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マダム千代子と永遠のブルー
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●夢
新江 天懸
はブラブラと通りを歩いていた。
まだ中3ながら威圧感漂う天懸に、すれ違う人は圧倒され、関わりを避けて距離を取っていた。
それを180の高身長から、冷めた目で見下ろしていた天懸だったが
「ごめんあそばせ」
後ろから追い越した女性に、目が釘付けになった。
年齢は一回り近く上だろう。着ている服は地味だが仕立てが良く、不思議な存在感がある。
服がレトロなら、お洒落にこだわりがあるのだろうと即座に分析したが、何より天懸が注目したのは、その女性の容姿だった。
かっちりしたデザインの服が窮屈に見える、グラマラスな体つき。
(おー、この街にもいい女いるんだな。だったらする事は一つだっての)
天懸の決断は早かった。
まず、その服可愛いねって声かけるだろ。
それからシーサイドタウンにある古着屋とか、飯屋で軽く打ち解けて……。よし!
Uターンして女性の後を追いかけると、先程までとは一転、人懐こく笑みを浮かべた。
「あのースミマセン。シーサイドタウン駅って、どっち方面か分かりますかー?」
観光客を装い「道に迷っちゃって」と低姿勢な天懸に、振り返った彼女は「それはお困りね」と表情を曇らせた。
「待ち合わせの時間までのつもりでブラっとしてたら、戻れなくなっちゃったんすよね」
「お友達といらしたのね? どこかに案内板があると、良いのだけれど……」
キョロキョロと、辺りを見回し始めた彼女だったが
「そうですわ、こんな時こそGPS」
レトロなデザインのハンドバッグから、携帯電話を取り出した。
ところが、どう弄ったらいいのか分からないのか、キーを押しては戻ってを繰り返し、首を傾げている。
(って、これシニア携帯じゃね? 目でも悪いのか?)
「GPS登録してます?」
天懸の問いに、彼女はころころと笑った。
「手続きが必要でしたのね、どうりで動かないはずですわ」
「……お姉さん、どこに行くつもりだったんすか?」
「そう、そうよ! 私も皆さんと、寝子島の名所を回ってみるつもりですのよ。
よろしければ、貴方もご一緒しませんこと?」
唐突な誘いに、天懸は益々興味を持った。一瞬だけ目を伏せ、観念して白状した。
「サーセン! 俺、ほんとはお姉さんをナンパしたかっただけなんす」
「あら、そうでしたの? ちっとも気づきませんでしたわ」
暢気に笑いながら、彼女は言う。
「そういえば、私、貴方のお名前も伺っておりませんでしたわね」
「あ、俺は新江天懸っす」
「天懸くんね、ご立派なお名前ね」
思わぬ君付けに、ずっこけそうになった天懸だったが、気を取り直して尋ねる。
「お姉さんは、なんていうんすか?」
「私は三下 千代子と申しますの。今日はお願いしますわね、天懸くん」
『somnium(ソムニウム)』はシーサイドタウン駅近くにある、
木原 高明
・
木原 伊都子
夫妻の経営する店だ。
木原夫妻の人柄や手作りスイーツ、一点物の雑貨に魅了され、虜となった地元民も少なくない。
「雰囲気のいいお店ですわね」
嬉しそうな千代子や、アイスコーヒーを啜る
新江 天懸
とテーブルを挟み、向かい合わせに座るのは、合流した
御巫 時子
。
「気に入ってもらえて、良かったです……このお店のご夫婦は、とても仲が良いんです……」
三つ編みを揺らして、穏やかに微笑む。傍に居るだけで、癒されるオーラを持つ少女だ。
「このケーキも、手作りなんですよ……」
「まあ。愛情を感じますわね」
無花果のタルトを口に運べば、芳醇な味わいが広がる。
解けていくクリームに舌鼓を打ちながら、繊細な装飾が施されたティーカップを持ち上げ、紅茶を一口。
「先日は皆で、
エッグキャンドル
を作ったんですよ……私はお友達の鳥さんを描きました……」
「鳥とお友達なんて、素敵ですわ」
「ええ、皆、優しくて素敵なお友達です……」
「私も年を取ってからは遠ざかっているけれど、物を作るのが大好きなんですのよ」
(トシって?)
天懸が神妙な顔をするのをよそに、千代子が高齢者なのを知っている時子は、特に疑問を感じる事無く、互いに育ちの良さを感じさせるお喋りに花を咲かせている。
「私、息子が5人おりまして、小さい頃はよくセーターを」
千代子の爆弾発言に、天懸はコーヒーで咽た。驚いた時子が、ナプキンを差し出す。
「大丈夫ですか、天懸さん……」
「あ、ああ」
天懸は、時子に誘われて小物を選びに席を立った千代子の後姿を、狐につままれた気分で眺めていた。
汗をかいたグラスの中で、氷がからんと落ちた。
「まるで宝箱のようですわね、目移りしてしまいますわ」
「選ぶ時間も、ワクワクして楽しいですよね……。
千代子さんの服に合わせるなら、これはどうでしょう……?」
時子は蔓草をモチーフにしたブローチを、千代子に勧めた。蔓の部分は自由に曲げ伸ばしが可能で、シーンに合わせて印象を変える事が出来る。
「まあ、小洒落てること。そうね、時子ちゃんが選んでくれた、これに決めますわ」
紺のワンピースの胸元をブローチで飾って、千代子は幸せそうに笑った。
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ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月07日
参加申し込みの期限
2014年10月14日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月14日 11時00分
参加キャラクター一覧
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