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\ オーバータイム!/
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【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
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\ 哲学者シトラス・ガムダンは言いました、終わらせる事こそが次への始まりだと /
講堂の椅子の上に胡坐をかいていた
骨削 瓢
は、ついに あふりと大あくびをした。
最初こそ蜂の巣を突いたような混乱を愉しんでいたものの、いかんせん音声のみのお伝えでは、限界というものがある。
「長ったるいねぇ、まぶしいねぇ……少々ここにも飽きてきたよぃ」
「シトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダン」
うむ、間違い探しっぽく、版権等の問題ある発言があったら、どうしようと思ったが。結構、結構。
「…………」
聞き覚えのある声に、二つ目のあくびと共に尋ねる。
「邪衣はんかい?」
過去の賢人の名を呪詛のように繰り返す、熊の毛皮を被ったシャーマンの如き少年は、猫鳴館の自治会長・
邪衣 士
であった。
おまけのようにくっついた、ふさふさとした黄金色の尻尾――それは妖狐・
摂狐から彼が千切り取った
ものだった――が、纏った恐ろしげな雰囲気に、どこか可愛らしさを添えていた。
「シトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス・ガムダンシトラス……! ずっとこれの繰り返しだ!!」
取り乱した様子の士に、瓢はケラケラと笑って応えた。
「流石にそろそろ、うざったいねぃ。要するに、校長の首を取ればいいて解釈でよろし?」
「いや。長い話でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない。それより問題なのはこのまぶしさだ!!!! 見るに堪えがたい! 目がおかしくなりそうだ!!!」
「耳元で怒鳴られた あっしは、耳までおかしくなりそうだよぃ」
突っ込みどころの多い士の言葉に、にべもなく即座に茶化す瓢。
もし彼が真横に居る、士を目視出来ていたら「そんな暑苦しい毛皮を平然と被ってるのだって、十分おかしいよぃ」とでも、突っ込んだかもしれない。
士は深く息をついた。
瓢の言葉を、懸念したわけではない。瓢の人を食ったような調子も、これまた何時もの事だから。
「とりあえず講堂から出ようかい。目ぇ瞑ってようと、歩き続けりゃ壁に当たろう、壁伝いに扉を探して脱出を図るよぃ」
「そうか、気をつけてな」
瓢の動向を、さして気にすることもなく、士は指を3回打ち鳴らす。
【天の救い】
小規模な範囲で、天候を変化させる能力だ。
士は、その力で講堂の周囲を濃霧で包んだ。
奇しくも開け放たれていた2階の窓から、徐々に霧が流れ込む。
「俺が頭を触りに行こうとすれば、即迷子確定だからな……」
ガチ方向音痴の士が、講堂で行き倒れになるのも、それはそれで新たな伝説かもしれないが。
「今回は眩しいのだけ何とかする……という訳で、あとは任せた俺は寝る」
こうして彼は、立ったままの転寝を再開したわけだが、その姿はいつしか霧に包まれて、事件終了後まで誰も目に留まる事は無かった。
「ミユキちゃん、ミユキちゃん! しっかりして」
八十八旗 信彦
が可笑しな笑い声をあげて歩き回る、
北原 みゆき
の肩を揺さぶる。
「お水、飲ませましょうか?」
【天水分】で召喚した自販機の陰から、
薄野 五月
も覗き込む。
「ああ、レディ。こんな所で、正に命の水を恵んでくれる君に出会えるなんて。俺はなんて幸運なんだろう! 是非、お願いするよ。ああ、支払いは俺がするから、心配はいらないよ」
カード使用不能の店も、それなりに残っている寝子島。
最近、信彦は現金だって、ちゃんと持ち歩いているのだ。
「この自販機、ちゃんと紙幣にも対応しているね、良かったよ」
「あ、小銭なら私が……」
「いや、いいんだ。助けを求めるレディの数だけ、水は必要だからね」
みゆきに水を飲ませると、信彦は持てるだけのペットボトルを腕に抱えて、レディ達に水を分け与える救世主となるべく、講堂を闊歩し始めた。
五月の喚んだ自販機は、他でもオアシスの役割を果たす。
「わあ、お水がある!」
ろっこんの発動条件に、水が必要な
響 タルト
である。
「へへー、これで勝ったも同然だね!」
そう言って、タルトは水を被った。
ろっこん【チェシャ猫】の力で、彼女の姿は灰トラの猫へと変わった。
ボトムを、かりかりと引っかかれて
八神 修
は首を傾けた。
「響、付いて来いと言うのか?」
常闇 月
と共に自分も水分補給をして、一休みしていた修の問いに、タルトは にゃあ~んと長く鳴く。
「あ、そういうことか。猫なら虹彩で、光の量を調整出来るな」
制服のネクタイを外すと、一方を自分で握り、もう一方をタルトに引っ張ってもらって、前進を再開した。
講堂を一旦抜け出し、舞台袖に向かうつもりだった
島野 夏帆
と、外に使えそうな道具を探しに行こうとしていた
骨削 瓢
は、同時に出入り口に到着した。
「外まで出りゃあ光も届かんだろうし、体育倉庫に火薬でもあれば儲けだね」
物騒な事を呟きながら、口の端を吊り上げる瓢だったが、講堂を一歩出た途端に、むにっと何かにめり込んだ。
「うぷっ!! なにこれ!!?」
「き、気色悪いよぃ!」
出入り口の外では、濃霧の中、無数の巨大ねこゼリーがひしめき合って、行く手を阻んでいた。
「な、なんのこれしきっ!」
忍者マニアの祖父に、山奥で無謀な試練を課されてきた夏帆は、この思わぬ伏兵のゼリーを押しのけようと果敢に腕を伸ばすが、それさえもねこゼリーは飲み込んでいく。
「のしかかってきた!? か、夏帆ちゃん大ピンチ!!」
ちなみにねこゼリーは、それぞれ味が違っていた。
「しらす味って……あのネコ、腹でも空かせてたのかい!?」
「こっちは……まぐろ!?」
具入りの高級感溢れる感触から逃れる術はなく、二人は扉という支えを失って自重で倒れてきた、ねこゼリーに吸収されてしまったのだった。
恐ろしい……。
「ちょい待ち! なんだい、この妙な物体は? あたしは図書館に……ささ、み……?」
そこへやって来た
桜崎 巴
も、うっかり踏んだ ねこゼリー地獄へ落ちていった。
そして、最後の伏兵。ねこゼリー達が、ぷるぷると講堂に進撃を開始した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
45人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月31日
参加申し込みの期限
2014年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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