this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【身体測定】ドキドキ体育館☆乙女の秘密は危険がいっパイ!
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
29
つぎへ >>
●走り出す者たち●
【体育館1F南側・渡り廊下への出入り口】
さてこちらは、体育館南側の壁ぎわ。スライド式の扉の前に集まり相談している、数名の少女たちの姿があった。
栖来 衣夢
、
佐々 寿美礼
、
高梨 彩葉
らの3人だ。
「なんていうか、ものすごく大変なことになっちゃったね。
中も外も敵だらけでやばいし、コレじゃまともに身体測定できないよ」
1年4組の風紀委員、
高梨 彩葉
が言う。
今日の彼女は、視力検査にでも備えていたのか、
前髪を上げて、いつもとはちょっと違った
イメージ。こうして見ると、ぱっちりした二重まぶたで、なかなか可愛らしい顔立ちだ。
「そうね……噂だと、どうも、女子の中から裏切り者も出てるみたいだし」
と2年10組の先輩、
佐々 寿美礼
が眉をひそめる。由々しき事態を引き起こしているのは、(おもに)彼女の同学年の2年生なのだけれども。
「この一悶着をどうにかするには、先生呼んだほうがいいかも」
そう言う彩葉に、全く同じことを考えていた
栖来 衣夢
も賛成した。
「そうだね。このまま待っててもジリ貧になりそうだから、私が助けを呼びに行く。
ここに呼ぶなら、やはり生活指導の
熊先生
だと思う」
吉田先生なら、「このバカタコがっ!」と測量部の連中を叱りとばしてくれるだろう。寿美礼、彩葉の2人も頷く。
「体育館をこの1階南側から出て、そのまま職員室のある北校舎を目指す。
これが一番の最短距離。でも、おそらく奴等に張り込まれていると思う」
「そうなると、連絡係の人とは別に、囮役が必要かもね。
言いだしっぺの法則だから、その囮役は私がなるよ」
高梨彩葉が、危険な任務を真っ先に引き受け、さらに佐々寿美礼が、
「じゃあ、あたしも囮になるよ。用具倉庫でバレーボール見つけたから、
これを2つ体操着の下に入れれば、巨乳に見えるでしょ?」
この偽乳(?)で測量部の注意を、こちらに惹き付けようという作戦だ。
「ボールを入れてもあまり邪魔にならないってことは、あたし胸小さいのかしら。
気にしてもしょうがないし、ま、いーよね……じゃ、いっくよー」
持ち前のポジティブ思考で気持ちを切り替えると、スライド扉のロックを外し、寿美礼は一番に外に飛び出した!
「おーい測量部のみなさーん! ここに測りがいのある山がありますよー!」
「シャッ?」
寿美礼の胸でおどる偽乳に、たむろしていた測量部員の注意がギュルワーーンと向く。
(栖来ちゃんが捕まらないように、こちらに引き付けておいてなるべく遠くまで逃げる……っ)
「へーんだ、体育科の足を舐めないでよっ」
測量部に後ろを追わせながら、西に走っていく佐々寿美礼を見送り、
「さて、私も測られないよう全力で逃げ回るとしますか」
と高梨彩葉は東に。しばらく待って、人気の途絶えたところで、
「測量部、熊先生の張り手でくたばるといい……」
栖来衣夢も渡り廊下を伝って、走り出した。目指すは、北校舎2階の職員室。
【北校舎3F・特別教室の廊下】
教室に忘れ物を取りに戻っていた
浅山 小淋
は、ふと何気なく見た、眼下の光景に驚いた。
廊下の窓の向こうに見えるのは、今、女子の身体測定が行われているはずの体育館。
そのうちの窓ガラスのいくつかが割れ、また、その体育館の南側から走り出てきた2人の女子が、何やら複数の男子生徒に追いかけ回されているではないか。
(……い、一体この騒ぎは何なのでしょうか?
あ、またお一人の方が外に……あの大きなリボンは、確か)
今度は、小淋と同じ1年2組の
鬼河内 萌
が、東側の正面口から出てきた。キョロキョロ周囲の様子を伺っているのが、揺れるリボンの挙動で分かる。そして意を決したように頷くと、そのまま東側に建つ体育倉庫の中へと消えていってしまった。
(そ、……そう言えば、さきほど拾った勧誘チラシに確か、
体育館に集まれとか何とか、破廉恥なことが書かれていたような……)
とりあえず、体育館の中で何らかの事件が起こっているのは間違いなさそうだ。
意を決した小淋は、ポケットからメモ帳を取り出した。彼女は言葉をしゃべることができないので、筆談用にいつも持ち歩いているメモ帳だ。
(どこまでの情報が得られるかまでは、分かりませんが……)
そのメモ帳に、丁寧な字で『更新』の二文字を書く。すると……彼女の手が勝手にすらすらと動き、ある短い文章がそこに書き上げられた!
そう、これが浅山小淋のろっこん、【自動筆記の予知】の能力。まだ精度は不確かだが、彼女はこれからの未来に起き得る出来事を、こうして予測することができるのだ!
(こ、これは……)
小淋が驚いて見返すメモ帳には、ある禍々しい単語とともに、彼女のクラスの、とある学級委員の名前が記されていた。
(この予知はいったい……何を意味しているのでしょうか。
まだ起こる気配のない出来事なら、未然に防ぐことも出来るかもしれませんが。
風紀委員の方を誰か探して、この内容を伝えた方が良いのかも……?)
