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【身体測定】ドキドキ体育館☆乙女の秘密は危険がいっパイ!
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●ちょっと体育館裏まで来い●
【体育館1F東側・正面出入り口】
女子生徒がそこで立て籠もりをしていると聞き、2年5組の学級委員・
霧切 翠子
は体育館へと向かっていた。
「まったく……別に保健の先生が測ってくれるんだし、
恥ずかしがることないじゃない……男子に知られるわけでもないのよ」
正面入り口にたどり着いてみれば、何やら中の様子が騒々しい。花火のドンパチまで聞こえる始末だ。
「もう……聞こえるかしらー? 立て籠もってないで出てきなさーい!」
すると突然、翠子は背後からがしっと羽交い絞めにされてしまった!
「きゃあっ!? だ、誰!? えっ……バストサイズを測る……?
せっかくだから服を脱がせて……? や、やめて! 離して! セクハラよ!」
「「シャー! シャー!」」
なぞの奇声を発する男子生徒におびえて、(誰か助けて……っ!)と目をつぶる霧切翠子。そこに、
「その女性から汚い手を離したまえ、君たち!」
さわやかなコールとともに、救いのヒーローが現れた!
「とうっ! ろっこん踵落とし!」
どこからともなく現れた
新井 米太郎
が、その場で数十センチほどジャンプすると、何もない地面にカッコよく踵落としをキメた。
「…………」
「…………」
「こ、こー君? 何してるの?」
「あれ? おかしいよ? こんなハズじゃ」
キョロキョロ周囲を見回し、首をひねりまくる米太郎。
ほんのついさっきまで自分は、体育館の屋上で昼寝をしていたはず。その屋上から、カッコよく踵落としで着地してポーズをキメるつもりだったのだが、どうも自分が屋上にいたと思っていたのは、勘違いか夢だったようだ。普通の一般生徒は、ろっこんも使わずによく分からない方法で、屋上にまで登ることはできない。
そして、この新井米太郎の場合に限って言えば、ろっこんで重力を操り屋上に登った、というその可能性だけは確実に除外できる。米太郎の能力の発動条件は、「他人を助けたいと思ったとき」。さあ誰かを助けようと思って、屋上で昼寝をするような人間はいないからだ。
「…………えっと、」
翠子を羽交い絞めにしている測量部員すらも、コレどうすんだとリアクションに困っている。
「霧切先輩に何をしてるのかな、犯罪行為はいけないと思うんだよ僕。
君たちにはまだ明るい未来があるからこんなことで道を踏み外して欲しくないんだ!」
必死に気を取り直して、カッコよく測量部の説得にかかろうとする米太郎だったが、気まずい沈黙はいっそう深まるばかり……。
「「ぐわっ・ほべっ・のわあっ!?」」
そこに沈黙の救い主、
逆巻 天野
が現れた!
「変態を倒すよーおー(棒読み)」
立て続けにバスケットボールを投げ、翠子を拘束する測量部員を不意打ちで順番に片付けていく。
「ブベラッ! って、何で僕まで!?」
「怒らないでよ、投げて欲しそうな顔してたじゃない」
「どんな顔だよ! あと僕今日は変態じゃないから! いっしょにしないで!?」
「そうなんだ? 今日はバンダナもしてないみたいだし、
いつもとキャラが違うから、これはツッコミ待ちかなー、とか思って、つい」
「ちがうから! 僕今日はちょっと真面目に戦うんだから! さぁこい変態ども!
……ってお前もそっち側だろみたいな目で僕を見ないでって……見るなっつってんだろ!」
まあともかく、最初の踵落としでの威嚇に失敗した米太郎はもう、いい所を見せるどころではなかった。逆巻天野のボール投擲に敵がひるんでいる隙に、翠子をお姫様抱っこして、ようやくろっこん、【似非ヒロイズム】発動。自分と周囲の重力を操作してジャンプ、この場からの逃亡には成功する。
(えっ……飛んだ!?
まるで絵本の世界みたい、こー君の顔が近い……
なんか胸が熱いのは……気のせいよね?)
