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【身体測定】ドキドキ体育館☆乙女の秘密は危険がいっパイ!
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●伝わる未来と、伝わらない現実●
【校庭中庭・噴水付近】
「おお、見るがよい同志よ。
あれにそびえし山
こそは、さしずめ玉山東峰に玉山主峰!」
「なに……霊峰富士よりも高いと謳われたあの双山……別名・新高山か!」
「なるほど、けしからん……実にけしからぬ標高であるっ」
「もぉぉ、いったいなにが、君たちをそんなに奮い立たせるのさぁ……!!」
栖来 衣夢
を逃がす囮役を引き受けた、その
高梨 彩葉
は今、校舎の中庭に追い詰められていた。体力が尽きかけた時点で、ダッシュで体育館に戻ろうと思っていたのだが、3人の測量部員に囲まれてしまい、もうその試みもかなわない。
じりじりと後ずさる、その彩葉の後ろはもう噴水だ。
高梨 彩葉
VS測量部員。
「よーし、こうなったら……」
逃げ場がないと悟った彩葉は、ポケットの中から丸いアミグルミを取り出すと、右側の敵の顔に、思いっきりそれを投げつけた!
「ろっこん発動──と見せかけて投げるだけぇ!」
よし、今のうちに逃げ……と思ったが、
「あ、あれれ……?」
相手はぴくりともひるんだ様子がない。むしろ、自分の顔にポテチンとぶつかったアミグルミを、不思議そうにつまんで眺めている……彩葉は、これでダメージを与えられるとでも思ったのだろうか?
いや、違う。彩葉は、そのろっこん【アミぐるみを操る能力】でアミグルミを操作すると見せかけて、その隙を突いて逃げ出したかったのだ。いわば、アミグルミは囮。
しかし、その作戦が成立するためにはまず、目の前の敵たちが彩葉を「アミグルミを操る手強いもれいび」だと認識していなければならない。残念ながらこの時点ではまだ彩葉の能力は、全校生徒の誰もが知っているほど、有名なろっこんではなかった。
彩葉をもれいびだと知らない測量部員からは、たんに追い詰められた女子が、最後のむだな抵抗で、アミグルミを投げたようにしか見えなかったのだった。
「そ、そんなぁ……」
もう、こうなったら正確には胸を測らせまいと、頑なにワキを締める彩葉だったが、その様子を見たさきほどの測量部員の1人が、
「ふむ……その意気や天晴。しかし……ククク、これをだまって見過ごせるかな?」
と噴水の上に腕を伸ばし、持っていたアミグルミをぽいと放り捨てた!
「あっ、だ、だめだよぉ!」
水に落ちる危ういところで、大事なアミグルミをキャッチ……
しかし思わず手を伸ばしてしまったその彩葉のバストが、シャキーーン!
すれ違いざま、測量部員に測られた!
高梨 彩葉
:バスト95cm(?カップ)
ああ、何ということだろう。卑怯なり、測量部!
「ず、ずるいよ! 私のアミグルミをそんなふうに使うなんて!」
「クククどうだ、その標高は頂いた。だが……まだ測量は完了しておらんぞ?」
「へっ……?」
「アンダーだ……アンダーを測量しなければ、正確なカップサイズが判明しないではないか」
「ま、まさかさらにこの上、もう一度だなんて……」
「シャー! かかれ、同志たちよ!」
「ニイタカヤマノボレ! ニイタカヤマノボレ!」
「だ、誰か助けて!! ヘルプー!!」
大声で助けを求める彩葉、
「おっと、そこまでだ。風紀委員の1人として、
行き過ぎたセクハラ行為を見過ごすわけにはいかんな」
「シャ?」
はっと振り向く測量部の3人──そこに立っていたのは、風紀委員の3年生、
橘 敦志
だ!
「女性に興味があるのは解るがな。やり方がちょっと、不味すぎる」
手をコキコキっと鳴らしてから、苦笑をひとつ漏らすと、
「そんなに厳しく取り締まるつもりはないが、
あまりセクハラを許すわけにも行かないんでね……ちょいと、反省してもらおうか」
すばやく3人の測量部員に触れ、たてつづけに指を鳴らすと、パッ・パッ・パッ!
