という単語を聞いてしまっているから、猫の話題で遠ざけるのが吉だろう。
涼やかな目元に少し笑みの形を浮かべると、修は神経質そうな長い指で、スマホの表面をなぞる。
動物病院に向かう途中で、巨大ミエコの姿を目撃したのは、
猫島 寝太郎
。
「何の騒ぎ……うわぁ、あれって、もしかしてろっこん?」
寝太郎も、ミエコが気にはなったが。
あんな大きな動物に近づいたら、この子がきっと怖がるだろう。
幸い、もれいび達が駆けつけ始め、対処に当たっているようだ。
テンションおかしいのが、若干気にはなるが……ここは彼女らに任せるとしよう。
制服に上着の代わりのペールラベンダーのパーカーを羽織って。
再び春風の中、自転車をキコキコ走らせれば、また「仔猫が」と聞こえて速度をゆるめる。
「野々さん?」
街角でののこが、数人の生徒とやりとりしているのが目に入る。
「……ん~、ちょっと困った事になってるかな? ごめんね、少しだけ寄り道するよ」
寝太郎はゆっくりとブレーキをかけると、ハンドルを級友たちの方へ向けた。
「ののこを随分と必死に、他の所へ誘おうとしてるようだが……何か隠してるよな?」
「そ、そんなことないもん!」
「その割には、随分声が裏返っているぜ? 俺とののこが仔猫を見に行くのに、何か不都合でもあるのか?」
龍八は月子と、じわじわと距離を詰める。
きょとんとやり取りを見ていたののこは、何を思ったか二人の手を掴み、レフェリーのように高々と挙げた。
「はーい、はーい! 私、仔猫も見に行くし、一緒にスーパーの特売にも行きまーす!」
「ののこちゃん……」
「今日は大忙しだねー、急がなくっちゃ!」
「そ、そういうことじゃなくてね」
ののこにだけは、真実を伝えるわけにいかない。
どうしたら? 月子は唇をかんだ。
沈黙を破ったのは、やって来た寝太郎である。
「仔猫がどうかしたの~?」
羽毛のように柔らかに額に掛かる髪の下で、穏やかに微笑めば。
もぞもぞ。
ペールラベンダーのパーカーの襟元から「ミュ~」と、愛らしい声と共に、小さな茶トラの仔猫がぴょこんと顔を出した。
ミエコと同じ、生後二ヶ月くらい。うるうるの大きな瞳に、鳴く時に覗かせる、小さな白い牙も可愛らしい。
「うわー、かわいい~! ふわんふわん」
ののこは茶トラの仔猫に、一瞬で首っ丈だ。
「ミューちゃんって言うんだよ」
「へー、名前もかわいいんだね! ……あれ? ミューちゃん怪我してるの?」
ミューの足を痛々しく覆うガーゼに気づいて、さすがの ののこも表情が曇る。
「それがねぇ~、ミューちゃんはうちの近所のおばさんちで飼いはじめた仔猫なんだけど、どうも絨毯に爪を引っかけて、怪我しちゃったらしくて」
おばさんは店があるから、自分が代わりに獣医さんに。
「そっかー、痛かったね……早く治るといいね。ミューちゃん」
ののこが、そっとミューを撫でる。
ミューは嫌がるでもなく、気持ち良さそうに目を瞑った。
「そうだ。野々さん、獣医さんって見た事ある? 一緒に行ってみない?」
寝太郎の提案を、だが龍八が遮る。
「おいおい、病院をアトラクションか何かと勘違いしてないか? ののこ、やめておけ。動物病院は、怪我や病気の動物達が行く所だ。冷やかしで行くものじゃない」
全くの正論に、寝太郎も月子もすぐには次の言葉が浮かんでこない様子だ。
龍八の頬が、僅かに歪んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
バトル
動物・自然
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月15日
参加申し込みの期限
2013年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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