翠子ビジョンで彼女が思うほど飛べているわけではなかったが、ともかく、乙女のバストのピンチを救われたことには間違いない。翠子は後輩の少年の胸に、その頭を預けて、しばしロマンチックに目を閉じるのだった。
【体育館外・北側(体育館裏)】
「もしもし、きばか。ぬし、ちぃと体育館裏に来い」
理由も言わずにブツリと切れた電話に、
大豪寺 騎刃
は戦慄した。相手は、
猫ヶ崎 獅子子
からの電話だったから。同じ1年生だが、騎刃とは25日分だけ年上の、親戚にあたる。
「た、体育館裏じゃと……? ついにこの日が来よったか!」
そこは不良たちの社交場、噂のホットスポットではないか!
いよいよカツアゲされるのか、はたまた姉じゃ=獅子子から挑戦状を叩き付けられるのか? 過去の忌まわしい記憶の数々に、ぶるりと震え上がる騎刃。しかし……
「漢たる者、いかなる恐怖にも立ち向かわねばならんのじゃ。
そして今がその時!」
そう、騎刃の父親は関東連合会153代総長、母親は伝説の一匹狼レディース……そんな不良のサラブレッド、男の中の漢(おとこ)として育てられた騎刃には、これは避けては通れない道だ!
「姉じゃめ……今日こそ汚名を挽回しちゃるけんっ!」
日本語を間違えるほど動揺しつつも体育館裏にたどり着けば、そこに獅子子の姿はなく、不良たちの代わりにメジャーを持った不思議な連中が、窓という窓に取り付いている。
「もしもし姉じゃ? どういうことじゃよコレ?
あぁ? 測量されるのがムカツクから手伝えじゃと?
それだけじゃ訳判らんけ……手伝えば漢が上がる?
……ま、まぁ(自称)一号生筆頭たるわしが、
同じ一年の姉じゃを手助けするっちゅうんもやぶさかじゃないけん! やったるわぁ!」
【体育館2F北側・キャットウォーク】
(しかしきばが、わしと同じ学校に入学するとはのう)
猫ヶ崎 獅子子
は、その切れ長の目を細めて、幼少の頃のことを思い返していた。
(小まい頃はわしもやんちゃじゃったけぇのぉ……。
きばにも色々やってしもうたから苦手意識もたれとるかもしらんが、
しかしあやつももう高校生。その程度でビクビクする男でもないじゃろう)
うむ、と頷いた頃に携帯電話が鳴り、どうやら
大豪寺 騎刃
がこの窓の向こう、体育館裏に到着したようだ。その騎刃に、外から侵入を試みている測量部員の位置や動きを知らせてもらい、それを中から獅子子が迎撃するという、連携作戦。
「姉じゃ、裏の入り口から2人入りよるぞ」
「そこはロックが掛かっとるから大丈夫じゃ」
「上の窓までよじ登っとるヤツが1人、ガラスを割ろうとしちょる」
「よし、その位置をゆうてみぃ」
「西から……3つ目の……」
その測量部員がガラスを割って侵入した瞬間、
しぱぱぱぱっ!
「シ、シャ!?」
篭手の形をした空気の塊をその拳から撃ち出し、ろっこん【ネコパンチExtreme】で、次々に彼らのメジャーや物差しを撃ち落としていく獅子子。
だが、測量部員の身体には、決して直撃はさせない。あくまで、狙うのは彼らの得物のみ。
(わしがこのろっこんを使うのは、何かを守る時だけじゃ。
今回は娘っ子達の秘密を守る為じゃけぇ、使わせて貰うが、
人や動物にはなるべく向けんように……)
その目つきの悪さから、喧嘩っ早いと誤解されがちな彼女だったが、獅子子なりの矜持があるのだった。
「う、うわっ! 何じゃあ、こりゃあ!」
その時、携帯電話の通話の向こうから、騎刃の悲鳴が聞こえてきた!
【体育館外・北側(体育館裏)】
大豪寺 騎刃
は電話での報告を続けながら、裏山の木々の間を歩いていた。
「またそっちに行ったぞ、姉じゃ。今度は東から3人……
あっちでは、メジャーでターザンごっこしよるモンもおるのぅ。
……なぁ姉じゃ、ちぃと聞くが、これわしがやる必要あるんか?
