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マダム千代子と永遠のブルー
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●慌しい一日
9月初旬。
三下 千代子からの連絡を受け、
八神 修
は専属ドライバーの風間を呼んだ。
「風間、東京まで頼む」
常より早い語調から察した風間は、急ぎ車を横付けにしてドアを開く。
「カーキー、カエサル、カール、留守を頼んだぞ」
愛犬の頭を優しく撫でると、修は後部座席のシートに身を沈めた。
時間を惜しんで、修は友人の
後木 真央
と連絡を取った。
『東京? 修ちゃん、マダムちゃんに会わないのだ?』
元気な真央の声が明らかにトーンダウンし、修は発言を補足した。
「俺は買物をしてから会うよ、何を買うかは秘密だ」
悪戯っぽく笑うと、修は思い出して付け加えた。
「そうだ、戻ったら夫人を招いてパーティを開くつもりだ。真央も参加するだろう?」
『モチのロンなのだ! パーティ楽しみなのだ、また後でなのだ♪』
「ああ、夫人の事は頼んだよ、真央。何か変わった事があったら連絡してくれ」
(神魂異変は大体1日で終わるから、急げば間に合う)
「風間、出来るだけ急いでくれ」
「はい、修様」
修は細い顎に指を絡め軽く思案すると、参考書に視線を落とした。
海に掛かる橋を、車は静かに渡っていく。
真央は、看護師の
拝島 薫
に電話を掛けていた。
千代子がいつ退院出来るか尋ねたが、薫は分からないという。
「にゃふん、薫ちゃんでも分からないのだ……?」
『悪い意味じゃないよ、実は――』
千代子の手術は万全の体制で行われる。
一番の問題は患者の体力だが、癒しの ろっこんを持つ、
黒依 アリーセ
と
毒島 林檎
の二人が協力を申し出ていた。
『前例がないから正確な事は言えないけれど、負担が軽減されるのは間違いないね』
「ほわぁ……流石の二人なのだ、手術きっとうまくいくのだ!」
千代子の快癒を願う真央にとって、彼女等は心強い味方だった。
『皆に想われて、マダムはとても幸せだね』
「うん、うん……。あ! 薫ちゃん、こないだの
お人形
の事なんだけど……」
真央が言うのは、寝子島総合病院の子供達のため、薫が作ってくれたキモぶさぬこ人形の事。造形がアグレッシブすぎて、渡すに渡せなかったのだが。
『ああ、子供達喜んでた?』
薫の一言に、真央は打ちのめされた。
「ふぁぶっ!? ウ……ウン、あの、でもね、め、目が取れそうだったから、一旦持ち帰ったのだ。
薫ちゃん、これマダムちゃんに見せても構わないかなぁ?」
『いいよ、それじゃ私はこれから往診だから』
「うん、真央ちゃんもお出かけするのだ、またねなのだ♪」
真央はスマホを仕舞って、深呼吸をした。
見上げた空は、染みるほど眩しいブルー。
千代子の本当の痛みを、自分は知らない。アリーセや林檎のように、傷を癒す事も出来ない。
願うだけ、それでは届かないと知っている。
けれど、これしか出来ないと分かっているから。
握りこぶしを作って気合を入れなおすと、真央は白いスニーカーで大地を蹴った。
●三下邸
地下へ続く階段を下っていく、足音が大小。
突き当たりの扉を開けば、四十絡みの男が膝を抱えて蹲っている。
犯した罪によって追い詰められ、
発狂した
三下 ゴロー
だ。
ゴローは少女と三下家の使用人には気づかず、茫然と床の一点を見つめていた。
四方には、監視カメラ。ゴローの ろっこんを封じるために、館の主が用意させたものだ。
「確認出来ましたか? もうずっと、こんな状態ですよ」
使用人が言い、少女――
普堂 しおり
は改めて、聞いていた事実を悟った。
「さあ、戻りましょう」
「ごめんなさい、ちょっとだけ待って」
一刻も早く立ち去りたいらしく落ち着かない使用人を待たせて、しおりはゴローに歩み寄った。
「ゴローさん、はじめまして!」
しおりは勤めて明るく声を掛けた。
それで初めて しおりに気付いたゴローは、目を見開きブルブルと震えだした。
「お姉ちゃん、誰……?」
ゴローの言葉は抑揚なく聞き取り辛いが、しおりは耳を寄せ理解に勤める。
「私は普堂しおり、よろしくね」
零れてきた髪を耳にかけ、しおりは屈みこむと子供に対するように微笑む。
「……ママ、ママはどこへ行ったの?」
「ゴローさん、お母さんのこと気になる?」
尋ねれば、鈍い動きだが彼は確かに頷いて。
「ふふっ、じゃあこれ! ゴローさん書いてください、お願いしますっ♪」
しおりが差し出したのは、一枚のカードだった。
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月07日
参加申し込みの期限
2014年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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