それがきっと、自分に課せられた役割なのかもしれない。意を決した浅山小淋はコクリと自分に頷くと、スケッチブックをその胸に抱えて、校舎の中を走り出した。
【体育館1F東側・正面出入り口】
一方、測量部に突破されて、混戦となっている東側の正面口の方でも、この体育館からの脱出を試みようとしている女子たちがいた。
小山内 海
と、
橘 千歳
の2人だ。
『たちばなちゃんも おそとにいくの?』
床掃除用のモップを手に構え、シューズ入れの物陰から外の様子を伺っている千歳に、そう書いたスケッチブックを見せて訊ねる海。
「だって風紀委員として小山内さんを、この危険な外に一人で出すわけにはいかないもの」
『ついてきてくれるんだ こころづよいな』
浅山 小淋
と同様、彼女も事情があって声が出ず、もっぱら会話を筆談に頼っている。
「でも、外に何しに行くの? 何か考えがあるみたいだけど」
『しゅぼうしゃを こらしめる』
「しゅぼ……?」
『そくりょうぶの えらいひと』
むう……と何か気に入らなかったのか、自分で書いたページを破ってまた書き直す。
『まちがえた えらくない』
『えっちなことは いけないとおもう』
『クラスいいんとして こらしめるの』
ふんすっ、とスケッチブックを掲げて、ちょびっと鼻息もあらい海。森の小動物のように小さく愛くるしい彼女だったが、いざ行動する時には、なかなか大胆なことを考えるようだ。
「なるほど、不届き者たちのトップ、測量部の部長を直接叩きにいく、ってことね。
確かに、このままでは体育館も長く持たないかもしれないし……わかった、援護するわよ」
剣道部員でもある千歳は、竹刀代わりのモップを頼もしそうに握りしめて、
「風紀委員長を傷つけ女子の身体測定を覗こうなどという不届き者たちには、
少し痛い思いをさせても問題ないしね。曲がった性根を叩きなおさないと」
【体育館外・東側】
(それにしてもこいつ等、胸のサイズだけ知ってそれで満足なのか?)
体育館へと向かう足を速めながら、
御剣 刀
は不思議でならない。手にしたビラの勧誘文句をつくづくとながめ、
(胸のサイズ一つでこれだけ盛り上がれるんだから元気だよな……。
お陰で男子が一纏めで最低扱いされているんだが)
俺だったら、胸のサイズだけじゃなくて色々と、もっとこう……などということは勿論、御剣はびたいち考えていないので強調しておこう。剣術をたしなむ者として、御剣はとても禁欲的な男子なのだ。そういうのをムッツリと言う場合もあるが、御剣は断じて違う。違いますが、何か?
体育館の正面出入り口に着いたが、意外にもその周辺に測量部一派の気配はなかった。これは、外にたむろしていた部員を、一時的に
佐々 寿美礼
と
高梨 彩葉
が引き付けてくれていたおかげだったが、御剣はそのことを知らない。
(だが、トップに話を通せれば、測量部の全員を引かせることも出来るだろう)
そして、こういった事に協力してくれそうな女子にも心当たりがある……御剣刀は、正面入り口のドアを押し開け、体育館の中へと一歩足を踏み入れた。
「──危なっ!?」
いきなり上段から袈裟斬りにされかけ、すんでのところでその切っ先を躱す御剣。見れば、やはり唖然とした顔でこちらを見返しているのは、同じ剣道部の
橘 千歳
だ。
千歳は、外したモップと御剣をまじまじと見比べ、
「御剣君? まさか……あなたまで覗きを……」
「いや違うから! ここに橘を探しに来たんだよ」
「なんだ、そうだったのね、びっくりしたわ」
「ん? 小山内もここにいたのか。何を見て……」
千歳の背後から、じーーと
小山内 海
が観察している物に気が付き、慌てて御剣はそのビラを後ろ手に隠した。
「ちがう。違うぞ。このビラはたまたま、そこで拾っただけで……。
小山内おまえ、何か勘違いしているだろう」
『……えっち///』
「いやだから誤解だって」
状況が状況だし、慌てて弁解する姿がどうしても不自然に思えてしまうけれど……、と千歳は疑り深く思うが、聞けば御剣も、測量部の部長を探し出すことが目的だった。そのために、協力してほしいのだと言う彼と、こうして千歳と海も、その行動を共にすることになった。
「よし。どうやら俺たちの目的は同じようだな。
ではまず保健室に行き、
鷲尾先生
に頼み込んで先生のバストサイズを教えてもらうとしよう」
光の速さで、体育館の反対側にヒイている女子2人に気が付き、
「……おい? おまえたち、どうしたんだ……い、いや違うぞ。
鷲尾先生のバストサイズを交渉材料にして、測量部の部長と取引したいだけだ。
俺自身が知りたい訳じゃない。先生のFカップのサイズ数が何cmかなんて、興味も無い。
やめろ! だからそんな目で俺を見るな!」
しぶしぶまた近寄ってきた女子2人を後ろに従え、こうして御剣たちも体育館の外、北校舎の保健室に向かって走り出したのだった。
『……かたなくんも こういうの きょうみあるのかな?』
千歳に見せようとしたスケッチブックのページを、小山内海はしばらく迷ってから、またゴシゴシと消した。そのささやかな胸を隠すようにスケブを抱え直した、小さな少女の耳が桜色に染まっていたのか、はたまたきもちふくれっ面だったのか。
それは、見ている者がいなかったので、誰にも分からない。
<< もどる
1
…
10
11
12
13
14
…
29
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【身体測定】ドキドキ体育館☆乙女の秘密は危険がいっパイ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鈴木二文字
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
冒険
定員
1000人
参加キャラクター数
112人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年01月27日
参加申し込みの期限
2013年02月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!