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\ オーバータイム!/
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マダム千代子と永遠のブルー
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●はらべこ
「後木からの連絡で聞いてたが……本当に若返ってるのか……」
薬局『アネモネ』
の一人娘・
毒島 林檎
は、小さな声で「マダム、綺麗……」と息を呑んだ。
男言葉で虚勢を張ってはいるが、精神面ではナイーブな彼女。建前の後に、無意識で本音を漏らしてしまう癖がある。
千代子の足取りは、死の床にある病人とは信じられないパワーに溢れているが、神魂の影響だとすると……。
「突如、急変を起こすかもわからない……お勧め紹介するがてら、ついていこう」
何かあっても傍に居れば、すぐにサポート出来る。
「心配だし、マダムと一緒に食べ歩きしたいもん♪」
合流を果たした林檎だったが、通りで体をふらつかせる少女を発見し、慌てて支えた。
「どうした、貧血か?」
だが林檎の腕の中で、トロンとした目をしばたかせた少女は、陽気に笑っている。
「酔っ払ってるんじゃないのか?」
刀は少女を見下ろして、眉根を寄せた。
寝子高の制服を着た少女は、くてんとして、何故か靴下を履いていない。
「まさか、未成年でしょう? ちょっと失礼」
能美子も顔を寄せて、少女の呼気を嗅いだ。
「うん、お酒臭くは無いわ。でも……」
しどけなく林檎に身を預ける少女は、どうみてもヨッパライのそれであった。
それもそのはず、少女・
酒浸 朱蘭
は ろっこん【似非バッカスの施し】の力で、ノンアルコールの液体で酔っていたのである。
同行したいと訴える朱蘭を連れ、一行は林檎お勧めのラーメン店
『はらべこ』
に向かった。
「マダム、食べれないものや苦手なものはありませんか?」
旅鴉 月詠
がさりげなく気を配ったが、千代子は首を横に振った。
「これといってございませんわ。私、ラーメン屋さんって興味があったのよ」
「お~、ラーメン! やっぱシメは、ラーメンに限るよなぁ」
薫るダシに、朱蘭は大喜びだ。
「源次郎さん、よろしく」
「こんにちは、源次郎さん……いただきに参りました……」
林檎と
御巫 時子
が挨拶すると、貫禄ある老店主・霞 源次郎は「きよったか」と口角を上げる。
林檎が「美味しいラーメンで皆を驚かせてね、お爺ちゃん♪」と嬉しそうに呟き、源次郎は重々しく頷いた。
朱蘭に肩を貸していた
新江 天懸
が、彼女をテーブル席に座らせる。
「うぇ~い、ご苦労ご苦労!」
「ちょっと、マジでいてえんだけど……」
迷惑そうな天懸の背中をバシバシ叩いて大はしゃぎの朱蘭を、両側から支えるように林檎と時子も席に着いた。
「へえ、はらべこか。寝子島グルメを語るなら外せないよな」
刀は看板を入り口に立てかけると、カウンター席につく。
お嬢様な能美子は、飾り気がない丸椅子に恐々座ると、しきりに店内を見回している。
不安そうな横顔に、世間知らずなところがマダムと同じだな、と刀は微笑ましい気持ちになっていた。
「弘明寺、この店の味は、俺が保証するぜ」
「そうなの? お勧めはあるのかしら」
「全部だよ」
自信たっぷりに、刀は胸を張った。
「御剣さんがそこまで言うなら、思い切って食べてみようかしら……」
「ああ。弘明寺も今日は楽しもうぜ」
その言葉に、まだ迷っていた能美子の表情も和らぐ。
「そうよね、今日はマダムと楽しく過ごすって決めたのだもの」
値段はみな、500円未満と安い。
正直期待はしていなかったが、スープを一口飲んだ能美子は驚愕した。
「美味しいわ……!」
厨房に立つ源次郎は、したり顔をしている。
「雑味が無くて、とても上品ね。でも採算は合うのかしら?」
「まあ、半分道楽みたいだしな」
それでも味は、天下一品。醤油ラーメンを啜りこみながら、刀は苦笑した。
「ふにゃあ! 皆、はらべこに来てたのだ!? 美味いものあるとこに食キングあり、真央ちゃん惨状なのだ!」
そこへ
後木 真央
も合流し、源次郎の動きを観察していた月詠が軽く手を上げた。
「やあ、来たね」
「お待ちどうさまなのだ~!」
形ばかりの挨拶を終えると、また月詠は厨房に注意を向ける。
手元のスケッチブックには、生き生きと働く老人の姿が躍動感溢れる筆致で描かれ、千代子は完成が楽しみだとニコニコしている。
「惚れ惚れする、食べっぷりですわね」
千代子を前に、林檎は安定のメニュー全制覇を果たしていた。
チョコレートのメニューがないか、林檎は源次郎に尋ねたが、残念ながらそれはメニューに無かった。だが時子が勧めてくれた、杏仁豆腐をシメに食べて千代子はご満悦のようだ。
「運動した後の味は格別なのだ、五臓六腑に染み渡るのだ♪」
「こんなに美味しいものが、この世にあったなんて。私、食いしん坊なのに、存じ上げませんでしたわ」
「気に入ってもらえて、良かった」
林檎の声も、「皆で食べると美味しいよね♪」と弾む。
朱蘭もズルズルとラーメンを啜っては鼻歌を歌い、伸ばした足の指をぐーぱーしながら上機嫌。
「ラーメン最高、しみじみするぜぇ」
「はらべこもウマイけど、次に来る時はお勧めの
お好み焼き屋さん
にも行きましょうなのだ♪」
「ええ、是非」
お喋りしながらの昼食を終え、どんぶりはすっかり軽くなった。
「源次郎さん、今日も美味しかった。また寄らせて貰う」
林檎が「お爺ちゃん、またね♪」と言い添えながら、特上の笑顔を見せれば
「とっても満足しました……これからもお体に気をつけて、美味しいラーメンを作ってくださいね……」
時子も源次郎に挨拶し、一行は はらべこを後にした。
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担当ゲームマスター
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マダムキラー
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月07日
参加申し込みの期限
2014年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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