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マダム千代子と永遠のブルー
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●約束
「よお、婆さん。見違えたじゃねえか」
不敵な表情。軽口を叩くスマートな青年に、千代子の笑顔が輝く。
長身に黒いスーツ、髪はオールバック、銀縁メガネをかけた大人の色気漂う男性は
神無組
の四代目・
神無月 文貴
だ。
不遜な態度とは裏腹に義理と人情で生きる彼は、誰より早く千代子の元に駆けつけた。
「お久しぶり、組長さん。来て下さったのね」
「久しぶりだな、婆――ああ、今はマダムって呼ぶか。マダムが俺に会いたいだろうと思ってな」
「ええ、お会い出来て嬉しゅうございますわ」
そう言われては悪い気はしないらしく、文貴も「そうだろう」と満更でもなさそう。
「そうだわ。斑ちゃん達に、お会いしたいですわ」
「それもいいが今日はマダムを、もっといい所へ案内するぜ。いいだろう?」
お任せしますという千代子を引き連れ、文貴は一軒の映画館へ向かった。
「ここだ、
ミニシアター【Lumiere】
。俺の女……皐月って言うんだけどよ、趣味で経営してる映画館さ」
硬質な靴音を響かせて通路の先を文貴が歩き、カウンターで足を止める。
管理者らしき女性が、ゆっくりと二人に視線を向けた。
「よお、皐月。約束通り、来てやったぜ」
「文貴が来たいって言ったんだろ」
文貴の恋人・
鳳翔 皐月
はぶっきらぼうに答えると、立ち上がって千代子達に向かって会釈した。
「何もないが、ゆっくりするには丁度いいはずだ。楽しんでいってくれ」
「ありがとう。お邪魔致しますわ、お嬢さん」
「見たいモノがありゃ言え。ローマの祝日もガジラも、ここにゃ何でも揃ってる。
皐月は骨の髄まで映画通だからな 必ずマダムのお目にかなう逸品が見つかるさ。リクエスト承るぜ」
愛してやまない恋人の事を、誇らしげに語る文貴。
「そうね……今は笑えるものが、よろしゅうございますわ」
「なるほど、俺の一押しは香港ノワールやガンアクションだが、病み上がりのマダムにゃ、ちと刺激が強すぎるかもな。フム、喜劇」
思案した文貴が、ポンと手を打った。
「そうだ、皐月が手を貸してマタ大生が撮った
自主製作映画
があったろ」
「『恐怖! ミドリ人間の龍来』の事だよな?」
「ありゃ傑作だ、腹ァ抱えて笑えるぜ」
「組長さんのお勧めなら、間違いないわね。お願い出来るかしら?」
「ウィ、マダム」
小さなシアターを貸切にすれば、薄闇を切り抜いた非現実を味わう贅沢が、この上なく心を満たしてくれる。
山盛りにしたポップコーンとコーラを抱え、文貴は中央にどっかり腰をかけた。
「開幕のブザーが鳴って 館内がだんだん暗くなってく……この瞬間が病みつきでよ」
どこか感傷的な文貴の横顔を両サイドから固めるのは、皐月と千代子。
「家で寛いで見るのも悪かねえが、映画館で見る映画はド迫力でまた格別だ」
「仰るとおりですわね」
「お、マダム。分かるかい?」
「ええ、何より人との距離が近くて、暖かい感じが致しますわ。本当に来て下さって、ありがとう。組長さん」
心からの感謝を込めて、微笑む千代子の肩に、文貴は腕を回した。
「アンタ美人だな、俺の愛人にならねえか」
「え?」
驚く千代子と見つめ合う事、数秒。文貴は、ククと笑いを押し殺す。
「なんてな。冗談だよ、さすがに人妻は口説かねー」
「まあ、吃驚致しましたわ」
「お。この主題歌、娘が歌ってるんだぜ」
うっとりと聞きほれる文貴の隣で、千代子は熱心に耳を傾ける。
「美しい歌声。きっと思いやりのある、優しいお嬢さんなんでしょうね」
「ハハ、親バカって笑うかい? でも目に入れても痛くねえって程の、唯一無二の存在さ。そして……」
文貴は黙ってやり取りを見守っていた皐月に顔を寄せると、その頬に軽く口付ける。
「なっ、文貴」
「ご覧の通り、俺と皐月はアツアツの恋人同士。
娘の卒業を待って籍を入れるつもりだが、式にはアンタも招待してえ」
「組長さん……」
千代子の瞳の中で、喜びの光が揺らめくのを見据えて、文貴は強気に笑う。
「元気になってくんなきゃ、困るんだよ」
「ええ、是非。晴れ姿を見に、伺いますわ」
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月07日
参加申し込みの期限
2014年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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