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マダム千代子と永遠のブルー
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●歩こう
「また神魂かよ!」
参道商店街。
連絡を受けて駆けつけた少年剣士・
御剣 刀
は、歩いてくる一団に千代子の姿を見つけて、思わず声を張り上げていた。
「まあ神魂だろうね」
一方、クールさを失わないのは、若き放浪画家の
旅鴉 月詠
である。
子供のように小柄で可愛らしい少女だが、キャスケットを被って腕を組む堂々たる様は、頼もしさすら感じさせる。
「マジで何でもありだな……」
額を押さえる刀の横でくすりと笑うのは、月詠とは対照的な長身に黒髪が映える、
弘明寺 能美子
。
「誰かの ろっこんの力か、本当に奇跡が起きたのか分からないけど。誰も不幸にしないならいいじゃない」
「……そうだけど」
切れ長の美しい瞳を細める能美子を、刀は半ば茫然と見つめた。
だが目が合った途端、能美子は刀を睨みつける。
「な、何よ、御剣さん。私の顔、何かついてる?」
「え、違っ……! ただ、めずらしいなと思ってさ」
「珍しい? 何が」
「いや、その、笑ってたから」
「笑……」
言い繕う刀に、能美子は一寸赤くなる。
「失礼ね。私だって……笑う事くらいあるわ」
言い捨てると、能美子は駆け出した。
「うぅ、またしくじった」
何がいけないんだろうと肩を落とす刀に、月詠は鷹揚に笑った。
「ごきげんよう、マダム千代子さん。お久しぶりです」
「まあ。ごきげんよう、能美子ちゃん。お会い出来て、嬉しいわ!」
千代子が能美子のしなやかな手を取る、くしゃりと笑う顔は、皺だらけの老婆ではない。
「あれだけハッキリした神魂が、それも一般人に分かるようなのも珍しいが……」
やり取りを観察しながら月詠がポツリと呟き、刀はそれに同意した。
「本人が凄く喜んでいるから、良いんだけれども。
神魂もいつもは厄介事ばかりなのに、偶には良いことするよな。もしかしたら神魂は、強い願いを叶えてしまうのかもな」
「神魂は『願い』に惹かれる性質をもつ神の悪戯、というのは間違いないだろう。
彼女は『少しでも長く生きたい』と思ったのだろう? 生に足掻くのは良いことだよ。
善悪を知った人間は、皆等しく死に向かっている。
それは決して特別な事ではなく、自然な事だが……」
月詠は言葉を切った。
「死を恐れる、生に未練がある事は人間らしい感情だから」
誰にともなく発せられた言葉に、刀は頷く。
「そうだな。俺も遣り残した事があるうちは、生きるのを諦めたくない」
「……ところで、張り切ってるね?」
「今、シリアスに決めてたんだけど」
月詠の突っ込みに、刀は体の前後にぶら下げた、宣伝用の看板を見下ろして弱々しく抗議した。
「ふふ。それは、失敬。
さあ、私達も行こうか――今日を、特別な普通の日にするために」
「ああ!」
「こんにちは、マダム。ご機嫌はいかがですか?」
軽く帽子を持ち上げて挨拶する月詠に続いて、刀も頭を下げる。
「まあ、月詠ちゃんに……刀くん? その出で立ちはどうなさったの?」
千代子が目を丸くする。
「これが食事会でお話した、
サンドウィッチマン
ですわマダム」
能美子が誇らしげに紹介してくれたので、刀も気取ってポーズを決めた。
「まあ、これがサンドウィッチマン! まさに生きる広告ですわね」
「今日はご一緒に、参道商店街を流してみません?
私だけでは不安なので、サンドウィッチマスターも一緒ですわ! ねえ、御剣さん?」
ぐい、と能美子の手が半ば強引に刀の手を掴む。能美子の思いがけない行動に、一寸ポカンと口を開けた刀も、慌てて同行を申し出た。
「皆さんよろしくお願い致しますわね」
千代子は丁寧に頭を下げた。
(私と身長も……体型もそんなに変わらないって事は、マダムは相当 男性にモテたんじゃないかしら)
元モデルの能美子は、千代子のご年配ファッションにモデル魂に火がつき、コーディネイトしてみたいなと思った。
(でもワンシーズンで換えのきく流行ものより、ずっと使い続けられるものを買った方がいいわね)
「ねえ御剣さん、鞄を専門に扱っているお店あるかしら?」
能美子の問い掛けに、刀は揚々と頷く。
「ああ、サンドイッチマンの名に掛けて案内させて貰うよ」
刀に案内されてやって来た鞄店。
会話の中で、それとなく好みを聞き出して能美子が選んだのは、お揃いのショルダー。
年齢やシーンを選ばない、ベーシックなデザインだ。
「肩掛けなら両手が開くし、好きな時に使えると思いまして」
「使い勝手が良さそうですわ」
盛り上がる彼女等を余所に、月詠は広げたスケッチブックに目の前のやり取りを描き写していた。
「へー、うまいもんだな」
覗きこむスレた長身の少年に、月詠は目だけ動かして名を尋ねた。
「
新江 天懸
、あんたは?」
「私は
旅鴉 月詠
という変わり者の絵描きだよ。良かったら君も描いて構わないかな?」
「へ、俺!? 俺なんか描いて、どうしようってんだ?」
「君は、なかなかどうして、いいモデルだよ。
今日は写真も撮って、後でコラージュにしてマダムにプレゼントしようと思うんだ。
どうだろう? 是非、マダムの思い出を彩るのに協力してもらいたい」
「天懸さん、楽しそうですし……乗ってみませんか……?」
肩に小鳥を乗せた
御巫 時子
が促せば、天懸は浮かない顔ながらも頷いた。
「ありがとう。お気に召すよう、全力を尽くさせて貰うよ」
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担当ゲームマスター
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マダムキラー
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月07日
参加申し込みの期限
2014年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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