「っひゃあ!?」
タッチされた瞬間、数メートル上空に彼らの身体が転移し、ばきどかグシャ、と地面に衝突してダウン。「流星」の名を持つ敦志のろっこん、【ステルラ・トランスウォランス】が炸裂だ。
キュウ、と目を回して伸び、高梨彩葉にコノコノと縛り上げられる測量部員3人に、
「見つけたのが俺だった事に感謝しろよ?
貴子
だったらお前ら今頃原形をとどめてなかったかもしれないぜ?」
「ツ……ツクバヤマハレ……」
「ど、どうもありがとうございました、敦志先輩」
「て言うか、お前、彩葉だったのか。
すまん、前髪上げてるから最初、誰だかわからなかったぜ」
苦笑してぽんぽんと彩葉の肩を叩き、そして真面目な顔になると、捕まえた測量部員やセクハラ行為をしている者は今後、風紀委員室に監禁するよう、すばやく後輩に指示をする。
「はは、まるでケイドロだな。
他の風紀委員とも連絡を取って、脱走防止用に教室内で待機してもらうよう……」
と敦志が話していると、そこに息せき切って、
浅山 小淋
がこちらに走ってきた。
「よう、小淋か。なんか4月からバタバタしててすまねぇな。
お前は俺が守るから安心してくれ……と言いたい所だが」
と、ぜーはーしているその頭をひと撫でして敦志は苦笑し、
「如何せん見ての通り、敵の数が多くてな。
守れるようなら自分の身は自分で守るように──」
その言葉をさえぎるように、小淋は持っていたメモ帳をバッと敦志の前に差し出した。
そこに記された短い文章を読んで、敦志の顔付きが変わる。
「小淋、これは何だ……?」
『私がろっこんで予知した、近い未来に起こるかもしれない出来事です』
とすばやくそのメモ帳の余白に、要件を書き足す。
『どういう意味なんでしょう……これ?』
横からのぞき込んだ彩葉も、首をひねるばかり。そこには、こんな文章が書かれていた。
『測量部部長の弱点は、
八十八旗 信彦
』
【北校舎1F北側・出入り口】
さて、先生への連絡係の使命を引き受け、外に走り出た
栖来 衣夢
だったが、校舎の出入り口で待ち伏せをしていた測量部員に、ついに発見されてしまっていた。
しかし、
佐々 寿美礼
や
高梨 彩葉
の陽動は、けっして無駄ではなかった。張り込んでいた測量部員は、たった1人。寿美礼たちの撹乱がなかったら、ここに居た測量部の人数は、もっと多かっただろう。
(そう、囲まれて拘束されるのが一番困る。それだけは避けたい)
考えがあって、適当に抵抗するふりをしつつも、あえて測られてやる衣夢。
栖来 衣夢
:バスト69cm(Aカップ)
(奴等の目的は測ること、それを達成したときが一番油断するはず……)
自身のコスプレサイトで、すでにスリーサイズを公表済みの衣夢は、ここでバストを測られたところで、どうということはないのだ。
「ギャッ!?」
背後の相手が油断したところに拳を振り上げ、その顔面に裏拳を叩き込む衣夢。
「穢らわしいけど……背に腹はかえられないわね」
その拳に付着した部員の鼻血を舐め、ろっこん【夜の皇女】を発動。すると、衣夢の口から牙が生え、その背中から蝙蝠の羽が出現した!
