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●北校舎
懐中電灯を使おう。
霊たちの弱点に気がついた時点で、多数の者はその考えに辿り着いた。
御剣 刀
が異変に気がついたのは、北校舎と部活棟の間。
部活帰りに教室へ忘れ物を取りに戻ろうとした矢先のことだった。
再び用具袋から木刀を取り出して、刀は構える。
そして光源を手に入れるためにまずは近場の用務員室に向かうことにした。
(南校舎の方は随分と明るいな)
南校舎を一瞥してから刀は向かってくる幽霊たちを、持ち前の瞬発力でくぐり抜け、用務員室に入った。
(ん?)
入ってすぐに刀は状況を把握する。
既に誰かが入ったような痕がある――というより物も散乱している。
引き出しは引っ張りだされ、その中身は床に散らばっているし、ロッカーの扉に至っては取れかかっている。
ここで誰かが悪霊と戦ったのだろうか。
けれど悪霊の姿も、悪霊と戦ったであろう誰かの姿もない。
(……無事だといいのだが)
顔もわからない相手に対する心配が脳裏を掠めた。
しかしまずは自分だ。自分の安全を確保できなければ、他の人を助けることもフツウを取り戻すことも出来ない――どころか足を引っ張ってしまうかもしれないのだから。
ひとまず心配はそこまでにして、刀は使えそうなものを探すことにした。
と、無心で探していると、ぱたぱたと足音が近づいてくる。
走っている……それから、ひとり、いやふたりか。
扉の側で息を潜める。
(足音がするということは霊ではなく人間なのだろうが……)
念の為、木刀をしっかりと構えて彼らを待つ。
そして彼らは
塔尾 松生
と
旅鴉 月詠
は部屋に飛び込んできて、慌てて扉を閉めた。
「……って、あれ? あんた……」
松生が刀の顔を注視していると、
彼女と刀の間に、にゅると黒い触手が伸びてきた。
「っ!」
壁をすり抜け、にゅるりにゅるりと悪霊たちがやってくる。
その触手はすぐに散乱しているものに向かい、無造作に投げ始めた。
「奴らは俺が引きつける」
刀は木刀で弾きながら懐中電灯を探す。
そしてふたりにも俺が引き受けるから探せと伝える。
「わ、わかった」
松生は懸命に手を動かして、懐中電灯を探す。
必死な思いが指先に、脚に、全身に現れていた。
(もし、もしあいつらが先に見つけたら)
懐中電灯は壊されてしまうかもしれない!
松生は書類をかき分け、散らばる用具を払いのけ――しかしそれでも見つからない。
「なんで、」
松生の悲壮な呟きは刀の耳にも届いた。
普段の、のんびりとした姿からは想像もできない、必死さだった。
(頑張ってくれ)
心の中でエールを送り、投げつけられた辞書をたたき落とした。
ジンジンと痛む手首を押さえて、ただ松生を待った。
「あった!」
ようやく背後で松生の叫び声が聞こえる。
と同時に刀の肩の上を通りすぎて、光が悪霊たちに突きつけられた。
「はぁ……はぁ、」
松生の額には大粒の汗が浮かぶ。
そして霊はその粒のようになって、暗闇の中に消えていった。
「よかった……」
「ご苦労だったな」
月詠が、へたりと体の力を抜いて座り込んだ松生の肩を、ぽんと叩く。
「どうも……」
その間に刀は他に使えそうなものがないかと物色する。がしかし、もう懐中電灯やそれらしいものはない。
(……しばらくは木刀で頑張るしかないな)
刀はこっそりとため息をついて、「ふたりで大丈夫か?」。
「断言はできないが、それは君と一緒でも同じことだ」
月詠らしい言い方。張り詰めていた筋肉が緩む気がした。
「……あんたは?」
「購買に行く」
簡潔に告げて、刀はすたすたと歩き出した。
寝子高には南校舎から北校舎を繋ぐ渡り廊下がある。
大きな窓ガラスからは中庭が見渡せる、おしゃれな廊下だった。
「ずいぶん明るくなりましたわね」
くるんとした髪と同じような柔らかな笑みを浮かべて
ゼシカ・ホーエンハイム
は微笑んだ。
無論、相変わらず右手にはロゼリオ。左手には聖書だ。
桜崎 巴
はこの不思議なシスターに対する態度が定まらないまま、渡り廊下に足を踏み入れる。
「だねぇ。にしても進むにつれえぇっと?」
「悪魔ですわ!」
「……あぁ、悪魔な。その悪魔が増えてるのは気になるとこだね」
「やはりおっしゃる通り、あそこが怪しいのでしょうね」
「まぁ、行けばわかる……っ、」
南校舎から追いやられた悪霊たちが彼女たちの行く手を阻まんと立ちふさがった。
細い渡り廊下はあっという間に真っ黒に染まる。
渡り廊下の電気は――慌ててスイッチを押すが電気は付かなかった。
そして逃げる場所もない。
「っち、」
巴は舌打ちをするが、したところで彼らが消えるわけもない。
進むべきか戻るべきか。一瞬で巴は計算する。
「神に仇なす者達よ、悔い改めなさい!」
けれどそんな必要もない。
こんな時に心強いのがゼシカだったのだ。
聖水を振りまき、ロザリオを突きつけるシスターの姿は、巴の思うシスターとは少し違って見えたのだが。
「さ、参りましょう!」
「……あいよ」
手早く渡り廊下を抜けて、北校舎に入る。
しかしまだ彼女たちは気がつかない。
電気をつけた影響で、悪霊の動きが活発になり始めていることに。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
ホラー
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年04月06日
参加申し込みの期限
2014年04月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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