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\ オーバータイム!/
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【終業式】輝かしきピリオドを――夏休みを求めて!
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\ 哲学者シトラス・ガムダンは言いました、終わらせる事こそが次への始まりだと /
……。
「おうー、ばあば……もう春巻きは食べれないのだ……」
喧騒の中、
李 小麗
は完全に寝入っていた。
もぐもぐ口を動かして、美味しくて幸せな夢を見ているのかと思いきや、少し様子がおかしい。
「んぐぐ、からしをつけすぎなのだ、じいじ……。なんでそんなに、春巻きを口に入れるのだ二人とも……」
この蒸し暑さで、息苦しいせいもあるのかもしれない。
小さな手をパタパタと振って、夢の中の春巻きに、抵抗する小麗。
「や、やめるのだ、くるしいのだ……」
のけぞると同時に、がくんと頭が落ちた。
「……って、うぉ、寝てしまったのだ! そしてまだ校長センセの話が終わってないのだ。どういう事なのだ?」
覚醒し始めると、やはり気になるのは周囲を覆う凶暴なばかりの光。
「ふ、ふぁ!? まぶしっ……まぶしいのだっ! な、何が起こってるのだー……」
「お話が終わらないと、夏休みが……!」
彷徨い始めた小麗の傍を、偶然通りがかったのが、長い髪を三つ編みにした大人しそうな眼鏡の少女、
佐々良 縁
だった。
指の僅かな隙間から、縁の姿を認めた小麗だったが。
「眼鏡が反射して、うぉ、まぶしっ!! 目が、目がぁぁ……っ!!」
某大佐は、ここでも不動の人気を誇っていた。
「ご、ごめんなさい、大丈夫ですか?」
「あ……しゃおりーの方こそ、大騒ぎしてごめんなのだ。9組の李小麗なのだ、これはどういうことなのだ?」
「私は4組の佐々良縁です、実は校長先生のお話中に、かくかくしかじかで……」
事件をかいつまんで、説明する縁。
あんまりぱっとしない一学期だったから、お休みから色々頑張ろうかなって思っていた矢先。
「困りますよね……」
「ん、なるほど。しゃおりーが眠りこけてる間に、ナニカが起こったのか……」
「ええ。クローネ、ですっけ? カラスが緞帳に、羽根を差すのが見えたんですが。それからです、校長先生の……その、こんな事、言っていいのかわかりませんが……毛髪に不自由なさっている頭部が光り始めて」
「なるほどなのだ。それでさっきから、校長センセの頭をタッチして、帰るとか聞こえてるのか……」
縁の気遣いを、さらっと流し、小麗は納得した。
「よしっ! とりあえず しゃおりー達も行くのだ」
「え……でも……」
「縁、舞台まで行くのが辛いなら、しゃおりーが おんぶしていくのだ」
初対面の縁に対しても、人懐こく にぱっと笑いながら、小麗が背中を向ける。
「いえ、大丈夫です。その代わり……」
縁は自分より、更に少し小柄な小麗を遮蔽にしながら、一歩ずつ壇上を目指し始めた。
(何か光源を作り出してるものが、きっとあるはず……!)
小麗や縁と同じように、緞帳にまず注目したのが、
晴海 飛鳥
だった。
「今年の夏は、終わるまで油断するなってことだね! 上等! 校長ぶっ飛ばして夏休みに入るよ! 全力で!」
足元の動いてる椅子は、まぁ別世界だし、踏み越えたり蹴散らしたりしても問題ないよね? との言葉通りに、蹴散らしながら握りこぶしを作れば。
「穏便に頭タッチで済ますのだ……校長センセお爺ちゃんだから、ぶっ飛ばして怪我したら大変なのだ。なあ、縁?」
すぐに小麗から、全力のツッコミが入った。
「あ、はい。校長先生も被害者には、違いないですからね……」
話を振られた縁は、背筋を正す。
「なーんだ、校長ぶっ飛ばすって話じゃないのか、チッ! しかも式の途中って事になるし。それで、熊公に睨まれて終わる一学期って言うのも、胸糞悪いね」
舌打ちすると、飛鳥は ちょっぴり尊大に胸を反らす。
制服のポケットからハンカチを取り出すと、強烈な光から目を保護するようにあてがう。
「安全に! 確実に! ミッションクリア」
ハンカチから向こう側を透かして見れば、光源の位置くらいは確認出来た。
「校長の頭が光る原因が、あの緞帳かぁ。羽のある位置が分かればいいんだけど……分からない場合はもうしょうがない、大きな声で警告して、ろっこんタイム!」
クローネが突き立てた、羽根を除去する事を解決への道と考え、飛鳥は光源に対して真っ直ぐに立つ。
これまたポッケに忍ばせた、のど飴の包みを剥がすと、口に放り込んだ。
【ソリッドボイス】
のど飴を舐める事で、声が言葉の形をしたブロックに変化して飛ぶ ろっこん。
当たると痛い。
飛鳥は大きく息を吸い込むと、叫んだ。
「カモン夏休み!」
周囲の把握は難しかったため、校長を直撃しないよう、光源の上を狙ってブロックを放出する。
それが運よく没収されたブーメランを仕込んだリュックを回収し、緞帳を狙って投げていた
マウル・赤城・スティック
と見事にバッティングしてしまったのは、ご愛嬌。
「私も、手伝います」
「縁も、何か出来るのか?」
「はい、実は……」
示し合わせて小麗を屈ませると、縁は彼女の肩を支えに光源の方に腕を真っ直ぐに突き出した。
親指を上に、人差し指を真っ直ぐに目標に据えて。
縁の【ハンドピース】が、人差し指からエアブラシの様な風を放出した。
「うーん……光量に変化はないみたいですね。ろっこんの力が弱くて、風の威力がいまいちなのかも」
相変わらず莫大な光を放つ校長のハゲ頭に、縁は無念そうに眉をしかめたが、小麗の方はと言うと。
「おぉ、縁はろっこんで風が起こせるのか!? すごいのだ、縁♪」
無邪気に手を叩いて、喜んでいる。
そんな、今は姿の見えない彼女に、縁は親しみを覚えた。
(きっと、かわいい女の子なんでしょうね……)
「遠いなら、近づくまでだね!」
上級生の飛鳥は、今度は床を睨んで【ソリッドボイス】を発動させる。
「夏休み・よこせー!」
言葉のブロックが、椅子にぶち当たって道を作っていく。
「す、すごいです……」
「でもヒトに当たったら、あぶなくないか?」
「時間がないのだよ、さっき壇上が遠ざかってるって言ってる子いたしね! だから」
「死にたくない奴は、よけろーっ!」
ブロックを撃ちながらの、飛鳥の快進撃は続く。
「私達も、付いていきましょうか」
「そうするのだ」
縁と小麗も、はぐれないように手を取り合って、飛鳥の後に従った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
45人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月31日
参加申し込みの期限
2014年04月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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