誰でもええんか? ……そうけ」
るーるる、るーるー。ひとりで黄昏かけていた騎刃が、
「う、うわっ!」
コテン、と足許の何かにつまづいた。
「な、何じゃあ、こりゃあ!」
それは木陰で寝ていた1年1組の不良生徒、
新井 瞬平
だった。
「……zzz」
昼休みからずっとここでサボっていたのだろう。眠れる魔獣のごとき近付きがたい威圧感がある……気もするが、さいわい熟睡しているようで、起きた様子はない。
「もしもし、きば? ぬし、どうしたんじゃ?」
「な、何でもないわい……そう、このわしは(自称)一号生筆頭。
じゃけん、こがいな、ぽっと出の不良になんぞ、いっこもビビッとらんぞ?」
と震えるチワワのようにぷるぷると騎刃が電話に答えた、その瞬間だった!
ズバゴガドーーーン!
どこからともなく豪速球でバスケットボールが飛んでくると、寝ていた瞬平の頭をものすごいSEで吹き飛ばした!
「……、痛ぇな」
ゆらりと立ち上がる瞬平、
(あ、やべ、今凄い変な音した)
とそのボールを投げたご当人、
逆巻 天野
は内心冷や汗ものだったが、
「大丈夫か新井! いま、1組の心天がそこを逃げてったぞ!」
とオーバーに体育館裏手の反対方向をさし示す。
心天 鉄真
とは、あの盗撮もれいび・
久那詞 寛和
も写真を売り込もうとしていた、非公式新聞部のジャーナリストのことだ。
捕縛した数人の測量部員から、今回の騒ぎに裏で絡んでいるもう1つの団体、非公認の新聞部の存在をいち早く知ったこの逆巻は、上手くフリーの瞬平を煽って、心天の成敗に向かわせようと考えたのだった。
が、その意図は失敗。
「てめえの仕業か。俺の安眠を邪魔するとはな……いい度胸だ」
真っ先に視界に入った大豪寺騎刃に、新井瞬平が襲い掛かった!
(うーわ、僕、知らないっと)
踵を返して逃げ出す逆巻天野、
「んっ? えっ? わしか? ち、違うぞ」
なりゆきを把握できずにキョトーンとしている騎刃を、瞬平のパンチが唸りを上げて襲う!
バチンンッ!
「……ん?」
そのパンチを素手の横払いで払い除け、無造作に瞬平の前に立ち塞がる者がいた。
「てめえは……同じクラスの、」
「あ、姉じゃ!」
黄金の髪をたてがみのようになびかせ、怒りに燃えてそこに立っているのは、
猫ヶ崎 獅子子
だ!
「ぬしゃぁ、何しとるんじゃー。
わしの親戚に手を出すとは、いい度胸じゃのぉー」
「てめえ……、強いな」
獅子子の実力を、一度の拳の交錯で察知したのだろう。我流ボクシングの喧嘩スタイルに切り替え、新井瞬平が間合いを取った。
猫ヶ崎 獅子子
VS
新井 瞬平
。
の戦いはしかし、勃発せずに終わる。逆巻天野を追いかけてきたのだろう、測量部の新手が体育館裏にまた走ってきたからだ。
「うぅむ……この勝負は、預けとくがのぉ。
今度わしのきばに手を出したら、ただじゃおかんけぇのぉー」
「……忘れなかったら、憶えておくぜ」
手をひと振りして、また新たな昼寝場所を探しに去っていく瞬平。加勢を頼まれたわけでもないので、彼の方は測量部には、さらさら興味がないのだろう。
「きばよ、どっち向いちょる。ぬしも測量部退治に手を貸せぃ」
「お、おうよ。わしが漢を見せるのは、ここからじゃけんのう!」
そうして広島弁コンビも気を取り直し、また新たな敵に向かっていくのだった。
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鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
冒険
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月27日
参加申し込みの期限
2013年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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