そう、この栖来衣夢は、吸血蝙蝠人間に変身できる能力の持ち主なのだ。うずくまる測量部員の背中を踏み台にひと蹴りして舞い上がり、外から校舎2階の職員室に向かう衣夢。
「私は測られても別にいい、熊先生が呼べれば私達の勝ち……!」
【北校舎2F・職員室】
一方、その
栖来 衣夢
に先んじて、すでにこの事態を、職員室の教師に伝えている人物がいた。
男子生徒である、1年5組の
森 蓮
だ。
彼が、どのようにしてこの事件を知ったのかは不明だが、きっとたぶん、測量部の勧誘ビラを拾ったのだろう。
「人は誰しも例外なく尊敬に値する存在であり、欲望の対象とせず、敬意を払うほうが望ましいはずです」
他者との相違と多様性を尊ぶ森蓮であっても、さすがにこの測量部の行為は、行き過ぎだと感じたようだ。迷惑をかけられている被害者(女子)がいるのだから、それも当然だろう。
「測量部の行為は学校の和を乱すものと思います。
性別や体の特徴を口実に、迷惑行為を働く者が同じ学校にいることを残念に感じます。
刑法は門外漢ですが、彼らの行為は公然猥褻や強制猥褻になる恐れがあります」
などなど。
過去の失敗
を踏まえて、要点を押さえ、簡潔に教職員に事態を説明しようとする森蓮だったが……、
「ああん? 測量部? そこに山があるから測る? おっぱいミサイル?
森よ……いったいさっきから何を言ってるんだ、お前は?」
さっぱり分からん、といった強面の首を振り、
吉田 熊吉
先生が答えた。そう、森蓮はさきほどからこの、生活指導担当である熊先生に、測量部の部活動の不道徳を訴えていたのだった。
しかし……
「森よ……。この学校で、お前だけは真面目な生徒だと思っとったが」
がっし、と森蓮の肩に毛むくじゃらの手を置き、目を見て懇々と生徒の正気を正す熊先生。
「いいか……よく聞け。
無いんだよ……!
この世に……
おっぱいミサイルなんてものは……っ!」
無いんだそうです。教職員に協力を要請するという森蓮の行動、ついに熊先生を説得できずに、失敗に終わる。
原因の1つには、森蓮自身が体育館の現場の惨状を見ておらず、今ひとつ説明に説得力が乏しかった、という点が挙げられるだろう。おっぱいミサイルはともかく、こうして話している森自身が事件の全貌を把握しきれていないのだ。
例えば、もし森が測量部員の誰かと話す機会を作っていれば、彼らは口を揃えて、
「敬意? 払っているとも。山に貴賎などありはしないのだから……ッ!」
「そう、我々は日々全ての山を、尊敬と慈しみの念を持って測っているのである!」
このように答えたに違いない。傾聴を美徳とする森蓮であれば、現場に行ってまず、直接測量部員の言い分に耳を傾けてもよかった。その上で相容れないところがあるなら、彼ら自身を説得することに心を砕くべきだっただろう。第三者の、先生などではなく。
ただ、そこにまさに現場を知る当事者、
栖来 衣夢
がやって来た。
「熊先生、ここに居て良かった。私の話を聞いて! 体育館で測量部が……」
しかし、みなまで言わないうちに、
「栖来よ……何だその、破廉恥な格好は。このバカタコがっ!」
頭ごなしに一喝されて、「えっ」と立ち止まる衣夢。今の彼女は、【夜の皇女】の変身で、蝙蝠の羽が生えている状態。あまりに急ぎすぎて、変身を解除して職員室に入るのを失念していた。
しかも、彼女が今着ているのは、体操着。背中に穴が開いているような着衣ではないため、やむをえず衣夢は、体操着を胸までたくし上げて、蝙蝠の羽を外に出している状態。ぶっちゃけ、背中とおなかが丸見えの、実にあられもない格好だ。
「その仮装……またアレか、コスプレ部っちゅうヤツか。
部活に励むのは結構だが、職員室にまで着てくる奴があるか。
早くその、蝙蝠の羽を取らんか!」
そう言われても、この羽は自在にポイと取り外せるようなものではない。衣夢がまごまごしているうちに、熊先生のお説教タイムが始まってしまった。
「まったく、ハメを外すのも結構だが……いいか、学生の本分とは……(くどくど)」
吸血蝙蝠人間の格好のまま正座をさせられ、まるで話を聞いてもらえない栖来衣夢。
(うぅ……そんな……)
先生に助けを求めるという彼女の任務は、こうして残念ながら、失敗に終わったのだった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
冒険
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月27日
参加申し込みの期限
2013年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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